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11月, 2011の投稿を表示しています

Pavan Sukhdev: Put a value on nature!

TEEBの責任者であるスグデフ氏から、TEDでTEEBを紹介したとのメールを頂いた。 16分の隙のないプレゼン!必見です Pavan Sukhdev: Put a value on nature!

JBIBシンポジウム inエコプロダクツ展

今週のエコプロ展で「サステナブル社会の実現に向けた企業の生物多様性保全~Next Step」をテーマとした以下のシンポジウムがあります。 前半がJBIBの活動紹介、後半は各界の第一人者をお招きした講演とパネルディスカッションです。 私もパネルディスカッションのコーディネータとして参加予定ですのでどうぞよろしくお願いいたします。 なお、残念ながら申し込み開始後直ぐに満席となり、既に申し込みは締め切っているそうです ---以下 サイト から転載 テーマ■「サステナブル社会の実現に向けた企業の生物多様性保全~Next Step」 日 時■2011年12月15日(木)午後 13:30~16:45(開場13:10) 会 場■東京ビッグサイト会議棟6F  610会議室 COP10から一年経過し、生物多様性に対する企業の取組みはどう変わったか、JBIBを通してサステナブル社会の実現に向けた企業の方向性、活動を考える。  1)「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」の活動紹介。     全WGの活動と成果、及び会員企業の事例を発表する。  2)企業の生物多様性を取り巻くさまざまなテーマについて国内外の話題を提供  3)上記を踏まえて、サステナブル社会の実現に向けた企業の方向性、活動を議論。   (復興における生物多様性保全を含めた取組みをグリーンエコノミーによるモデル    事業としてとらえ、その先にある持続可能な社会の実現を期待した議論を行う)   13:30 主催者挨拶    13:35 JBIBの活動紹介 原口 眞氏(JBIB顧問/インターリスク総研)        JBIB会員企業の事例発表   14:35 休憩   14:45 企業の生物多様性を取り巻くさまざまなテーマ(話題提供)       ・国際社会の動向(RIO+20、COP11)          日比 保史氏(コンサベーション・インターナショナル ジャパン)       ・TEEBからグリーンエコノミーへ 服部 徹氏(CEPAジャパン)       ・グリーン復興と生物多様性保全 中静 透氏(東北大学大学院教授)       ・バイオマスタウン構想の実現 岸 久幸氏(日環エンジニアリング(株))       ・コミュニケーションはエデュケーション 上田 壮一氏(Th

ききみみずきんオフ会/新宿御苑

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先日アナウンスした通り、JTBコミュニケーションズ様のコーディネートで新宿御苑において、ききみみずきんのユーザーの方を募りオフ会を開催しました。 当日朝に集合し、鳥の鳴き声が聞こえてくる方向を正しく認識するための耳の体操を行った後に、千葉県立中央博物館の大庭先生、泉さんの解説で、鳥の鳴き声キャッチ、野鳥の同定を行いました。 皆さんと観察できたのはハシブトガラス、ヒヨドリ、マガモ、カルガモ、ヤマガラ、シジュカラ、ハクセキレイなどで、外付けのカプセルマイクを用いると良く録音出来るようです。 参加者が録音した鳴き声はツイッター経由で共有し、大庭先生からハシブトカラスの警戒音の話など楽しくためになる鳥の鳴き声話をお伺いすることが出来ました。 この時期の新宿御苑は紅葉も美しく、写真撮影などで多くの来場者がいましたが、スマートフォンを鳥に向けている我々のグループに、「それなんですか?」と声をかけていただく事も少なくありませんでした。 ご指導いただいた大庭先生、泉さん、コーディネートいただいた青柳さん、浅見さん、そしてご参加いただいたユーザーの皆様、誠にありがとうございました。

(新刊)生物多様性へのビジネスアプローチ

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標記書籍が発売になります。 私も一部執筆しています。機会があれば書店で手に取ってみてください。  ---以下出版社のサイトから転載 グッドカンパニーの事例に学ぶ生物多様性へのビジネスアプローチ 著者:B&B Japan(「ビジネスと生物多様性イニシアティブ`Biodiversity in Good Company'」日本参加企業):編 サイズ・頁: A5判  216頁 ISBN978-4-7668-2271-7 C2034 価格: 2,100円 (税込) 「ビジネス」と「生物多様性」との関わりがよくわかる! 「生物多様性」は、「地球温暖化」と同様に、最も重要な地球環境問題です。天然資源の乱獲や土地の乱開発などの企業活動が生態系を壊せば、生物多様性の損失によって、資源の枯渇や生物圏の不安定化につながり、事業活動にとって大きなリスクとなります。  本書では、2008年にドイツで発足した「ビジネスと生物多様性イニシアティブ‘Biodiversity in Good Company’」にいち早く参加をし、「よい仲間(Company)」の一員として、先駆的な活動をしてきた日本企業10社を取り上げ、その活動事例を紹介するとともに、取組みのヒントをおしみなく提供しています。生物多様性保全の取組みを始めようとしている企業の方、すでに行っているがさらなる取組みを深めていきたい企業の方に必見です。 <本書の特徴> ● 日本の参加企業10社が取り組む活動を「写真」と「図表」で明解に解説。 ● 海外の参加企業5社によるグローバルな取組み事例も同時に紹介。 ●「 ビジネスと生物多様性イニシアティブ‘Biodiversity in Good Company’」への参加方法がわかる。 ● 全業種に影響を与える「金融」の動向に注目し、金融セクターのあり方を解説。「金融業務各種ガイドライン」を掲載。   目次 ○ はじめに 序 章 なぜ、今、生物多様性が重要なのか 第1章 「ビジネスと生物多様性イニシアティブ‘Biodiversity in Good Company’」とは 第2章 リーダーシップ宣言 第3章 参加日本企業10社の取組み事例  株式会社アレフ、鹿島建設株式会社、サラヤ株式会社、住友信託銀行株式会社

落葉と不動産価値

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この時期になると、落ち葉が迷惑なので街路樹を伐採してほしい、いや緑の少ない街中に街路樹は重要だ、と各地で論争が起こります。 落ち葉が問題にならないように、夏の終わりに強剪定を行い、せっかくの紅葉が楽しめない状況となっている街路樹も少なくありません。また、樹冠が大きくなった街路樹を小さなものに植え替える作業もよく見られます。 この様な不幸な関係が生じている一因として、街路樹の便益が過小評価されていること、もしくは定量的に把握されていないこと。維持管理の負担バランスが崩れていること、資源としても落ち葉が有効活用されていないことなどが指摘できるかと思います。 一方、米国では不動産業者がセールストークとして ”あのエリアは落ち葉が多いから良い地区である” とPRするくらい、都市林/街路樹が地域の共有財産として重要視されています。 USDAの資料ではオレゴン州ポートランドの街路樹は ・街路樹による年間の便益は$4500万ドル、一方維持管理コストは$460万ドルかかっている。 ・街路樹は不動産価値を向上させ市の固定資産税を年間$1300万ドル増加させている  などと紹介されています。 先週末の新聞には、地元の自治会や学校のOBが落葉清掃に協力することで、街路樹伐採の苦情が出なくなった成城学園(東京の高級住宅地)の事例が紹介されていました。自分たちの地域の環境・景観は自分で守るという意識・行動が重要なのですね ■サイト The Value of Street Trees in Portland, Oregon: http://www.portlandonline.com/bes/index.cfm?a=267031&c=50795 イチョウ並木:岐阜中心街・長良橋通りなど、枝剪定;鮮やかな黄色一変寂しく: http://mainichi.jp/area/gifu/news/20111203ddlk21040032000c.html  

