インターネット都政モニターアンケート結果
先日、東京都から「生物多様性」をテーマとした表記アンケート結果の発表がありました。
このアンケート調査は、国際生物多様性年であることから実施されたもので、生物多様性に対する認知度、自然環境の保全や自然との関わり方に関する都民の意識を調べたものです。
主な調査結果は以下の通りです(東京都HPより)
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調査結果のポイント
- 「生物多様性」という言葉について『知っていた(計)』 68%『言葉の意味を知っていた』(34%)+『意味は知らないが、言葉は聞いたことがあった』(34%)
- 住まい周辺の動植物の種類について『減少したと感じる(計)』 46%『変化はない』 24%『増加したと感じる(計)』 15%
- 住まい周辺の自然環境のあるべき姿について『周辺の自然は十分とはいえないので、充実させたほうがよい』 52%
- 日常生活の中で自然の豊かさを感じる場面について『散歩などで近くの公園に行ったとき』『奥多摩・檜原・高尾等にある森林や自然公園に行って自然に触れたとき』『鳥や虫の鳴き声を通勤途上や自宅周辺など身近な場所で聞いたとき』『海や川などの水辺を眺めたり、遊んだりしたとき』が60%前後でほぼ並ぶ。
- 環境に配慮した企業に対して
- 『同じ値段であれば、環境に配慮した商品を買う』 71%
- 『都市において再開発を行う際に、緑を多く創出して、動植物などの生き物が共生できる住みよいまちづくりに配慮する』活動に期待する 63%
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印象深かったのは、”企業活動への期待度”
Q9 自然環境や生き物に配慮した活動を企業が実際に行っているいくつかの内容を次にあげました。あなたが、これらの活動の中で企業に特に期待している項目を次の中から3つまで選んでください。
という問いに対して、
63%の方が、「都市において再開発を行う際に、緑を多く創出して、動植物などの生き物が共生できる住みよいまちづくりに配慮する」を選び、「省エネ・省資源など地球温暖化防止への取組みを実施する」(45%)を上回り、1位となっています。
もちろん、生物多様性の流れで質問されているので、多少のバイアスはあると思いますが、環境問題の主流が今年を境に少しずつ変わっていることを示していると思います。
皆さんは、どう受け止めますか?
■サイト
東京都:http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/09/60k9d100.htm
ニュース:http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100927/tky1009271528004-n1.htm
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