生態系サービスの真の価値

標記タイトルのレポートが国連大学のサイトに掲載されています

http://ourworld.unu.edu/jp/recognising-the-true-value-of-ecosystem-services/

IPBESワークショップの共同議長であるハロルドムーニー教授へのインタビューでは、興味深い情報がコメントされています。たとえば以下のような解説がなされています。



・生物多様性に関しては、かつては遺伝資源の情報が失われるとか、貴重な医薬資源が絶滅するなど限られた議論であったが、現在では生物通しの繋がりが議論されるようになった。

・つまり、生態系サービスという考え方を通して生物多様性と人間社会の関係が注目され始めた。

・経済便益評価が行き過ぎると、経済的価値の高い種ばかりが植えられて本当の意味で生物多様性保全が進まないとの議論があるがそうは思わない、なぜなら生物多様性こそがサービスの提供者だから。

同じく共同議長の、アナンサ・ドゥライアパ教授らのインタビューも掲載されており、生態系サービスの研究に携わる人には必見の内容です。



IPBES: ハロルド・ムーニー インタビュー

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