ききみみずきん for iPhone オフ会

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ご案内が遅くなりましたが、12月10日(土)に「ききみみずきん」ユーザー向けのオフ会を行います。 紅葉の美しい新宿御苑で大庭先生の解説あり、聞き鳥調査あり、おみやげにバンダナやはちみつもお配りします。 参加料は500円(他に新宿御苑の入園料がかかります)! まだ多少定員に余裕があるようですので是非ご参加ください 申込方法などは下記をご覧ください↓ --- ききみみずきん for iPhone オフ会(最終案内) いよいよオフ会が来週に迫ってきました! いちおう下見もしましたので そんなにグダグダにはならないと思います!?^^; まだ若干名余裕もありますので ぜひお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください! ★最終案内の追加を青字で記しました。 日時:12月10日(土) 10:00~12:00(約2時間)/受付09:30~ 場所:新宿御苑 受付:新宿御苑 新宿門内側 ※入園料をお支払いの上ご入園ください。 内容: ① 千葉県立中央博物館・大庭先生による事前レクチャー ・ どんな鳥の鳴き声が聞けるのか? ・ 各鳥の特徴解説 ・ 聞き方のコツ ・ 耳の体操 ② 「ききみみずきん for iPhone」を使用した聞き鳥調査 ・ 大庭先生、泉さん(千葉県立中央博物館研究員)による解説つき ③ 「キャッチ!」した鳴き声同定、再生と解説 その他 参加者全員に ①「ききみみずきん for iPhone」オリジナルバンダナ ②鹿島ニホンミツバチプロジェクト特製はちみつ をプレゼントします! 対象:「ききみみずきん for iPhone」ユーザー/事前予約制 ※参加者ご自身でiPhone/iPod Touch/iPadをご持参ください。 ※連絡用 および 再生・解説用 にTwitterアカウントをお持ちでない方は当日までにご用意ください。 参加料:@500円(おとな、こども共) ※参加料の他に新宿御苑入園料(大人200円/小中学生50円)が必要となります。 ご注意: ※天候等によりぬかるんだ道を歩く場合があります。 ※双眼鏡やカメラなどをお持ちいただくとより楽しめると思います。 ※園内混雑状況により③鳴き声同定、再生と解説の場所を変更します。 ※ご参加ご希望はTwitterメッセージ(@ki2mi2)、Faceb

米国/都市公園トリビア

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The Trust for Public Landという米国のNPOが都市公園のCity Park Facts 2011を発行しました。 この資料は、全米100以上もの都市の約2万の都市公園を対象として様々なデータが整理されており、公園の年間来場者数、公園のスタッフ数、予算、野球場やバスケットボールコートの住民一人当たりの設置数等々が紹介されています。 P17に公園の一人当たりの市の支出が紹介されていますが、ワシントンDCが$375、サンフランシスコが$280に対して、フィラデルフィアは$64だそうです。 また、住民一人当たりの野球場が多いのはオレゴン州ポートランド、バスケットコートはウィスコンシン州マディソン、スケードボードパークはカリフォルニア州のチュラビスタ、スイミングプールはクリーブランドでした。 ちなみに公園の来場者数ベスト10は以下の通りです 1 Central Park New York 35,000,000 2 Lincoln Park Chicago 20,000,000 3 Mission Bay Park San Diego 16,500,000 4 Balboa Park San Diego 14,000,000 5 Golden Gate Park San Francisco 13,000,000 6 Forest Park St. Louis 12,000,000 6 Griffith Park Los Angeles 12,000,000 8 Coney Island Beach and Boardwalk New York 10,600,000 9 Fairmount Park Philadelphia 10,000,000 9 National Mall Washington, D.C. 10,000,000 City Park Factsにちなんだクイズも用意されています。 余談になります、ボストンコモンが米国で一番古い都市公園と思っていましたが、フロリダの”Plaza de la Constitución”が一番古く1573年に整備されたそうです。 というわけで今回は、ボストンコモンの入口の写真を掲載します。 ■サイト City Park Facts 2011: http:/

生態系サービスへの支払い/PES

 企業活動や我々の生活の多くは自然の恵み/生態系サービスなしには維持できません。 この生態系サービスを持続的に利用するための保全費用やサービスそのものの対価を直接支払うことが、 「生態系サービスへの支払い(PES:Payment for Ecosystem Services)」です。 PESは既に世界中で300以上の導入事例が報告されているそうですが 今回、「平成21年度環境経済の政策研究(生物多様性分野)」の成果を踏まえて作成された、標記WEBSITEが公開されました。 PESのコンセプトや仕組みのほか、地下水涵養を目的としたソニーセミコンダクタ九州の水田の水張りに関する協力金の支払いや兵庫県豊岡市のコウノトリを育む農法がPESの事例として紹介されています。 PESの定義については、以下のような紹介がありました。 --- PESの定義については、国際的に合意されたものはありませんが、原則として以下の要件を満たすものとされています(Wunder, 2005) 。 1. 生態系サービスの受益者と供給者との自発的な売買 2. 生態系サービスの明確な定義化(またはそれらのサービスに関連する土地利用の定義化) 3. 生態系サービスの購入者(買い手)の存在 4. 生態系サービスの供給を管理する生態系サービスの供給者(売り手)の存在 5. 生態系サービス供給者が生態系サービスの供給を継続的に確実にすること --- COP10以降の報道やシンポジウムでもPESの話を聞く機会が増えた気がします。 よいモデル事例はどんどん発表してもらいたいものです。 ■サイト http://www.biodic.go.jp/biodiversity/shiraberu/policy/pes/index.html

Kent Denver's new Dining Hall and lunch Menus

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米国コロラド州で1968年に建てられた学食のリノベーションに際して、環境対策だけでなく、食のサイクルの見える化などを図りLEEDのPlatinumを獲得したプロジェクトを教えてもらいました。 ここでは地形の起伏を活かしながらオープンテラスを整備し、在来種を用いた草花園や果樹園、受粉を支援するミツバチの巣箱まで設置してあります。 室内に設置された壁面緑化には576種以上ものハーブが植栽され、果樹などと合わせ年間を通して給食として学食で提供されています。 また、再生材の積極的な活用や、レインガーデンによる雨水浄化、地下浸透、節水トイレの採用なども実施しているそうです。  (下記サイトから引用) ■関連サイト http://www.kentdenver.org/Menus http://www.archdaily.com/175179/kent-denver-dining-hall-semple-brown-design/

