生物多様性/LAMより

LAM2月号より環境デザインと生物多様性に関わるトピックを紹介します。

-Compared to farms, Golf Courses are Rich in Biodiversity

ゴルフ場と周辺農地を比較したところ、貴重種を含む鳥の種類、昆虫の種類がゴルフ場の方が多かったという英国の研究事例。ゴルフ場は農地と比べ草本の種類は少ないが木本の種類が多いのが要因の一つだそうです。

引用元:"Effects of Golf Courses on Local Biodiversity" Landscape and Urban Planning Vol.71

-Brave New Ecology

米国マサチューセッツ州で2009年から開始される外来侵入植物の焼却除去に関するコメント。温暖化、道路舗装、大気汚染など生息環境が変化していく中でどう対処すべきか?次の3つのポイントを推薦、

第一に、建設機械は非常に重く、土壌を閉め固めてしまうため在来種が生き延びることができない。よって、土壌中に酸素が行き渡るように植栽基盤を修復することが重要です。

第二に、美観だけでなくその地で将来的に生育できる種(気候、栄養素、植生...)"sustainable landscape plants"を設計段階で検討することが必要です。

第三に、設計段階で、持続可能性と自立性/無管理が混同されるていることが多いが、適正な管理は必ず必要であること。持続可能なランドスケープデザインは(管理できる)経済的な裏付けが必要です。

Peter Del Tredici, Harvard GSDのASLA年次総会の発表より



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