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5月, 2019の投稿を表示しています

ランド系大学の学費と投資対効果

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MLA ROIというタイトルで、米国のランドスケープ学生が減少している理由を、投資対効果(投資利益率)から解説している記事がLAM誌で紹介されていました。
大学の学費を投資、将来収入をリターンとしてとらえたときに、どのようなROI(投資利益率)になるのか? を説明しています

主な内容は以下の通りです



米国のランド分野の就業人員数は2006年の45,000人をピークに、2016年には2.5万人を下回る水準まで減少しているASLAのデータによると2013~2017年の間にBLAプログラム(学士)の入学者数は15%減少した。また、MLAプログラム(修士)の入学者総数は変わらなかったが、国内の志願者は16%減っており、海外留学生が定員をカバーしている。平均的なMLAの学生は$39,284の学生ローン(DesignIntelligenceデータ)を抱えて卒業し、平均年収$65,760(労働統計データ)を得るので借金に対する収入は1.67の倍率となる。これに対し、建築分野は1.72、インテリアデザイン分野は1.32となっている。また大学院生の入学者数は建築分野も10%減少、都市計画分野も11%減少している。一方、IT分野は平均年収が$84,580であり、一部では10万ドルを超えている。IT分野は学費がランド系分野と同レベルのため、ROIから検討し、こちらに学生が流れたのではないか?BLAとMLAの比較では、MLAを取得したからと言って生涯年収が大きく上昇することはなく、実務経験を積むことが重要だとのコメントを紹介しています。別の視点で、学費が年間5万ドルを超えるハーバードと1.2万ドルのカンザス州立大学も比較しています。この2校では卒業までの必要経費に4倍もの差があり、アイビーの学位が4倍もの価値があるのか?(Is an Ivy League degree really four times more valuable?)とのコメントが紹介されています。

その他、ランド分野での女性の活躍状況やオンライン教育の発展などに関しても、その課題などを説明しています。詳しくは本文を確認ください
https://landscapearchitecturemagazine.org/2019/05/28/mla-roi/

こうしてみると日本の学費は安いなと改めて感じます。高額な学費だからこそ、…

外遊びの重要性/Outside Play

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ニューヨークタイムズに”Making Playgrounds a Little More Dangerous”と題した子供の発育と外遊びの重要性に関する記事が掲載されていたのでメモします


屋外で危険性のある遊び(risky play)が子供の心身の健康に大きな効用があることがいくつかの研究成果として示されています。

たとえば、ノルウェーの研究では外遊びが恐怖心をコントロールすることに役立つことが示されています。
https://www.researchgate.net/publication/249047571_Categorising_risky_play-How_can_we_identify_risk-taking_in_children's_play

また、イギリスとアメリカの研究データでは固定遊具が少なく、ツリーハウスやのぼり場など一見危険な要素を持つ遊び場のほうが、滞在時間が長くなりケガも少ないとの結果が出ているそうです。
https://static1.squarespace.com/static/562e1f86e4b0b8640584b757/t/5a4cdf2f0d929722a0ed3085/1514987350174/LondonFullStudyReport.pdf


実際、外遊びに関する21の研究論文をレビューしたところ、以下のようなプラス効果が示されたそうです。
 The systematic review revealed overall positive effects of risky outdoor play on a variety of health indicators and behaviours, most commonly physical activity, but also social health and behaviours, injuries, and aggression.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4483710/


下記サイトでは外遊びの計画をステップを踏んで検討できるツールが用意されています
https://outsideplay.ca/



バイオフィリックデザインのパイロットクレジット/LEED

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LEED 新築v4のバイオフィリックデザインに関する基準の備忘録
個人的にはクライテリアDやEが重要かと思います

---(原文転載)
The five design strategies must address at least one of the following criteria: A. The project design provides regular access to Nature in the Space as defined in 14 Patterns of Biophilic Design (or Environmental Features, Light and space, Natural Patterns and Processes, as defined in Biophilic design: the theory, science and practice of bringing buildings to life, Table 1-1).B. The project design offers Natural Analogues as defined in 14 Patterns of Biophilic Design (or Natural Shapes and Formsas defined in Biophilic design: the theory, science and practice of bringing buildings to life, Table 1-1).C. The project design has spatial properties that align with the Nature of the Space as defined in 14 Patterns of Biophilic Design (or Evolved Human-nature Relationships as defined in Biophilic design: the theory, science and practice of bringing buildings to life, Table 1-1).D. The project uniquely connects people to the p…