アフターコロナとまちづくり/social distancing 関連資料

ウィズコロナ/アフターコロナ時代のsocial distancingの在り方に関する話題が各所で提示されています。
終息後(収束後)のまちづくりを考えるためにも、最近発表されている関連の論文やニュース、データベースを備忘録として列記します。

Urban nature as a source of resilience during social distancing amidst the coronavirus pandemic
https://osf.io/3wx5a/
高い人口密度の中で限られたオープンスペースを利用している都市住民にとり、パンデミックは大きなインパクトとなっている。しかし、このような状況下においても、社会的距離を保ちながら自然と触れ合ることは、都市住民の健康と福祉を中長期的に維持するために重要である。今後SDGsのゴール3(健康と福祉)やゴール9(持続可能で回復力のあるまちづくり)を目指す意味でも、都市の自然の維持管理と量的増加が求められるとのレポート。


COVID-19 Community Mobility Report
https://www.google.com/covid19/mobility/

コロナ前後での世界100か国以上の公園、職場、交通機関などにおける移動移動傾向を示すデータ。
グーグルマップの匿名データを利用して整理しています。
日本は全国、都道府県どちらにも対応しています。
概ね食料品や薬局の利用がほぼ変化ないことに対して、公共交通や職場の落ちが大きいことがデータから見て取れます。
ただし、個人的な行動計画に利用しない、診療目的で利用しない、など注意が必要。

To Close Or Not to Close? That is the Question!
https://baynature.org/2020/03/26/to-close-or-not-to-close-that-is-the-question/
米国西海岸の公園や海岸の封鎖についての議論

How to Save Summer 2020
https://www.nytimes.com/2020/04/25/opinion/sunday/summer-parks-covid.html
今年のサマーキャンプが中止になる中、様々な課題を提示しているNYタイムスの記事。公共プールを閉鎖することで、水の事故が増加する可能性など。

Connecting with Nature While Social Distancing
https://www.nhpr.org/post/connecting-nature-while-social-distancing#stream/0
ニューハンプシャーのラジオ番組、社会的距離と自然との触れ合いに関して、やるべきこととやってはいけないことを医師や公園管理者が議論していて興味深い。


CREDIT SARA PLOURDE, NHPR

You Have No Choice but to Become a Backyard Birder
https://slate.com/technology/2020/03/how-to-bird-during-pandemic.html
家で野鳥観察の楽しみ方

セントラルパークを設計したオルムステッドが南北戦争時に米国の公衆衛生委員会をリードしていた話は有名です。現代においても健康なまちづくりのために人と自然の良好な関係性をどうデザインするのか、さらに大きな課題になってきました。



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