日本橋の景観

朝日新聞より


「日本橋の空、広げてみよう」小泉首相が景観保護に意欲


2005年12月27日21時20分






 「お江戸日本橋七つ立ち」と唄(うた)われた東京都中央区・日本橋の景観保護に、小泉首相が強い関心を寄せている。上空を首都高速道路が走っているが、首相は26日、記者団に「夢をもって、日本橋の上を思い切って空にむかって広げてみよう」と訴えた。専門家にも新しい景観づくりの方針をまとめるよう依頼。27日には、国土交通相時代に話を持ち込んだ扇千景参院議長と見直しを再確認した。
 日本橋は、徳川家康の江戸入府後に架けられた五街道の起点。現在の石造りの橋は1911年にできた。過去、首都高の地中化案も浮上したが、具体化には至っていない。
 扇議長によれば、03年の創架400年の際、景観見直しが本格化し、首相も賛同。最近では、10月19日の専門家との会合や、11月22日の内閣官房幹部との会食の際、見直しの必要性を熱っぽく訴えたという。
 26日、首相官邸で日本経団連の奥田碩会長や作家の三浦朱門氏らと会って、自民党総裁任期が切れる来年9月までに方針を作るよう頼んだ。記者団に「昔ながらの名所を復活すれば世界的な名所になる」と強調した。



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