workshop/ワークショップ



 ワークショップ/workshopは、元々仕事場や作業場を意味する言葉でした。1920年ごろ米国J.L.モレノによって臨床心理学の一手法として考案され、その後演劇界などの創造活動に活用されるようになったと言われています。



 まちづくりや環境デザインの分野では、1960年代にローレンス・ハルプリンが「テイクパート・プロセス」としてワークショップを採用したのがきっかけとなり、世界中に広まりました。



 分野などによりこの言葉のニュアンスは多少異なるが、多様な価値観を持つ人々が、参加/体験/相互作用などによる良好なコミュニケーションを通して合意形成を図るという意味で使われているケースが多いのではないでしょうか。

 また、ファシリテーターと呼ばれる会議進行役の人が、偏ることなく参加者の発言を引き出したり、無駄なく建設的に議事を進めるなどの役割を担うことも特徴の一つです。



 さて、国立国語研究所では外来語であるワークショップの言い換え提案として「研究集会」を候補に挙げています。使う人がいるかどうか...

---(ここから転載)







  • 用例:公園や道路,福祉施設などの企画・設計を区民による「研究集会」(ワークショップ)で話し合い


 




  • 意味説明:専門家の助言を受けながら,参加者が共同で研究や創作を行う場


 




  • 手引き:研究の場の場合は「研究集会」,演劇など創作の場合は「創作集会」と言い換えることができる。


 




  • その他の言い換え語例:「参加型講習会」「創作集会」


 


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(付記)


  • ローレンス・ハルプリン/Lawrence Halprinは以前紹介したシーランチやフリーウェイパーク、ガスワークパーク(写真)などを手がけた著名なランドスケープアーキテクトです。




  • 英英辞典では”a usually brief intensive educational program for a relatively small group of people that focuses especially on techniques and skills in a particular field.”などと記されています。

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