One Nature/One World/Our Future

ドイツのボンで生物多様性条約第9回締約国会議(CBD/COP9)が始まりました。



One Nature/One World/Our Futureはその説明に使われている言葉です。



この会議では、生物多様性に関する2010年目標、生物多様性と気候変動など広範な課題が取り上げられる他、ビジネスと生物多様性に関しても様々な企画が用意されており、私も25日からエキスパートフォーラムなどに参加することになっています。



一連のイベントのひとつに生物多様性エキスポ(Expo of Diversity)があります。これはCOP9会議会場そばのスペースで開催されます。



従来このようなイベントは、「環境」を謳っているにもかかわらず、すぐに”ゴミ”になるパンフレットやサンプルを大量に配布するケースがほとんどであったかと思います。



かといって、ハンドアウトなしに必要な情報を十分に伝えるのは難しいという認識も主催者サイドにあるのかと思います。



今回のエキスポでは参加主体のパンフレットやWEBサイトの情報など必要とされるデータが記録された”USBスティック”を、3000本配布するそうです。

最近では記録メディアのコストが下がってきているので運営上成り立つようになったとは思いますが、このアイディアには正直感心しました。



海外からの参加者も多い会議ですので、参加者にとっても大量のパンフレットをスーツケースに押し込むよりも、コンパクトなUSBを持ち帰るほうがはるかに便利です!



余談ですが、このアイディアをあるメディア関係者の方に伝えたところ、「ごっさんです!! 早速パクらせてもらおう!」という心強い反応がありました(笑)



2010年に名古屋で予定されているCBD/COP10でも、さらに感心させられるアイディアが出てきてほしいものです。



P.S.タイミングよく、「生物多様性基本法案」も本日、衆院環境委員会を通過したようですね。





■関連サイト



EICネット:http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=18516&oversea=1



Business at COP-9:http://www.cbd.int/doc/business/biz-cop9-guide-en.pdf



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