緑の熱環境改善

今日は七夕ですね。(深い意味なし)

さて、先日環境省から、「都市緑地を活用した地域の熱環境改善構想の検討に関する中間報告について」の発表があった。

http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6128

http://www.env.go.jp/air/life/heat_island/reports/h16gaiyo.pdf

ここでは、新宿御苑をモデルとして取り上げ、緑地による熱環境改善効果や緑地を活用した熱環境改善手法を提示している。

新宿御苑(58.3ha)の観測結果では南北ともに200~250mに気温低減効果がおよぶこと。風の無い夜間においても冷気が80~90mの範囲に”にじみ出し”、その領域では市街地より2~3℃涼しい環境となっていること。が報告されている。

 都市内で、冷気の広がりを阻害する要因として、空地率や建物形状の問題、地表面被覆の性質等が挙げられている。一方、促進要因としては、緑のネットワーク(緑地の連続性)や水の活用(流れの再生)が例示されている。

この阻害/促進要因は、現在私が都内で検討しているビオトープネットワークの研究成果とも見事に一致している。つまり、ヒートアイランド現象を緩和する緑地は、生物生息の面からも機能が高いことになる。最終報告が楽しみだ。



コメント

  1. 全国屋上緑化施工面積調査

    ご参考



    ��屋上緑化空間は近年どの程度創出されているか~ 全国屋上緑化施工面積調査について 2005年6月30日付

    http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/04/040630_.html

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  2. Unknown


    情報ありがとうございます。屋上緑化がここ数年で爆発的に増えてた様子がよくわかります。

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