PFI事業/Private Finance Initiative

大阪府箕面市で計画されているPFI事業、水と緑の健康都市第一期整備等事業の落札者がアナウンスされた。落札額が132億円のビッグプロジェクトであったが、保留地処分など事業的な難しさもあって応募企業は1社だけであったようだ。

http://www.pref.osaka.jp/minoh/pfi/pfi(kukaku)/pfi(kukaku).html

このプロジェクトの審査では、施設整備や保留地販売などの項目に加え、自主提案事業が求められている。講評では、「(自主提案事業である)里山運営事業やタウンマネジメント事業により、まちの魅力度向上や住民・来訪者への利便性確保に貢献する点が評価できる(略)」と述べられている。

里山運営事業に関する詳しい情報はまだ把握していないが、恐らく板橋区サンシティや港北ニュータウンで実施されている活動と類似のを提案をされているのかなと想像する。いずれにしても、今後の動向に注目したい。



それにしても最近のプロジェクトを見ていると、ハコ物整備の行き詰まりと、マネジメントシステムの必要性を強く再認識させられる。大学に入りたての頃、「実際に利用しているシーンをイメージして設計すること」「造園は工事が終了してからが勝負」などとよく指導されたものだ。現在、我々が目指しているものとは少しずれているかもしれないが、広い意味でハード+ソフト/プログラムの両方を常に考えることは造園/環境デザイナーにとって基本ですね。(シメがワンパターンか..)





コメント

  1. Unknown


    ランドスケープ業界にいるとホントに扱う内容が広いと思う。この業界の人がよく言うセリフ。私自身もたくさん実感しています。ハード+ソフト/プログラムを同時に考えられるセンスが養われる環境で働けるひとはいるのだろうか。ランドスケープの職域も分業化されて、それぞれでコミュニケーションが十分取れていない場合も多いと考えています。〆がワンパターンと書かれていますが、なかなか難しい問題です。職域の垣根を作る時代はそれぞれの専門性を深めてよかったのですけど、新規性はシステム技術でしょうか。

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  2. Unknown


    そーですよね。我々の対象分野をどうとらえるのか?は根本的な問題と思います。また、専門の細分化に伴い、プロジェクト全体を見る能力をいかに成長させていくのか?も顕在化してきた問題ですよね。ご指摘のように「コミュニケーションが取れていない」ことにも原因があると思います。結局”飲みに行こう!”てことか(一人で納得)

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