Green Recovery / Build Back Better / 適応復興

危機を機会に!とのことで、欧州、米国、日本で経済回復に向けた新しいコンセプトが議論されています。

Green Recovery(グリーンリカバリー)は、SDGsとも合致した形で社会をグリーンに復興していくもので、これまでの脱炭素や生物多様性保全の取り組みをさらに加速させながら、感染症や災害にレジリエントな社会経済を目指す取り組みです。EU各国の環境大臣会合などで議論されています。

関連サイト:
https://www.wbcsd.org/Overview/News-Insights/General/News/Green-Recovery-Alliance-reboot-and-reboost-our-economies-for-a-sustainable-future
https://newswitch.jp/p/22212


Build Back Better(より良い復興)は、災害の復旧・再建・復興について、元通りに直すのでなく、環境配慮やレジリエンスなどグローバルな視点から捉え、発災前よりリスク低減対策などに取り組み、持続可能な社会を再生していく取り組みです。米国の企業グループなどが賛同を表明しています。

関連サイト:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000071588.pdf
https://cehub.jp/news/lead-on-climate/


適応復興は、気候変動により自然災害リスクが高まっている状況を踏まえ、元に戻す原形復旧でなく地域の実情に合わせた適応復興を進めていく考え方で、災害を「いなす」対策を重視する方針を内閣府と環境省が共同メッセージで提言しています。

関連サイト:
https://www.gov-base.info/2020/06/30/90623


いずれもWithコロナ/ポストコロナの状況下で、持続可能な社会実現を目指す考え方です。今後のまちづくりの様々な場面において、議論を深めていかなければならない重要な視点ですね。

コメント

このブログの人気の投稿

Big Dig完成から10年/ボストンのGI

インセクトホテルを設置する理由/GIとしての昆虫巣箱

芦屋市六麓荘の建築条例/敷地面積400平方メートル以上