21世紀環境立国戦略/里山イニシアチブ

現在、環境省中央環境審議会において「21世紀環境立国戦略」が検討されている。本日(25日)の第10回会合で、「里山」をキーワードにした生物多様性の保全などが提案されたそうだ。



東京新聞のサイトより一部転載---



  中央環境審議会の特別部会は25日、安倍晋三首相の指示で策定中の、国内外に向けた環境政策の基本となる「21世紀環境立国戦略」の案をまとめた。来週にも閣議決定される。

  戦略は「里山」をキーワードにした生物多様性の保全などが柱。日本が2010年に誘致を表明している生物多様性条約の締約国会議に向け、健全で豊かな自然環境保全のため、日本人が自然を利用しながら共生してきた「里地里山」の考え方を生かした日本型モデルを世界に発信する「SATOYAMAイニシアチブ」の実施を提案した。



ここまで ---

 

 興味深いことに、23日の国連大学高等研究所のラウンドテーブルにおいても、『「生物多様性」という言葉が一般に浸透していない。』というコメントに対して、ザークリ博士が『日本には「里山」という素晴らしい言葉があるではないか』と応じていた。



 生物多様性、生態系保全という言葉は一般の認知度も低く、それが社会的関心が高まらない一つの要因とも指摘されている。よって、今回「里山」という専門家以外にもわかりやすい言葉を採用したのは、後々大きく評価されるのではないだろうか。





21世紀環境立国戦略:http://www.env.go.jp/guide/info/21c_ens/index.html

中央審議会資料:http://www.env.go.jp/council/32tokubetsu21c/yoshi32.html



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