BEEWAX

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プロジェクト近隣の保護者の皆様と子供たちにも手伝ってもらい、先週末にニホンミツバチの蜜蝋を用いたキャンドル作り、ハンドクリーム作りを行いました。 無駄巣など一年かけて収集したニホンミツバチの蜜蝋を有効活用する取り組みです。 ミツロウ(蜜蝋、BEEWAX)は、ミツバチの六角形の巣を構成する蝋のことで、働き蜂の蝋分泌腺から分泌されるものです。 その用途は幅広く、今回作成したハンドクリームなどの化粧品やキャンドルだけでなく、家具などの保護つや出し剤、クレヨン、ろうけつ染めなどに用いられています。 もともと、子育てや蜂蜜を貯蔵する蜂の巣の材料のため、保湿、抗菌、防水性に優れており、傷薬などの漢方薬にも古くから利用されているそうです。なんでもボーンワックスという骨髄止血剤の主成分にも採用されているとお医者さんの友人から教えてもらいました。

Philips Urban beehive

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(写真はPhilipsのサイトから引用) これなんに見えるでしょうか? Philipsが発表した新型の都市養蜂用ミツバチ巣箱です、同僚のOさんから教えてもらいました 庭を持っていない都市域のアパートの住民でも、これを用いれは用法できると紹介されています 窓ガラスの内外にまたがるように設置し、外側にはフラワーポットとミツバチが出入りする巣門替わりのパイプが配置されています。 内側(室内側には)半透明の美しいガラス製のカバーがつけられており、室内側で内検などの作業が実施できるコンセプトです。 もちろんスムシは発生しないのでしょう 燻煙器の代用システムも設置されています。 デザイン展示会のタイミングで発表されたのですぐに市販化されることはないと思いますが 欧州の有名企業が関心を持つほど、都市型養蜂に注目が集まっているということでしょうか 下記サイトには断面図なども紹介されています http://www.design.philips.com/philips/sites/philipsdesign/about/design/designportfolio/design_futures/design_probes/projects/microbial_home/urban_beehive.page

造園学会全国大会&UITでの発表

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本日(11/13)、東京農業大学で開催されている造園学会全国大会で「都市域の自然体験活動としてのミツバチプロジェクトに関する研究」を発表させていただきました。 環境教育のセッションで発表させていただき、座長のコーディネータのもと当該分野の研究の課題や方向性について議論がありました。 造園学として最終的に地域づくりや空間づくりに資するようなアプローチが重要とのご指摘は非常に印象的でした。 余談ですがセッションで一緒に発表した4名全員が大学の同期でした(驚) http://www.nodai.ac.jp/topic/news_sub/111110/111112sympo.pdf http://blog.goo.ne.jp/yyoriyuki/e/84d0052217e324dbcf29962654a2d651 先週の11月9日には、アーバンインフラテクノロジー推進会議でもミツバチに関する報告をさせていただきました。 http://www.uit.gr.jp/members/thesis/pdf/honb/306/306.pdf 終了後の報告になり恐縮ですが、スクラップとしてブログ掲載します。

トイレの壁面緑化/Longwood Gardens' new East Conservatory Plaza

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(写真のクレジット: Courtesy Longwood Gardens) LAMの最新号で、Longwood Gardenの新しい施設が紹介されていました Longwood Gardenはデュポン氏が寄贈した世界有数の園芸・庭園施設で、ペンシルバニア州に位置しています。 私もUPENNに通っていた頃はクリスマスシーズンに良く遊びに行った場所でもあります。 今回、新しくEast Conservatory Plazaが再整備されました、上記写真はそのトイレのものです。 英国の造園家Kim Wilkie が設計し、主にシダが用いられているとの説明があります。 HPをみると、Longwood Gardenの新しいプランナーとしてWEST8が選ばれたと紹介されていました。今後の展開が楽しみですね。 ■関連サイト プロジェクト紹介: http://www.longwoodgardens.org/TheConservatoryPlazaConstruction.html 紹介記事: http://www.architectmagazine.com/institutional-projects/living-wall.aspx Longwood Garden紹介(日本語): http://www.longwoodgardens.org/languagepage/japanese.html

生態系サービスの真の価値

標記タイトルのレポートが国連大学のサイトに掲載されています http://ourworld.unu.edu/jp/recognising-the-true-value-of-ecosystem-services/ IPBESワークショップの共同議長であるハロルドムーニー教授へのインタビューでは、興味深い情報がコメントされています。たとえば以下のような解説がなされています。 ・生物多様性に関しては、かつては遺伝資源の情報が失われるとか、貴重な医薬資源が絶滅するなど限られた議論であったが、現在では生物通しの繋がりが議論されるようになった。 ・つまり、生態系サービスという考え方を通して生物多様性と人間社会の関係が注目され始めた。 ・経済便益評価が行き過ぎると、経済的価値の高い種ばかりが植えられて本当の意味で生物多様性保全が進まないとの議論があるがそうは思わない、なぜなら生物多様性こそがサービスの提供者だから。 同じく共同議長の、アナンサ・ドゥライアパ教授らのインタビューも掲載されており、生態系サービスの研究に携わる人には必見の内容です。 IPBES: ハロルド・ムーニー インタビュー

The International Awards for Liveable Communities 2011

2011 LivCom Awards in Songpa.wmv 標記表彰制度”リブコムアワード”は、環境に配慮した街づくりを表彰する国際的な表彰制度として1997年からスタートしています。 本年は、一連の表彰が韓国で開催されており、昨日リブコム賞2011が発表となりました。 --- < 2011 Winners >     Whole City Awards 2011 Category A: Popn up to 20,000                      First:                Nieuwpoort, Belgium       (Gold) Second=:        Gottarendura, Spain     (Bronze) Second =:       Jinhwa, Taiwan (Bronze) Third    :            Vornicini, Moldova (Bronze)   Category B: Popn 20,001-75,000 First:                         Pfaffenhofen an der Ilm, Germany (Gold) Second:          Mandurah, Australia (Silver) Third:            Jihlava, Czech Republic (Silver)   Category C: Popn 75,001-150,000 First:                Tongyeong City, South Korea (Gold) Second:          San Carlos, Philippines (Gold) Third:                        Namwon, South Korea (Silver)   Category D Popn 150,001-400,000 First:                         Joondalup, Australia (Gold) Second:          Nans

Cities and Biodiversity Outlook 1

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 都市と生物多様性の展望の初版(CBO-1)が発表されています。 これは、都市化と生物多様性、生態系サービス間の関係の評価で構成されています。 世界中の科学者が、都市化による生物多様性と生態系サービスへの影響を研究し、科学と政策を統合することで保全と持続可能な開発を成し遂げようというものです。 本文には、CBOの概要や戦略、ケーススタディー候補都市、今後のスケジュール が紹介されています。 ■参考サイト http://www.cbd.int/authorities/cbo1.shtml

