森林・林業基本計画の変更について



林野庁プレスリリース

森林・林業基本計画の変更について

http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/kihonkeikaku/keikakukanren.html

施策として、「企業等による森林づくり活動の促進」「森林環境教育等の充実」が説明されている。



--(以下抜粋)

(5)国民参加の森林づくりと森林の多様な利用の推進
近年、森林づくりや環境教育に取り組むNPO等の活動が活発化するとともに、森林を保健・文化・教育活動に利用している国民が増加するなど、森林に対する国民の理解や関心には一定の進展が見られている。
こうした国民参加の森林づくりや森林の多様な利用を一層推進するため、企業やNPO等の森林の整備及び保全活動を促進するとともに、里山林の再生活動や体験学習等の施策を講ずる。


① 企業等による森林づくり活動の促進
 企業やNPO等による森林の整備及び保全活動を促すため、活動内容の企画・提案、サポート体制の整備、活動の評価手法の開発や評価結果の活用、フィールドや技術等の各種情報収集・提供など、企業等が森林づくりに参加しやすい環境を整備するとともに、国有林野においては、企業等の森林づくり活動のためのフィールド提供等を推進する。
 また、国民の自発的な森林づくり活動等を助成する「緑の募金」について、その成果のPR、企業ニーズに応じた使途限定型募金の対象の拡大等により一層の充実を図る。さらに、全国植樹祭等の国土緑化運動とともに、企業やNPO等の森林づくり活動を促進するための普及啓発を実施する。


② 地域と都市住民の連携による里山林の再生活動の促進
 人々の憩いの場や居住環境の一部であるとともに、生物の重要な生息・生育の場でもある里山林について、地域とボランティア、NPO等との連携により、竹の侵入防止や鳥獣被害対策等に対応した居住地周辺の里山林の整備を支援する。
 また、森林セラピー等の多様な利用活動を促進するとともに、利用のための施設の整備に当たっては、年齢や障害の有無等にかかわらず多様な利用者に対応するユニバーサルデザインを取り入れるよう努める。さらに、国民の里山林の保全・利用活動や地方公共団体における制度等の実態を把握し、効率的な里山林の保全・利用活動を推進する。


③ 森林環境教育等の充実
 森林環境教育の機会を子どもたちをはじめとする国民に広く提供し、森林の有する多面的機能や木材利用の意義等に対する理解と関心を深めるため、教育・環境・地域振興等の分野の施策との連携による普及啓発活動、企画・調整力を有する人材の育成等を推進する。
 また、国有林野においては、教育関係機関、NPO等と連携し、学校等が体験活動等を実施するためのフィールドの提供、森林管理局・署等による森林・林業体験活動、情報提供や技術指導等を推進する。さらに、森林所有者や森林組合等が取組む森林環境教育活動の拡大を図るため、森林組合への普及啓発、体験活動の指導者の育成等を推進する。
 加えて、森林の有する多面的機能や森林の現況等に関する情報を、インターネットその他各種メディアを通じて広くPRし、国民の森林及び林業に対する理解と関心を深める。

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