不況と環境保全/Bruin Ranch

最近の不況が都市近郊の自然風景地保全に影響をもたらしています。



サクラメント近郊の”Bruin Ranch”、ここは、河川沿いの2300エーカーの敷地に、野生のオーク、一年生の草本や季節性の湿地が残され、yellow-legged frogなど貴重な生物の棲家であるとともにハイキングなどのレクリエーションにも利用されてきました。














 


Photo: Placer Land Trust





TPLは、この”Bruin Ranch”で900戸の住宅地開発が検討されているため、土地信託方式で保全のために買い上げようとしています。

12月のニュースによると一時期3000万ドル(30億円)の値段がついており買い上げが厳しい状況であったが、最近の土地取引市場の不況で現在1300万ドル(13億円)まで値下がりしているとのこと。



これにより、寄付金を利用して買い上げ、自然公園として運営していくスキームに希望が見えてきたと報告しています。



先日ニュースになっていましたが、名古屋市の里山買い上げは上手くいかなかったようですね。



■関連リンク



TPLのサイト:http://www.tpl.org/tier3_cd.cfm?content_item_id=23259&folder_id=266

ラジオ放送:Listen to the mp3 audio file

Bruin Ranch:http://www.bruinranch.com/

http://www.tpl.org/content_documents/BruinRanch_InfoSht_v1.pdf

名古屋市平鉢里山:http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091223k0000m040163000c.html



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