Landscapes in Landscapes: Where Ecology Meets Design/ Piet Oudolf

NYのハイラインやバッテリーシティーパーク、シカゴのミレニアムパークなどの植栽デザイナーである” Piet Oudolf ”を紹介する動画です。 世界の都市人口が増加する中で、都市住民が自然と触れ合う機会を失ってきたこと、 都市の中に人にも生物にも配慮したハビタットを作る重要性などを説明しています。 植栽デザインのプロセス等も紹介されており、ランドスケープを学んでいる人には大変参考になるのではないでしょうか? 図面の雰囲気がパトリックブランのものに似ているのは気のせいか、、 Emotive landscapes with Piet Oudolf ちなみに、PENNで来月講演会が開催されるようです。 http://pietoudolfatpenndesign.eventbrite.com/?ref=ebtn

Approach for reporting on ecosystem services

■関連サイト http://www.globalreporting.org/NR/rdonlyres/13865428-9EAC-4EB0-A8E3-A31AA2F5C38C/6692/ECOSYSTEMSFINAL2992011.pdf

Mixed Findings in Q3 2011 ASLA Business Quarterly Survey

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7月に” 米国のランドスケープアーキテクト職の成長 ”というブログを載せましたが、今回はちょっと残念なニュースをご紹介します。 10月24日付のASLAの発表によると、LAの求人数は前四半期と比較して減少傾向に転じたとのことです(グラフの出典はASLA)。 主な数値は以下の通りです ---ASLAの発表 Compared to the second quarter 2011, your third quarter 2011 billable hours were: Significantly higher (more than 10%) – 10.2% Slightly higher (5 to 10% higher) – 22.2% About the same (plus or minus 5%) – 33.0% Slightly lower (5 to 10% lower) – 20.7% Significantly lower (more than 10%) – 13.9%  Compared to the second quarter 2011, your third quarter 2011 inquiries for new work were: Significantly higher (more than 10%) – 8.5% Slightly higher (5 to 10% higher) – 27.2% About the same (plus or minus 5%) – 33.8% Slightly lower (5 to 10% lower) – 15.4% Significantly lower (more than 10%) – 15.1% Year to year, compared to the third quarter in 2010, your third quarter 2011 billable hours were: Significantly higher (more than 10%) – 14.0% Slightly higher (5 to 10% higher) – 25.0% About the same (plus or minus 5%) – 21.3% Sli

The SITES Survey

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このブログで何度か紹介している米国の持続可能な土地利用の評価システム "The Sustainable Sites Initiative (SITES)" がLEEDの運営団体である GBCI と共同でウェッブアンケート調査を行っています( 11 月 2 日まで)。       この調査は、SITESの運用開始に向けたフィージビリティースタディーと市場調査であり、持続可能な土地利用に興味を持つ、設計、建設、維持管理に関係する方々を対象として調査するものです。       設問内容は、   保有資格や、設計上重視している項目、取り組んでいるプロジェクトの内容などです。   これに加えSITESの認証プロセスをLEEDと同様にするか?   オーナーに認証取得を勧めるかどうか?   LEED APと同様のSITESの認証資格の必要性、   認証資格に必要なバックグラウンド、   さらにはオンライン試験がよいか対面試験が良いか   など認証の方向性や資格に関して多岐にわたる調査を行っています。       SITESは評価基準に関するパブコメの募集や試行プロジェクトの一般公開など、   オープンに議論を進めている点が印象的ですね    ■関連サイト http://www.sustainablesites.org/ http://www.zoomerang.com/Survey/WEB22B6G46AKF7

ミツバチプロジェクト環境教育

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ニホンミツバチプロジェクトの関連行事で蜜源植物探しを実施しました。 場所は近隣の公園、幼稚園児がカードに書かれたヒントを頼りに、幹肌の色や質感、葉っぱの形や大きさなどから、ユリノキやアオギリを探しました。

羊の除草

 最新(10月号)のLandscape Architecture Magazineの興味深い記事の中に 「羊によるワイン用ブドウ畑の除草」 が紹介されています。 ワイン畑を羊や鶏で除草する取り組みは世界各国で行われており、羊に関してはニュージーランドが先進国のようです。 羊に関してはland & livestock誌でこんなデータも紹介されています。 ・1haあたり$335のコスト削減(労賃や燃料費) ・羊がいることで鳥類を呼び込む効果があり、有益な昆虫にも無害 ・肥料の提供 COFOs(Chief Organic Feritlizer Officers)なんて呼ばれています ・ブドウ畑の美観向上 ・そしてなによりも、自分自身が楽しくなる! Sheeps in the Vineyard たしかに、羊はかわいいですね、うちのヤギちゃんたちも毎日草刈りに励んでくれています。   ■関連リンク http://digitaljournal.com/article/205466

ASLA 2011 Professional and Student Awards 発表

本年度のASLA賞が発表になりました。 プロフェッショナルアワードは567のエントリーから37作品が選ばれたとのこと 下記サイトで、受賞作品の概要や高解像度のイメージを閲覧できます。 http://www.asla.org/2011awards/ 個人的に特に興味を持ったのは、LIDのデザインマニュアル LID Low Impact Development: A Design Manual for Urban Areas と、ポートランドのエコロジカルネットワークを扱った Integrating Habitats: "Growing Together" LIDもそうですが、今年の受賞作品は雨水対策関連のプロジェクトが増えたような気がします。 ちなにみ下記は昨年受賞作品の紹介ビデオのリンクです 2010 Professional Awards Intro

Biodiversity begins with a B

都市における蜂の働きを紹介する短編ビデオです。 A Bと来て、、オチもあります Biodiversity begins with a B

生物多様性の確保に関する技術的配慮事項/都市緑地法運用指針改正

平成23年10月1日に都市緑地法運用指針が改正され、生物多様性保全やエコロジカルネットワークに関する記載が拡充しました。 たとえば、緑の基本計画の内容4-(4)には、以下のような説明が追加されました。 ---(抜粋) 特に、生物多様性の確保の観点から、動植物の生息地又は生育地としての緑地の規模や連続性等を評価して以下の緑地を配置し、これらの緑地による有機的なネットワーク(以下「エコロジカルネットワーク」という。)の形成を図ることが望ましい。 ⅰ 中核地区:  都市の郊外に存在し、他の地域への動植物種の供給等に資する核となる緑地 ⅱ 拠点地区: 市街地に存在し、動植物種の分布域の拡大等に資する拠点となる緑地 ⅲ 回廊地区:  中核地区と拠点地区を結び動植物種の移動空間となる河川や緑道等の緑地 ⅳ 緩衝地区: 中核地区、拠点地区、回廊地区に隣接して存在し、これらの地区が安定して 存続するために必要な緑地を含む緩衝地帯 --- 企業サイドでも事業所の敷地におけるエコロジカルネットワーク評価を行うなど、各所で取組が本格化していますね。 ■関連サイト 都市緑地法運用指針: http://www.mlit.go.jp/crd/park/joho/houritsu/pdf/H231001toshiryokuchi-shishin.pdf 緑の基本計画における生物多様性の確保に関する技術的配慮事項: http://www.mlit.go.jp/crd/park/joho/houritsu/pdf/H231001hairyojikou.pdf 富士通プレスリリース: http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/09/29-1.html

