アンケート調査結果/室内と屋外の環境負荷低減

先月開催されたASLAの年次総会で、アメリカ人の環境負荷低減に関する意識調査が発表されました。



これは市場調査会社のHarris Interactiveが9月にオンラインで実施したもので、建物内における省エネなどへの取組みとともに、庭など屋外空間におけるエネルギー削減などへの取組みを調査したものです。



その結果、室内では96%もの人が照明スイッチをこまめに消すなど何らかのエコ活動を行っているのに対し、屋外では58%の人しかエコを意識していないことが明らかになりました。



その原因として、屋外についても散水への雨水利用などを実施することにより、環境負荷低減やコスト削減に貢献できることが知られていない、つまり知識の欠如が課題だとコメントされています。



このレポートの詳細は今月末に、The Sustainable Sites Initiativeのサイトで発表されるそうです。



ちなみに、上記サイトでは具体的なケーススタディーとして、節水や地域種を用いて維持管理コスト削減に成功している植物園の事例などが紹介されています。具体的、科学的なノウハウが今後ますます重要になりそうです。





□関連サイト

ASLA発表:http://land.asla.org/2008/1104/research.html

The Sustainable Sites Initiative:www.sustainablesites.org.



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