都市農業と地域活性化/How Urban Agriculture Is Revitalizing Local Economies
Huff Post で都市農業と地域経済の活性化の記事が紹介されています。
http://www.huffingtonpost.com/rohit-kumar/revitalizing-local-economies_b_3380472.html?utm_hp_ref=green
NYブルックリンの屋上農園が年間100t以上の農作物を供給している事、米国の農地の20%が大都市近郊に位置しており、人口の80%以上が大都市に居住している事、The local food movement は我々に健康な食料を与えるだけでなく、地域経済も活性化している事などを記したうえで、都市農業の4つのポイントを指摘しています
1.Local food production keeps more dollars circulating within communities.
2.Urban agriculture creates local jobs.
3.Urban farms create new economic value from previous waste streams.
4.The practice of farming promotes the development of marketable trades and crafts.
4つの内、地域経済を活性化すること、新たな雇用を確保することはあらためて説明するまでもありませんが
都市農業が廃棄物循環を価値あるものに変えていく、農業の実践が市場価値のある技術を開発していく、という2点は、一般的な都市農業を通してはなかなか分かり難いポイントではないかと感じました。
たとえば、ヤギ除草の最大のメリットは廃棄物の発生が大幅に減少することにあると思いますが、この点について関心を持つ人は多くありません。
Growing Powerが取り組んでいるような都市問題を同時に解決していくシステムとしての都市農業は、日本国内ではまだまだこれからと思います。
今春に関与していた屋上農場、屋上水田が新たにオープンしました。
そこでの野菜の収穫や養蜂業、田植えは多くの人を魅了しています。
都市における農的な土地利用が単に食料の生産という点の活動に留まるのでなく、
都市活動による環境負荷をスマートに低減する面的なまちづくりとして普及していきたいと考えています。
(写真はブルガリビルを背景に除草するヤギです)
ヤギ除草のメリット
返信削除「たとえば、ヤギ除草の最大のメリットは廃棄物の発生が大幅に減少することにあると思いますが、この点について関心を持つ人は多くありません。」
住宅地で庭いじりをするときに、一番問題になるのが、剪定ゴミですよね。今では田舎でも燃やして処分することができないご時世ですので、自分たちで庭管理や、公園管理をする場合には、確かに大変なメリットだと思います。
処分費を造園屋さんにお願いする金額的負担が大きくて、庭を処分することも多いようです。
地方でも公民館単位でヤギとニワトリを配置・貸出する事例があれば、面白いと思いました。
Unknown
返信削除コメントありがとうございます。例えば、公民館や小学校単位でレンタルするというアイディア、面白いですね。シカゴの建築家集団も地域で実施するレンタルニワトリ用カーゴの提案を行っています。そんなことが冗談でなくなる日は近いかもしれませんね。