The UK National Ecosystem Assessment/イギリス生態系サービス評価

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イギリスでは2004年のミレニアムアセスメントの結果を受け、全土の生態系サービスを評価する”The UK National Ecosystem Assessment”が実施されています。 以下のページから森林、農地、都市の状況、各サービスの現状など膨大なレポートを見ることが出来ます。 http://uknea.unep-wcmc.org/Resources/tabid/82/Default.aspx 第10章には都市域の評価がレポートされており、都市緑地が住民に提供するサービスは非常に充実していること、都市緑地は面積だけでなく、分布や接続性、機能性やアクセス性が重要だ(their spatial distribution, connectivity, functionality and accessibility )と指摘されています。 個々の報告は、エビデンスがまだ十分でないものもありますが、研究予算と人材(500人)が手厚く配分されている状況なので、今後の進展に要注目です。 key messagesには以下のコメントがありました。 A move to sustainable development will require an appropriate mixture of regulations, technology, financial investment and education, as well as changes in individual and societal behaviour and adoption of a more integrated, rather than conventional sectoral, approach to ecosystem management. This will need the involvement of a range of different actors – government, the private sector, voluntary organisations and civil society at large – in processes that are open and transparent enough to facilitate

生態系サービスを指標とした都市域の緑地評価・計画手法に関する研究

私事で恐縮ですが、表記タイトルの博士学位論文により、この度、博士(学術)の学位を授かりました。 私の研究テーマは、タイトルの通り生態系サービスの視点で都市緑地の価値を見直し、それを具体的なランドスケーププランニングに適用するための手法論です。 論文は以下の8章で構成しています。 1.都市域の生態系サービス 2.生態系サービスの評価手法(BREEAMやLEED、SITE、CBIなどのレビュー) 3.地域レベルのプランニング手法 4.地区レベルのプランニング手法 5.経済便益評価 6.環境コミュニケーション 7.フレームワーク 8.まとめ 各章の内容は小職が携わってきた、具体のプロジェクト成果が中心となっており、GISを用いた解析手法からミツバチPJまで幅広く取り上げました。 熱心にご指導いただきました先生方、共同研究者の皆様、その他お世話になった皆様にあらためてお礼申し上げます。

Water/ Atelier Dreiseitl

A SUSTAINABLE FUTURE FOR THE EXUMAS, 8 July 2011, Herbert Dreiseitl 先日ご紹介したドライザイデル社代表のプレゼンテーションです。 1:1モデルを作成し取り組むプロセスはなかなかまねできないと思いましたが、そのようなアプローチをとる理由が良く分かりました。 ASLAにインタビュー記事が掲載されています: http://www.asla.org/ContentDetail.aspx?id=24482 また、今年の4月にPennDesignで開催された"in the Terrain of Water"でも、プレゼンテーションしていて、以下のサイトで動画を見ることが出来ます。 http://terrain.design.upenn.edu/symposium (Session 2の後半です)

in the Terrain of Water

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講演会「ドイツのエコロジカル都市デザイン思考」

ペン大時代の同級生が下記無料講演会を企画しましたのでご案内します。 --- 「水環境のランドスケープデザイン~ドイツのエコロジカル都市デザイン思考~」 ■講師:ディーターグラウ(アトリエ・ドライザイテル社 副代表) ■コーディネーター:福岡孝則(アトリエ・ドライザイテル社) ■日時:2011年9月29日(木)16:30~18:00 ■会場:東京農業大学世田谷キャンパス・18号館1階 1811教室 (東京都世田谷区桜丘1-1-1) 世田谷キャンパスアクセス: http://www.nodai.ac.jp/access/map_s.html キャンパスマップ: http://www.nodai.ac.jp/map/setagaya/index.html 主催:東京農業大学大学院造園学専攻・東京農業大学緑友会(造園科学科卒業生組織) 共催:東京農業大学造園科学科 後援:(社)日本造園学会、IFLA JAPAN 使用言語:英語・日本語(適宜通訳予定) 参加費無料(東京農大和田クレドール基金協力事業) 造園CPD認定プログラム 案内チラシ(PDF) 講師事務所紹介(PDF)   ★参加費は無料ですが、会場準備の都合上、参加ご希望の方はメールにてご連絡をいただけますと幸いです。 (担当:阿部 shita「アットマーク」nodai.ac.jp) ---

みつばちカフェ報告

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先週末に南長崎でみつばちカフェを開催しました。 恒例の観察箱、採蜜体験、ハチミツレモンスカッシュなどのサービスをはじめ、今年度はヤギPJや庭鳥PJ関連の展示を行い、近隣の方、企業、はちともなど多くの方にご参加いただきました>ありがとうございました! 当日の様子はすみだ百花蜜プロジェクト様のブログでも紹介されています。 http://sumida100.exblog.jp/16552748/

A Picnic in the Park

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そろそろピクニックシーズンですね セントラルパークでも、 ベストピクニックスポット として以下の6箇所が紹介されています。 ---(転載) The Pool West Side from 100th to 103rd Streets Hernshead West Side between 75th and 76th Streets Sheep Meadow/Tavern on the Green Visitor Center & Gift Shop West Side from 66th to 69th Streets Great Lawn (southeastern edge) Mid-Park from 79th to 85th Street North Meadow Mid-Park from 97th to 102nd Streets Harlem Meer East Side from 106th to 110th Street -- よいピクニックサイトが点在していますが、広大なセントラルパークで目的のスポットにたどりつくのはなかなか困難です。 そこで、こんな アプリ も公開されています、その名も”Central Park” 公園の案内図と主要箇所の写真が提供されているようです。 東京はどうかと思い、調べてみたらお勧めピクニックサイトを紹介するこんなサイトがありました。↓   公園でピクニックを楽しむ!東京都内&郊外のお勧めスポット20

National Mall Design Competition

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米国ワシントンDCの国立公園「The Mall」のデザインコンペがアナウンスされています。 ここは、年間2500万人が訪れ、3000ものイベントが開催されている米国で最も人気のある国立公園ですが、その密度の高い利用に十分に対応できるような工夫がコンペティションでは求められています。 主なスケジュールは以下の通りです September 8, 2011 –  Official Launch of the National Mall Design Competition                                 Competition Registration Period Opens                                 Question and Answer Period Begins October 8, 2011 -      Competition Registration Period Ends                                 Questions and Answer Period Begins October 13, 2011 -    Lead Designers’ Portfolios Due October 27, 2011 -    Announcement of Stage I Results and Issuance of Stage II Invitations Stage II: Team Qualifications and Interview November 1, 2011 -    Question and Answer Period Begins November 16, 2011 -  Networking Session November 25, 2011 -  Question and Answer Period Ends December 1, 2011 -    Stage II Team Qualification Submittals Due December 15, 2011 -  Announcement of Stage II Results and Issuance of

