東北大新キャンパス/米国事務所と契約

河北新報ニュース(1月3日)より



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東北大新キャンパスは環境調和 米アドバイザーと契約へ



 青葉山(仙台市青葉区)の宮城県有地(82ヘクタール)へのキャンパス移転計画を進める東北大は2日までに、ランドスケープを手掛ける米国のコンサルタントとアドバイザー契約する方針を決めた。開発は最低限にとどめ、環境調和型のキャンパスを整備するため、計画の設計段階から専門家の助言を受ける。



 一般的に「風景」「景観」と訳されるランドスケープは、都市計画や土木工学、生態学、地理学、造園学など複数の専門を包括して空間をデザインする分野。機能性、経済性だけでなく、自然環境などに配慮した景観づくりを提案する。



 アドバイザーには、先進地の米国でキャンパス整備に実績がある複数の建設コンサルタントが候補に挙がっている。1月中に1社に絞り込み、計画に関与する業務内容などを詰めた上で契約を結ぶ考えだ。



 東北大は同時に、建築土木を専門とする国内のコンサルタントとも契約する。大学とアドバイザー、国内コンサルタントの3者で新キャンパス計画を加速させ、2006年秋をめどに基本設計を作成、07年度の造成着手を目指す。



 ゴルフ場として使用されていた青葉山県有地は05年1月、県が明け渡しを受けた。大学は06年度までに自己資金で土地を取得する予定で、現在、環境アセスメントの作業を進めている。



 市街地に近い青葉山一帯は、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)Ⅱ類に指定されているオオタカをはじめ、希少な動植物が確認されている。四季折々の自然に親しむ市民からは、キャンパス整備に伴う開発を不安視する声も上がっていた。



2006年01月03日火曜日

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