The Four System Conditions
週末に立教大学ESD研究センターが主催したキックオフ・シンポジウム『「サステナビリティ」というブランド価値』に参加し、持続可能なスウェーデン協会創始者兼理事のグンナル・ブルンディーン氏の講演などを聴講しました。
講演では、スウェーデンでは環境にやさしい車のマーケットシェアが2009年には40%にも達する見込みであること、エタノール燃料のスタンド数が急増していることなどが紹介され、持続可能な発展はビジネスアイディアであり、このような観点から技術開発を実行する企業こそが新しいマーケットの勝者になるのではないか、とのことコメントがありました。
また、”サステナビリティ”に関して丁寧な解説があり、システム思考やエコ自治体コンセプトなどの紹介がありました。
中でも特に参考になったのが表題にある”The Four System Conditions/4つのシステム条件”です。これは、持続可能な社会の基礎となるシステムを次の4つの基準にまとめたものです。
4. people are not subject to conditions that systematically undermine their capacity to meet their needs.-人々が自からの基本的ニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない
この基準(ものさし)を、環境デザインにあてはめてみると、、
例えば、ファイトレメデーション(植生による土壌浄化)を活用した土地再生などは基準2に寄与する技術となる可能性があり、都市緑化や地下水涵養型緑地整備などは基準3に貢献できるかもしれない。 など、ちょっと考えただけでもいろいろな事が思いつきます。
緑(植物)のみが保有する多様な環境保全機能をデザインの中で上手に活用することが大切で、そのためには、緑の機能の「見える化」ツールの充実が必須だ、と認識を新たにしました。
この4つの基準の詳細は、ナチュラル・ステップのサイトや足立さんのブログ”サステナ・ラボ”でも紹介されていますので、そちらもご確認ください。
パネルディスカッションでは、「CSRかCRかSRか?」「CSRが企業のブランド価値となりうるか?」などについてパネラーの皆さんが鋭く切り込まれていました。そちらの話題はいずれまた、、
■関連サイト
シンポジウム概要:http://www.daigaku.co.jp/rikkyo/00006/200801291/index.html
持続可能なスウェーデン協会:http://www.sustainablesweden.org/
ナチュラル・ステップ/4つのシステム条件:http://www.tnsij.org/about/flame/f_03.html
http://www.naturalstep.org.nz/tns-f-system-conditions.asp
サステナ・ラボ:http://suslab.seesaa.net/article/87092056.html
講演では、スウェーデンでは環境にやさしい車のマーケットシェアが2009年には40%にも達する見込みであること、エタノール燃料のスタンド数が急増していることなどが紹介され、持続可能な発展はビジネスアイディアであり、このような観点から技術開発を実行する企業こそが新しいマーケットの勝者になるのではないか、とのことコメントがありました。
また、”サステナビリティ”に関して丁寧な解説があり、システム思考やエコ自治体コンセプトなどの紹介がありました。
中でも特に参考になったのが表題にある”The Four System Conditions/4つのシステム条件”です。これは、持続可能な社会の基礎となるシステムを次の4つの基準にまとめたものです。
1. concentrations of substances extracted from the Earth's crust.-自然の中で地殻から堀り出した物質の濃度が増え続けない。
2. concentrations of substances produced by society.-自然の中で人間社会の作り出した物質の濃度が増え続けない。
3. degradation by physical means.-自然が物理的な方法で劣化しない。
4. people are not subject to conditions that systematically undermine their capacity to meet their needs.-人々が自からの基本的ニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない
この基準(ものさし)を、環境デザインにあてはめてみると、、
例えば、ファイトレメデーション(植生による土壌浄化)を活用した土地再生などは基準2に寄与する技術となる可能性があり、都市緑化や地下水涵養型緑地整備などは基準3に貢献できるかもしれない。 など、ちょっと考えただけでもいろいろな事が思いつきます。
緑(植物)のみが保有する多様な環境保全機能をデザインの中で上手に活用することが大切で、そのためには、緑の機能の「見える化」ツールの充実が必須だ、と認識を新たにしました。
この4つの基準の詳細は、ナチュラル・ステップのサイトや足立さんのブログ”サステナ・ラボ”でも紹介されていますので、そちらもご確認ください。
パネルディスカッションでは、「CSRかCRかSRか?」「CSRが企業のブランド価値となりうるか?」などについてパネラーの皆さんが鋭く切り込まれていました。そちらの話題はいずれまた、、
■関連サイト
シンポジウム概要:http://www.daigaku.co.jp/rikkyo/00006/200801291/index.html
持続可能なスウェーデン協会:http://www.sustainablesweden.org/
ナチュラル・ステップ/4つのシステム条件:http://www.tnsij.org/about/flame/f_03.html
http://www.naturalstep.org.nz/tns-f-system-conditions.asp
サステナ・ラボ:http://suslab.seesaa.net/article/87092056.html
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