BAF/Biotope area factor
生態系に配慮した質の高い都市開発を実施するためにドイツ、ベルリン市ではビオトープエリアファクター(Berlin BAF)という都市開発基準を開発し、適用しています。
BAFは、緑地やアスファルト舗装などの土地利用形態をある係数により点数化し、目標値に達するようにランドスケープ計画を誘導するガイドラインです。
具体的には、用途地域ごとにBAFターゲット値が決められており、この目標値に達するように建設プロジェクトをコントロールしています。
BAF値の算出は、係数×土地利用面積/敷地面積という計算式により行います。
主な係数は以下の通りです
不透水性舗装:0
木レンガ舗装など:0.5
人工地盤緑化:0.7
緑地:1
壁面緑化:0.5
サンプルとして紹介されている事例では、現況0.06のBAFを目標値0.3にするためのプランが2案紹介されています。
現況:敷地面積479㎡、30㎡の透水性タイプの緑化舗装と1㎡の緑地
BAF:(30×0.5+1×1)/479=0.06
改善案1:115㎡の緑地および85㎡のモザイク舗装
(115×1+85×0.3)/497=0.3
改善案2:79㎡の緑地、100㎡のモザイク舗装、10㎡の壁面緑化、41㎡の屋上緑化
(79×1+100×0.3+10×0.5+41×0.7)/497=0.3
ちなみに、米国の認証制度LEEDのシルバーを取得している案件のBAF値は0.3以下となり、SLUセンター(BAF=0.5)などごくわずかのプロジェクトのみが0.3を越えている状況であるとの報告も出ています。
このようなわかりやすい物差しは代替案の提示などで有効に機能すると思われます。日本のプロジェクトにおいても参考になるかもしれません。
□関連サイト
http://www.stadtentwicklung.berlin.de/umwelt/landschaftsplanung/bff/index_en.shtml(英語)
BAFは、緑地やアスファルト舗装などの土地利用形態をある係数により点数化し、目標値に達するようにランドスケープ計画を誘導するガイドラインです。
具体的には、用途地域ごとにBAFターゲット値が決められており、この目標値に達するように建設プロジェクトをコントロールしています。
BAF値の算出は、係数×土地利用面積/敷地面積という計算式により行います。
主な係数は以下の通りです
不透水性舗装:0
木レンガ舗装など:0.5
人工地盤緑化:0.7
緑地:1
壁面緑化:0.5
サンプルとして紹介されている事例では、現況0.06のBAFを目標値0.3にするためのプランが2案紹介されています。
現況:敷地面積479㎡、30㎡の透水性タイプの緑化舗装と1㎡の緑地
BAF:(30×0.5+1×1)/479=0.06
改善案1:115㎡の緑地および85㎡のモザイク舗装
(115×1+85×0.3)/497=0.3
改善案2:79㎡の緑地、100㎡のモザイク舗装、10㎡の壁面緑化、41㎡の屋上緑化
(79×1+100×0.3+10×0.5+41×0.7)/497=0.3
ちなみに、米国の認証制度LEEDのシルバーを取得している案件のBAF値は0.3以下となり、SLUセンター(BAF=0.5)などごくわずかのプロジェクトのみが0.3を越えている状況であるとの報告も出ています。
このようなわかりやすい物差しは代替案の提示などで有効に機能すると思われます。日本のプロジェクトにおいても参考になるかもしれません。
□関連サイト
http://www.stadtentwicklung.berlin.de/umwelt/landschaftsplanung/bff/index_en.shtml(英語)
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