高速道路のグリーンインフラ化

ニューヨークの老朽化した高速道路”BQE”再生の話題

BQEは毎日144,000台の車両が利用しています。
その修繕方法に関しては様々な議論がありますが、今回の提案は高速道路を単に車両専用とするのでなく、球技場、ドックラン、自転車専用道などのある”公園”として再整備するものです。

本提案は、将来的な交通量の変化に対応するとともに、参考図のようなトリプルカンチレバーを用いて段階的にグリーンインフラ化するオプション提案となっています。
工費・工期や施工中の代替ルートの確保、地元住民の意見、将来的な交通量変化予測に対する考え方など様々な課題がありますが、将来を見据え活発な議論が交わされているようです。

文末のリンク先には韓国/清渓川やパリ/Georges Pompidou Expresswayなど高速道路をGI化した事例が紹介されています。ご参考まで

Diagram via DOT; additional graphics by Mary Frost
(出展:DOT, brooklyneagle.com)


参考リンク:
https://comptroller.nyc.gov/wp-content/uploads/2019/03/BQE-Proposal-Comptroller-Stringer.pdf
https://brooklyneagle.com/articles/2019/03/13/stringers-dramatic-plan-to-turn-bqe-into-elevated-park-wins-praise/

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