ウィルソンの法則/両方失うか一石二鳥を狙うか、、
またまた知人からお知らせいただいた情報です>Hさんありがとうございます
ハーバード大の著名な生物学者であるウィルソン教授が、昨年開催された米国グリーン建築協会のGreenbuild Confersnceの基調講演で以下の発表をされています。
”環境問題に関心は高まっているが、気候変動や水問題、汚染などの”physical environment”ばかり強調され、生物多様性”living environment”にはほとんど関心が払われていない。”
”我々は生物資源に頼っており、生物種として生態系の世界で生きている。”
”ウィルソンの法則(Wilson’s Law)とは、「living environmentの保全を続ける限り、自動的にphysical environmentも保全される。しかし、livingに関心を払わない場合両方とも失うことになる。」というものだ。”
このウィルソン教授ですが、島嶼生物学の権威であり、「島の面積が小さいほど種の絶滅する確率が高まる」などの考え方を示された方です。
この考え方は、都市と生物多様性やエコロジカルネットワークを考える上でも重要なものです。
最近、建築設計家の中にも”生物多様性”に関心を持っていただく方が増えてきたように感じます。”living environment”に取り組むことで、結果として”physical environment”も改善される、、これはまさに一石二鳥の法則ですね。
■関連サイト
ビデオ:http://www.greenbuild365.org/GreenExpoVideoDetail.aspx?GreenExpoID=35
AIA:http://www.aia.org/coteNotes_200812_WilsonBeyus
関連ブログ:http://www.scruffydan.com/blog/?p=1466
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