Green Infrastructure Initiative
(出展:ESRI社)
少し古い情報(2016年)になりますが、GISで有名なESRI社の”Green Infrastructure Initiative”のメモ
GIは米国の持続可能な未来を創造するために重要であり、コミュニティの経済成長を促進しながら、人と自然の関係性をつくりより健康的な生活を提供するものである。
一方、GIは一度失われると再構築が困難であるため、GISを利用してGIの体系的な情報を提供するのが本イニシアティブの目的とのことです。
説明では、たとえば流域の保護は水資源の確保に重要ですが、縦割り行政の弊害でエリアをまたがる各自治体の政策の変更などをモデル化できていない。そこで、GISを利用して、行政界にかかわらずGIの情報を統合、分析、視覚化、伝達すると謳っています。
サイト(https://www.esri.com/en-us/industries/green-infrastructure/overview)にアクセスすると、全米のGI地図(土地被覆や農業、流域など)をウェッブベースで誰でも閲覧できるようになっています。
また、以下の利用ステップが紹介されています。
1.土地利用に関する政策を評価する2.他の地域に対するベンチマーク3.地域の土地利用計画にGIを適用する4.GISを活用して、コミュニティーのGI保全の状況を確認する1.Critically evaluating community policies on land development
2.Benchmarking the area against other communities
3.Including a green infrastructure element in the community’s comprehensive land-use plan
4.Using GIS analysis and tools to ensure that the community stays on track to preserve its green infrastructure
残念ながら公開されているGIマップは米国のみで、日本を含めその他の地域は取り上げられていません。
ちなみにEsri創業者のJack Dangermondはハーバードのランドスケープ修了で、Esriはもともとランドスケーププランニングを行う会社として発足したとの話を思い出しました。
■参考サイト
ESRI: https://www.esri.com/about/newsroom/arcnews/a-green-infrastructure-approach-to-development/
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