「IPBESに関する国際科学ワークショップ」成果文書

本年7月に国連大学で開催したIPBESに関する国際科学 ワークショップの内容(成果文書)が環境省のHPに掲載されています。 生物多様性 と 生態系 サービスの科学的評価のあり方について興味深いコメントがなされています。 特に、エクゼクティブサマリーの下記文章には強く賛同してしまいました   Much of the knowledge on biodiversity and ecosystem services is developed and observed at the local level, and is considered “tacit” – not formally recorded, shared and tested. The assessment process must be designed to capture these forms of knowledge in a credible manner in addition to the standard peer-reviewed scientifically based information that has formed the core of assessments to date. 生物多様性と生態系サービスに関する知識(ナレッジ)の多くは、ローカルなレベルで生まれ、存在していて、公式に記録、共有、試験されることのない「暗黙知」がほとんどである。既存のアセスメントの中核はピア・レビュー、すなわち科学者同士の審査を経た科学的情報が標準だが、それに加えて、このような形態の知識を信頼できる形で収集できるように、アセスメントの方法を設計しなければならない。 また、「生態系サービスを提供する地球の能力は減尐してきており、長期的にも減尐が続くこともわかってきた。」という指摘は、漠然と受け止めるのでなく、各専門家が具体的アクションとして真摯に取り組まなければならない大きな問題ですね。 ■環境省プレスリリース http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14197

セミナー&イベントのお知らせ

9月10日(土)午後 横浜 東京農大のOB会である神奈川県緑友会の総会後に行われる講演会にお声掛けいただきました。 最近のプロジェクトなど紹介させて頂きます。 9月11日(日)午前 東京 今年で3年目のミツバチカフェを開催します。今年はミツバチ(ハチミツ)だけでなく、ヤギや鳥骨鶏の自然の恵みが体験できるかも、、例年多くの方にご参加いただいています。 9月27日(金)午後 東京

The TEEB Manual for Cities: Ecosystem Services in Urban Management

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持続可能性をめざす自治体協議会(ICLEI)は、世界中の持続可能な開発を目指す都市や自治体協会などにより構成された国際組織です。 今回、カナダのモントリオール市で開催された ”Liveable Cities Forum: Designing Biodiversity Friendly Communities” において、ICLEIから表記マニュアルが発表になりました。 このマニュアルは、TEEBのD2を基に作成されており、 都市が生態系サービスの恩恵を受け成立していることをさまざまなデータで紹介しています。 目次は以下の通りです --- Foreword and Acknowledgements CONTENTS Section 1: An introduction to ecosystem services and cities 1.1 The Value of Nature for Cities 1.2 Ecosystem services: definitions and examples 1.3 A focus on ecosystem services: helping cities to achieve their goals Section 2: How to include ecosystem services in decision making and policy – Th e TEEB stepwise approach Step 1: Specify and agree on the problem or policy issue with stakeholders Step 2: Identify the most relevant ecosystem services that can help to solve the problem or policy issue Step 3: Determine what information is needed and select assessment methods Step 4: Assess (future changes in) ecosystem services Step 5: Identify and compare m

competition to design a new public space for London

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ロンドンのもっとも新しい公共空間をデザインするコンペがアナウンスされています。 オリンピック公園内の2つのエリアの将来計画を提案するもので ノースパークは、自転車関連の施設を自然生態系を乱さないように配慮しながら計画 サウスパークは、景観に配慮しながら動的なプログラムが実施できるように計画 することが求められています。 最優秀賞は実施されるとのことなので、LAのコンペでは今年の大きな目玉になりそうですね 参加登録の締め切りは8月31日です ■サイト http://www.malcolmreading.co.uk/architecturalcompetitions/legacycompany/

Landscape Architects Hit the Streets Nationwide

8月17日に全米各地でLandscape Architectsの職能を紹介するイベントを行ったそうです。 その動画がこちら↓ Landscape Architects Hit the Streets Nationwide 道行く人に、LAのプロジェクトや役割を宣伝しています。 ■サイト ASLA: http://www.asla.org/Multimedia.aspx

生物多様性とランドスケープ/ランドスケープ研究75(2)

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日本造園学会誌・ランドスケープ研究のVOL75 NO.2の特集は 「生物多様性とランドスケープ-COP10に沸いた2010年を未来につなぐ」 です。 諸先生方が、多様な視点で生物多様性とランドスケープの関係、今後の展開を紹介しています。 わたくしも、「企業と生物多様性の関わりと今後の造園・建設業界の展望」というタイトルで寄稿させていただきました。

食料自給率と農の風景

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 先日、食料自給率がカロリーベースでついに4割を切り39%になったとの報道がありました(生産額ベースでは69%)。 農業従事者の減少、耕作放棄地など様々な原因が指摘されていますが、 その一方で各地で年間2000万トン近い食べ残しなどの食品廃棄物が発生するなど、この課題に関する社会の関心はそれほど高くなく 解決にむけた議論もそれほど活発には行われていないように感じます。 農は、社会の循環システムに大きく関与しており、 その衰退は食料だけでなく、廃棄物やエネルギー、水、生態系、防災機能などに悪影響を及ぼすことは論を待ちません。 また、日本古来の農の風景やそれに関連する祭りなどの行事、遊びなど我が国の文化の劣化にもつながると思います。 まさに、供給・調整・文化の生態系サービスの劣化です 言うまでもなく、この解決には万能策があるわけではなく、地域固有のユニークな対策が求められます。 タイミングよく、東京都から「農の風景育成地区制度」の創設に関する発表がありました --(以下転載) 東京都は、都市の貴重な農地を保全し、農のある風景を維持していくために、「農の風景育成地区制度」を創設し、平成23年8月1日から施行しますのでお知らせします。 1 制度の概要  東京の農地は、食料生産の場だけではなく、潤いのある風景の形成や、災害時の避難の場としても役立つ貴重なオープンスペースであり、多面的な機能を果たしています。  このため、都は、減少しつつある農地を保全し、農のある風景を将来に引き継ぐ「農の風景育成地区制度」を創設しました。  この制度では、農地や屋敷林などが比較的まとまって残る地区を指定し、区市町と協力して、農地等の保全を図るために都市計画制度などを積極的に活用することとしており、地域のまちづくりと連携しながら農のある風景を保全、育成していきます。 2 地区指定の効果 農の風景育成地区内では、散在する農地を一体の都市計画公園などとして指定することを可能とし、これにより農業の継続が困難となった場合にも、区市町が農地を取得し農業公園として整備することができます。 地区指定に向けて、農業者との協力、連携を図ることで、農地の活用を通した農業者と地域住民との交流が促進されます。 都市農地の重要性など

