猛暑日における屋上緑化のヒートアイランド抑制効果について



 国交省から、屋上緑化の効果に関する標記発表がありました。



結果は次の通り












1緑化されていないタイル面の表面温度は56.1℃まで上がり、芝生面との表面温度差が最大で23.7℃となりました。
1建築物への熱流入量は、緑化されていないタイル面では約5.1MJ/m2、放出量は約5.3MJ/m2でした。一方、芝生面では、熱の流出入は、ほとんど確認されませんでした。
1
屋上緑化により放出が抑制された熱量(潜熱)は、100㎡の芝生面の場合、10台の家庭用エアコン(6畳用)を最小能力で24時間稼働させた冷却能力に相当すると推計されました。

 


高反射率塗料(クールルーフ)との比較結果も見てみたいところです。



ちなみに、屋上緑化の効果に関して欧米では、熱環境改善と並んで下水道負荷軽減や水質浄化、美しい景観創出による不動産の商品価値向上が注目されています。



■関連サイト

国交省発表:http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/04/040824_.html

USATODAY:http://www.usatoday.com/tech/columnist/aprilholladay/2006-04-24-green-roofs_x.htm

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