自然体験と健康



国土交通省から「小学校における景観まちづくり学習実践事例集」が公開されています。

これは、良好な景観に関する意識の啓発や知識の普及を目的として全国の小学校で実施された、手引きやモデルプログラムなどの実践事例集をHPからダウンロードできるものです。>ご参考まで



プレスリリースでは、”子どもの頃から身近なまちや良好な景観に対する意識を高めることが必要”と記されています。

本年、英国で発表になった論文”The Childhood Factor: Adult Visits to Green Places and the Significance of Childhood Experience ”においても、以下のように指摘がされています。



・子供のころから自然や森など緑の環境に親しんだ人は、大人になってからもそれらの環境に親しみを感じる。

・今日の子供は自然の中で遊ぶ機会が少ないため森やグリーンスペースを訪れることを恐れ、それが身体能力の劣化につながっている。

・これらは、肉体と精神の健康に影響を与えている。



子供が自然と触れ合う空間・機会をどのようにして提供していくのか、今後さらに重要な課題になりそうです。





□関連サイト

The childhood factor:http://eab.sagepub.com/cgi/content/abstract/40/1/111

景観まちづくり教育:http://www.mlit.go.jp/crd/townscape/gakushu/index.htm

小学校における景観まちづくり学習実践事例集:http://www.mlit.go.jp/crd/townscape/gakushu/data2/jirei_all.pdf

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