緑の評価にも../LEED



 米国に建設プロジェクトの環境への配慮を格付けするシステムLEED -Leadership in Energy and Environmental Design-  Green Building Rating Systemがあります。

http://www.usgbc.org/DisplayPage.aspx?CategoryID=19

このシステムは、LEED-NC(業務ビルの新設)、LEED-H(住宅)など6つのカテゴリーに分かれており、NCの場合69点満点で以下のランクを評価します。

26点以上:認証

33~38点:シルパー認証

39~51点:ゴールド認証

52点以上:プラチナ認証

評価項目は、外部環境、建設素材など多岐にわたっており、例えば、屋上緑化50%以上、公共交通機関へのアクセス確保。水を節約する造園管理計画などに該当すれば点がもらえるようになっています。ちなみに造園/環境デザインと関連の深い、敷地、水の配点は19点(比重28%)となっています。

New Urbanismの開発プロジェクトでは、「全ての住宅でLEED認証を受けています」という販売戦略でLOHAS層の心を掴もうとする例も増えてきました。

米国滞在中にお世話になった造園エンジニアの方が、たまたまLEED新規格検討の委員を任命されています。その方は、建築関連のネタは出尽くしており、今後は「緑」に関する比重がますます重くなるよ。と見解を示していました。

今後も要注目ですね。




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