Engineering with Nature(EWN)/自然インフラによるソリューション
米国陸軍工兵隊(Army Corps of Engineers)から、”Engineering with nature: An Atlas”という資料が1月に公開になりました。これには洪水リスクの軽減と回復力戦略のための自然インフラ活用方策のヒントが紹介されています。
関連のハンドブックでは河川・海岸整備や湿地保全などの水管理事業で自然インフラを活用した56もの事業が、美しい写真と共に紹介されています。
やはり写真は重要ですね、、
プレス会見のニュースを読むと以下の様な説明がありました
- 本書は一般とのコミュニケーションツールとして発行した
- 世界中のプロジェクトを取り上げ、どのように連携しているのかノウハウをシェアし学びあうことが発行の目的
- アトラスではEWNがもたらす複合的な機能(社会、経済、環境)を紹介
- 洪水リスクを低減するために、自然は多くの解決策を提示している
- 本書ではEWNの背後にある科学とエビデンスを伝えている
サイトを見ると米国を中心にEUやインドネシア、ニュージーランドのプロジェクトも紹介されています。
しかし、残念ながら私が確認した限り日本の取組みは含まれていないようです。
米国陸軍工兵隊はワシントンDCで2000年初頭にレインガーデンの実証試験を実施する等、時代の最先端のエンジニアリング技術を提言している印象があります。
2020年頃にはEWNの新しいガイドラインも出るとの情報ですので、要注目です。
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