Farmscaping

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Farmscaping(もしくはNurseryscaping)とは、有益な微生物や害虫の天敵となる昆虫や両生類、コウモリ、鳥などを誘致し、その土地の生物多様性を高めながら生態学的なアプローチにより農地をマネジメントする手法です。  たとえば、テントウムシを誘致してアブラムシを抑制する。昆虫を呼び込んで受粉を促進するなどして、生態系に配慮しながら農作物の収量向上や品質向上を目指すものです。 Farmscapingの便益は主に以下のようなものです。 ・害虫防除のコストと農薬管理の必要性の減少 ・受粉の改善による、作物の量的/質的向上 ・農地における野生生物の生息地の確保(生物多様性の改善) ・土地の質の改善(栄養状況の改善):多様な植物を利用するため土壌浸食の防止などにもつながる ・生産する農作物の付加価値の向上 ・バッファーゾーンで作付けする切り花や薬用植物などの販売収入 農薬だけに頼らないIPM(総合的病害虫・雑草管理)が21世紀に入ってからさらに注目されており、農水省からも多くの参考資料が出ています。このIPMの手法の一つとして位置付けられることもあるようです。 ただし、Farmscapingはより強く生物多様性を意識しており、農薬などの化学物質を使用せず生態系のバランスを保持することで、農地の合理的管理の実施を目指していると思います。 私の目指している「自然の恵みを生かしたまちづくり」と重なる部分がたくさんあり、よく参考にしています。 ■関連サイト http://www.extension.org/pages/18573/farmscaping:-making-use-of-natures-pest-management-services IPM: http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/g_ipm/pdf/byougai_tyu.pdf

Resilience/回復力・弾力性のあるまちづくり

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先月末の2日間、グリーン復興の仲間達と東日本大震災の被災地である陸前高田と気仙沼を訪問し、現地の状況を確認するとともに、市長や被災された企業の経営者、ボランティアの方々ら11人からお話をお伺いしました。 写真は気仙沼市のものです。家屋だけでなく撤去できない車や船がまだまだ多数残されており、震災後4カ月以上経てもまだまだ復興どころか復旧にも程遠い状況でありました。 現地の方々と対話する中で、以下のような指摘がありました ・東北の役割を見直し、自然の恵みを生かした復興を行う必要があること(東北は日本の食糧庫) ・まち単位での食料やエネルギーの可能な限りの自立が必要であること、 ・今回の震災を日本全国どこでも起こりうる問題としてとらえ、震災への準備をまちづくりの中で十分に行う必要があること、 短期的な復興だけでなく、継続的にまちが生き残れるような願いを込めた、中長期を見据えた重いコメントでした。 地盤沈下があった地区では、元のまちの姿に戻すのではなく、(ソフト・ハードとも)21世紀型の新しいまちをつくることが、生き残った者の務めだとの言葉もありました。 このようなご意見を受けて、Resilience(復元力や弾力性)という言葉を改めて思い出しました。 共同研究でご一緒した熊谷さんが、都市のレジリエンスをテーマに論文を発表されており、都市自身が復元力を持つことが今後ますます重要になるとコメントされていました。当時はぼんやりでしたが、今回の震災で、自然の持つ自己再生力や回復力を引き出すことが、今後のまちづくりにおける重要な視点となることを明確に認識できるようになりました。   そろそろ発行されるランドスケープ研究の最新号にもレジリエンスに関して生物多様性と絡めて紹介する記事を寄稿させていただきました。もしよろしければご覧ください。

Sustainable Design Still Not Mainstream Among Design Professions

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ASLAのブログに表記タイトルの記事が掲載されています 持続可能なデザインはまだまだ主流にはなっていないとのことで Arup, HOK, BNIM, Perkins+Will, and KierenTimberlakeの5社の取り組みが進んでいること しかしながら、専門家の自社の持続可能なデザインへの取り組みへの満足度は不十分であること 組織の指導者は、サスティナブルデザインのためのロールモデルを見つける必要があること が紹介されています。 また、業界のリーダー50人への調査によると、今後のトレンドのトップ5は life-cycle design, BIM adoption, “productivity increases,” sustainable design, and “intelligent buildings.” であったそうです。 一方経営面では、厳しい予測をする経営者が多く、今年度のプラス成長を見込む経営者はわずか11%とのこと、 先日紹介した2020年に向けた政府のデータとは大違いですね、、   ■サイト http://dirt.asla.org/2011/07/27/designintelligence-sustainable-design-still-not-mainstream-among-design-professions/

COP10アーカイブ

マクニーリー:  私の夢ですけれども、私たちは経済の発展と社会的、そして私的、文化的な発展を、バランスをとって包括的に考えていければと思います。そのためには、やはり自然とのつながりをさらに深める必要があると思います。「里山イニシアチブ」、これは自然とのつながりの非常にいい事例としてCOP10で採択されるでしょう。 世界のいろいろな国々で自然とのかかわりを持っています。これは非常に前向きな進展であると思います。  そして、新しいテクノロジーがあります。私は非常に感銘を受けましたのは、先ほどの鹿島建設のスマートフォンです。このようなツールがあると、人々が森に行ってバードウォッチングをしたくなります。例えば鳥が飛んでいれば、それがわからないけれども、その鳴き声を聞くとスマートフォンを掲げてどういった鳥の種類かわかるというのは、非常に素晴らしいと思います。そして、どのような餌を食べるのか、どんな環境にすんでいるのかと、そういった情報もダウンロードできるということになったら素晴らしいですよね。このようなテクノロジーの活用の方法があると思います。  そして、子どもたちがコンピュータゲームにどのくらい時間を費やしているか知っていますか。ですか ら、例えば生物多様性コンピュータゲームというのもいいかもしれませんね。そうすると子どもたちがコン ピュータゲームで生物多様性を学んだときには、外に出て自然の本当の生物多様性に触れたいと思うかも しれませんね。そういったことも考えてみてはどうで http://www.chukeiren.or.jp/emphasis/pdf/cop10forum_postersession.pdf http://www.mlit.go.jp/common/000132785.pdf

フジロックフェスの森

http://www.fujirockfestival.com/news/festivalecho11.pdf

都市でヤギを飼う/産経エクスプレス コラム

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本日のサンケイエクスプレス、 ”都市でヤギを飼う”というコラムの中で、 我々の取り組み、ヤギと鳥骨鶏を活用した緑地マネジメント手法を紹介していただきました キオスクなどで購入できますので 是非ご覧ください。

