農業十三耕/ベスト・ティーチャー賞

 昨日、風景計画学研究室のOB会があり参加した。そこで、昨年度ゼミの研究内容を取りまとめた「農業十三耕」という資料を頂戴した。研究室メンバー13人が参加しているのでこの名がついたようだ。

 この冊子、なかなか面白いテーマを取り上げているのでここでその一部を紹介したい。

・文化の中に息づく農業

 山形県白鷹町における紅花栽培とそれを核にしたまちづくり/観光振興を取り上げている

・顔の見える農業~イトーヨーカドー”顔の見える野菜”の概要~

 ご存知IYのブランド戦略を実際の生産者や売り場担当者へのインタビュー取材を経て紹介している。

・精進料理にならう農業のあり方「地産地消のすすめ」

 「地産地消」の理念と精進料理を結び付け体験取材を通した考察が紹介されている。

 そのほかにも、「塩田風景と燃料としての松」「稲作体験ツアーと田んぼアート」など興味深いタイトルが並んでいる。造園業界は元気がないと言われているが、行間からゼミの活発な議論、研究への精力的な取り組みが伝わってきた(後輩達は我々バブル時代の先輩よりずっと優秀なようだ)。まちづくり関連業務のヒントになりそうなネタも多く、今後の参考にさせていただきます。

  ところで、研究室の古谷助教授が平成16年度の千葉大学ベスト・ティーチャー賞に輝いたそうだ。なんでも、「学生による授業アンケートで突出して高い評価を得ていることや、緑地環境学プログラムのJABEE認定にかかわる活動や教育改善に関係する委員会活動等が評価されました。」(ウエッブより)とのことだ。本当におめでとうございます!

NEWS: http://www.h.chiba-u.jp/oshirase/oshirase2005_1.htm

研究室: http://www.h.chiba-u.jp/fuukei/

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