公園と健康促進/The Power of Parks to Promote Health
Trust for Public Landが発行した表題レポートの備忘録
The-Power-of-Parks-to-Promote-Health-A-Trust-for-Public-Land-Special-Report.pdf (tpl.org)
・TPLが米国の人口が多い100都市を対象として発行しているParkScoreをベースに調査。
・スコア上位の25都市ではランクの低い都市よりメンタルヘルス不全に苦しむ率が9%低く、身体的不健康の可能性が21%低い
・公園緑地で時間を過ごすことによる健康上のメリットに関する定量的な研究が進められている。例えばNYのBMIと公園へのアクセスの関係、パンデミック時のうつ病割合と公園へのアクセス可能性など
・全ての住民が10分以内に公園緑地にアクセスできる10ミニッツウォーク運動の重要性も説明、例えば10-minute walkの達成エリアでは範囲外のエリアとの比較で最大6度暑さが和らぐ
・一方、公園への近接は重要であるが、これに加えて品質や活性化、安全性も大切であり、アートや多言語案内などへの取り組みも必要と指摘。
その他、米国を中心に多様な研究レポートが整理されています。
公園の存在価値を議論する材料として有益なものですが、各種データが示す通りその便益に関しては地域差が大きいことが理解できました。
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