生態系サービスへの支払い/PES

 企業活動や我々の生活の多くは自然の恵み/生態系サービスなしには維持できません。

この生態系サービスを持続的に利用するための保全費用やサービスそのものの対価を直接支払うことが、

「生態系サービスへの支払い(PES:Payment for Ecosystem Services)」です。

PESは既に世界中で300以上の導入事例が報告されているそうですが



今回、「平成21年度環境経済の政策研究(生物多様性分野)」の成果を踏まえて作成された、標記WEBSITEが公開されました。

PESのコンセプトや仕組みのほか、地下水涵養を目的としたソニーセミコンダクタ九州の水田の水張りに関する協力金の支払いや兵庫県豊岡市のコウノトリを育む農法がPESの事例として紹介されています。

PESの定義については、以下のような紹介がありました。

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PESの定義については、国際的に合意されたものはありませんが、原則として以下の要件を満たすものとされています(Wunder, 2005) 。

1. 生態系サービスの受益者と供給者との自発的な売買
2. 生態系サービスの明確な定義化(またはそれらのサービスに関連する土地利用の定義化)
3. 生態系サービスの購入者(買い手)の存在
4. 生態系サービスの供給を管理する生態系サービスの供給者(売り手)の存在
5. 生態系サービス供給者が生態系サービスの供給を継続的に確実にすること

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COP10以降の報道やシンポジウムでもPESの話を聞く機会が増えた気がします。

よいモデル事例はどんどん発表してもらいたいものです。



■サイト

http://www.biodic.go.jp/biodiversity/shiraberu/policy/pes/index.html



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