持続可能なアジアに向けた大学における環境人材育成ビジョン/環境省

環境省から表記報道発表がありました。



これは、「国連持続可能な開発のための教育の10年」などを踏まえ、設置された、「持続可能なアジアに向けた大学における環境人材育成ビジョン検討会」において取りまとめられたものです。詳細はサイトをご確認ください。



以下、気になったコメントの抜粋メモです



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●日本においても、環境の価値は現在の社会経済システムの中で認められているとは言い難い。企業や地域において、環境人材が環境保全を統合する新しい仕組みやプロジェクトを提案し、実施する際には、組織内外の反対や無理解があることが現時点では珍しいことではない。そのような逆風に屈せず粘り強く取り組むために、非常に強い意欲が求められる。



●、環境人材の活躍が特に期待されるのは、これらのこれまでに環境保全の価値が認められていない組織の活動に環境の視点を統合することである。環境人材がそれらの組織の中で、組織の目的と環境保全とを統合するようなプロジェクト等を提案、実施していくためには、各人の専門分野が環境保全とどのように関係するかを理解し、かつ環境保全のためにその専門性を発揮する力が求められる。



●ビジネス、技術開発、政策立案・実施等のいかなるプロジェクトを行うとしても、個人単独で実施することは不可能であることから、組織内外の関係者が合意できるような具体的な環境保全の視点を統合するプロジェクトを企画構想し、関係者を説得し、協力を得て実施する必要がある



●例えば企業にとっては、環境や企業の社会的責任を果たす取組は、単なるイメージ戦略や広報としてだけではなく、環境や企業の社会的責任に十分に取り組まなければ企業活動が成り立たなくなるという現実に迫られている。このような企業活動にとっては、今後ますます環境人材の必要性と重要性が高まるであろう。



●持続可能な開発に寄与する環境人材であることに対しての何らかの優遇措置となる仕組みが有効である。アジアの途上国などでは、高度な教育を受けた人材が海外に流出してしまう傾向があることから、環境人材が給与や待遇などの面で、ある程度の満足を得られるよう、特にインセンティブが与えられるよう配慮することは必須の課題である。



●MBA 本来の目的であるビジネススキルの習得のみならず、社会的・環境的責任と業績向上の両立についての実践的な知識を習得・強化することを目指したグリーンMBA と呼ばれるコースの設置が、米国を中心に世界のビジネススクールに拡大しつつある傾向にある。

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■サイト

検討会:http://www.env.go.jp/council/34asia-univ/yoshi34.html

ビジョン:http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=11089&hou_id=9516

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