『公募』ESDの10年

2002年12月の国連総会において、2005~2014年までの10年間を「国連持続可能な開発のための教育の10年(ESDの10年)」とすることが決議されました。



これは、持続可能な開発に必要な教育(ESD/Education for Sustainable Development)への取組みと、国際協力を積極的に推進するよう働きかける国連のキャンペーンのことです。



日本では関係省庁連絡会議においてESDの10年の実施計画が決定し、各主体が様々な取組みを開始しています。



今回環境省から以下の公募がありました。ご参考まで





--(抜粋)

平成19年度「国連持続可能な開発のための教育の10年促進事業」の公募について

 環境省は、環境保全を中心とした課題を入り口として、持続可能な地域づくりに向けた各種の地域課題の解決をテーマとする教育事業を実施し、そのプロセスと成果を公表するため、平成19年度「国連持続可能な開発のための教育の10年促進事業」を実施する地域を公募します。

■事業の概要
ESDの10年の実施計画において、ESDは、教育を受ける個人に近い地域で、地域特性に応じて行われること、教育の結果として持続可能な地域づくりへと発展することが期待されています。そこで、環境省では、環境保全を中心とした課題を入り口とした持続可能な地域づくりに向けた地域課題の解決をテーマとする教育事業を実施する地域を公募します。採択された地域においては、前述の教育事業を実施すると共に、多様な主体の参画によるESD推進協議会を立ち上げ、事業終了後も継続して教育活動を行うことのできる仕組みを構築します。

■公募対象

 地域において本事業の中核的役割を担うことが期待される、法人格を有する団体。

■募集期間

平成19年5月29日(火)~6月29日(金)(必着)

■今後の日程


平成19年9月 事業説明会(於 東京)

平成19年 9月事業説明会(於 東京)

     以降 事業開始

平成20年 1月中旬採択地域間の交流会議(於 東京)

2月中旬 平成20年度事業計画の提出

3月中旬 事業継続等の決定及び通知



■平成18年度の採択地域&事業テーマ




  • 北海道石狩郡当別町/北海道の特徴を生かした、食に根ざした持続可能な社会作りの教育の仕組みづくり

  • 仙台広域圏ならびに宮城県全体/複数市町村を連携したESD活動推進プロジェクト~海・山・まちを繋ぐ持続可能な地域づくり~

  • 静岡県三島市及びその周辺地域/ESDによる「水都・三島」の再生・協働プラットフォーム事業の展開

  • 江戸前の海沿岸地域/江戸前の海 学びの環づくり ―持続可能な沿岸海洋のための教育―

  • 山梨県北杜市須山町/都市と農村の多面的交流による持続可能な農村地域開発「村・人・時代づくり」~ラーニングバケーション・ラーニングコミュニティ~

  • 愛知県春日井市/ギフチョウを中心とした自然環境再生事業「ひがたかネイチャー」の確立

  • 大阪府豊中市/ESDとよなか次のステップへの推進事業

  • 兵庫県西宮市/環境学習を通じた持続可能な社会システムの構築

  • 高知県幡多郡大月町柏島/柏島をモデルにした環境学習から始まる持続可能な里海づくり

  • 北九州市/市民協働による環境・経済・社会活動の実践統合型ESDの推進

---





環境省のプレスリリース:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8421



ESD推進会議:http://www.esd-j.org/


コメント

このブログの人気の投稿

クルドサック/ラドバーン方式

インセクトホテルを設置する理由/GIとしての昆虫巣箱

芦屋市六麓荘の建築条例/敷地面積400平方メートル以上