造園家を目指す次世代向け参考図書/ ASLA Activity Books

ランドスケープアーキテクチャーに興味を持っている方のための参考図書が新たにASLAから発行されました。

本図書は9歳~12歳向け(キッズ向け)と13歳以上向け(ティーンと大人向け)の2冊に分かれ、無料でダウンロードできます。

主な内容は以下の通り。

・ランドスケープアーキテクト(LA)になるためのツールやスキル
・LAが環境を創る多様な手法
・LAがどのようにしてアイディアを形にしたり複雑な問題を解決するのか
・人々が暮らし、働き、遊ぶための美しい空間づくり



基本的に、一般向けの平易な英語で記述されているので、英文の専門書や論文よりは読みやすいと思います。
本文中では、ハンドドローイングによって検討を進める手法が主に説明されており、日米の類似点や相違点が見え隠れして興味深いです。
最近はCADやイラレ、フォトショ、スケッチアップが主流でハンドドローイングを見る機会も少なくなりましたが、手で描いて考える重要性を再認識しました。


2冊とも最終ページに、LAになるために必要な事項(Become a Landscape Architect)として以下の4点が紹介されています。

Study Hard:科学、技術、数学、芸術、歴史、経営、そしてコミュニケーションスキルなどを学ぶ事

Visit a Landscape Architect:ASLAの支部に問い合わせて、各地域にいるLAを訪ねる事

Volunteer:地域を知る必要があり、公園の清掃活動などのボランティアに参加する事

Prepare for College:全米にはLAのプログラムを有する大学が数多くあり、まずはそこに入学する事


4つの中にボランティア活動が推奨されている事が米国らしく印象的でした。





コメント

  1. すばらしい普及活動ですね。内側(業界・発注者)への啓蒙も大切ですが、外側(社会や市民)への普及は、必ず自分たちのランドスケープに返ってきますので、とても大切なことだと思います。感動しました。
    (私のFBページにて記事をシェアさせて頂きました。)

    返信削除
  2. いつもコメントありがとうございます。最近のASLAではグリーンインフラか健康が主に取り上げられている印象がありますが、次世代育成もしっかりと対応していて組織力の高さを感じました。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

クルドサック/ラドバーン方式

Big Dig完成から10年/ボストンのGI

インターリンケージ