外来種かみしばい/カードゲーム

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(画像はWWFのサイトから転載) 昨日の生物多様性保全セミナーで、東京都の方から小笠原の外来種問題の紹介がありました。 いったん侵入すると、その対策に膨大なコスト、時間、マンパワーが必要になる外来種の問題。 世界遺産に登録された小笠原だけでなく、どの地域においても重要な課題です。 さて、環境省では、この外来種問題の学習教材の貸出サービスを行っているとのアナウンスがありました。 ---(以下転載) 生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)開催を機に、学習教材として【外来種かみしばい】及び【外来種カードゲーム】を作成しました。全国の地方環境事務所等で貸出しを行います。 1.はじめに  生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)終了後、平成23年1月に実施した外来生物問題等認知度調査の結果によると、外来種・外来生物という言葉を知っているとの回答は70%に近いものの、アライグマやウシガエルを外来生物であると認識している人は、それぞれ50%、25%程度であるなど、個々の外来生物についての理解は未だ十分ではない状況にあることが示唆されました。特に10代~20代においては、例えば全国的に大きな農業被害等を起こしているアライグマが外来生物であることを正しく答えられた割合が30%未満と、他の世代と比較して顕著に低い値を示していました。  環境省では、生物多様性条約第10回締約国会議の開催を機に、上記のような調査結果も踏まえ、外来種問題のさらなる普及啓発を目的に、学習教材として、外来種かみしばいと外来種カードゲームを作成し、地方環境事務所等から貸出しを行うこととしました。 2.外来種問題学習教材について ■外来種かみしばい「マングースものがたり」について  昨年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議の公式サイドイベントで上演したかみしばい。主に小学校低学年が対象。ハブなどの駆除を目的に人の手で沖縄に放されたマングースが沖縄固有の希少種ヤンバルクイナの脅威となっている事実にスポットをあてた物語。 ■外来種カードゲーム「ピンチくん」について  主に小学5年生以上を対象としたトランプ型のカードゲーム。外来種の脅威により日本の在来種が「ピンチ」な状況

米国のランドスケープアーキテクト職の成長/NEA Forecasts Growth for Landscape Architecture Employment

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失業率の増加でオバマ大統領の人気に陰りが出ているそうですが、われわれの職能に対するニーズは高いとの見通しが発表されました。 この調査はNEA( the National Endowment for the Arts)が実施したもので、2018年までの芸術系の雇用見通しを予測しています。 雇用数が大幅に増加すると見込まれる職種は、 博物館の技術者と保全技術者(26%増加)、キュレーターcurators (23%)、インテリアデザイナー(19%),などで、ランドスケープアーキテクトも20%増加するとの見通しが出ています。 一方、ファッションデザイナーや花のデザイナーやアナウンサーは低い成長が予想されています。 その要因として、退職者のコミュニティーや持続可能なデザインへのニーズが造園家の雇用状況を改善すると説明されています。 -- Industry trends in fields other than the arts affect the growth of many artist occupations. For example, the growing health care and hospitality industries will result in increased demand for interior designers. The increase in retirement communities and the demand for sustainable design will improve job prospects for architects and landscape architects. As audiences turn to the Internet and interactive media, graphic designers, multimedia artists, and writers may benefit. -- あくまでも米国の話ですが、グッドニュースですね、 もっとも、ASLAは毎年このようなニュースを紹介し元気づけてくれるので、またかよという声も聞こえてきそうですが、、 ■関連サイト 芸術系求人の2018までの見通しレポート: http:/

7/9都市農場ツアー開催(ニワトリ、ヤギ、ミツバチ)/Urban Farm Tour

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7月9日に、都市域の庭にミツバチ、ヤギ、ニワトリなどを導入しているユニークな都市農場50か所を訪ねるセルフガイドツアーが開催されます! といっても開催場所はシアトルです(期待させてすいません、、) Visit all sites, tour by neighborhood or tour by theme ( chicken s, goats, bees, garden s)! These are the sites to date Edmonds to Skyway, with one in Duvall and a couple in Renton. Ready to get started raising chicken s with your own coop right away?  Start or end your tour at the "NW Coop Expo" with professional chicken coop builders showing off their designs for sale at the Rainier Beach Farm (formerly Atlantic City Nursery), 5513 S Cloverdale St, Seattle WA 98118. 日本ではまだまだ認識されていませんが、シアトル、ポートランド、シカゴ、マンハッタンでは、新鮮で安全な食料の調達、資源循環、自然との触れ合いなどを目的として、ミツバチ・ヤギ・ニワトリへの取り組みが急激に増加しているそうです。 僕らの取り組みと見事に重なっているところが驚きでもあり、 一方で都市域のいろいろな条件をクリアできるのは米国でもやっぱりこの3種かと納得したり、、 近いうちに是非見に行きたいです 料金は一人12ドルだそうです。 ■ネタ元 http://seattletilth.org/special_events/chickencoopurbanfarmtour

地球環境に優しい都市ランキング北米編/U.S. and Canada Green City Index

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 シーメンスとEIUはヨーロッパ、アジアなどを対象に環境に優しい都市を調査しています。 今回、北米の27都市を対象としてCO2排出量、廃棄物のリサイクル、水の使用、そしてLEED認証ビルの数など31の項目を調査した、環境に優しい都市ランキングが発表となりました。 結果は、、 1位サンフランシスコ、2位のバンクーバに続き、ニューヨークが3位とのことでした ニューヨークが高得点だったのは、公共交通機関の利用による影響がおおきいのですが、緑地の効率的な利用に関しても高い評価を得たようです、 (HPから引用) ”Beyond raw density, Alison Taylor, the head of Siemens’s sustainability office, notes that New York demonstrates “a great use of green space. I think that’s going to surprise some people who think of New York as an urban core without any green.”” たしかに、NYの緑地は最近話題のハイラインだけでなく、素晴らしいマネジメントを実践しているところが多々ありますね。 ■関連サイト シーメンス発表: http://www.siemens.com/press/en/pressrelease/index.php ウォールストリートジャーナル: http://blogs.wsj.com/metropolis/2011/06/30/new-york-emerges-as-green-city-leader/

セミナー&イベントのお知らせ

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セミナー&イベントのお知らせです 7月2日:「ヤギフェス」 ヤギによる除草実験を一般公開します、 外来種駆除など実験成果を紹介するほか、ヤギ乳やヤギチーズも提供予定です。 参加希望があればメールください。 7月6日:「生物多様性保全セミナー」東京都建設業協会  http://www.token.or.jp/school/scnews/sc349.pdf 東京都の生物多様性への取り組みが紹介されるほか、ゼネコン4社の取り組み発表があります。 小職も20分ほど話題提供させていただきます 7月12日:博士論文発表会 「生態系サービスを指標とした都市域の緑地評価・計画手法に関する研究」について発表します 学内の方で都合がつく方はご参加いただければ嬉しいです 7月19日:「生物多様性とまちづくり」東三河懇話会サロン http://www.konwakai.jp/info/saloon_h23.html 30分ほど話題提供させていただきます

日かげぼっこ/TOKYO SHADE BREAK

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営団地下鉄の駅で配布している「メトロミニッツ」の最新号は”日かげぼっこ”がテーマです これは、節電が叫ばれるこの夏、自然と上手に付き合い、木陰でゆっくり楽しく時間を過ごしましょうという提案です。 お勧めの空間として、芝の増上寺境内にあるお休み処や渋谷の緑の多いカフェ、東京の巨木10選、そしてシェード・ランブル(木陰の散歩)として神田川沿いの緑道が紹介されています。 と楽しく紙面を眺めていたら、なんと、シェード・ランブルを満喫するためのマストアイテムとして 「ききみみずきん for iPhone」が紹介されているのを発見! ありがとうございます>編集関係者の方 その他、シンガポールやドイツの事例も紹介されており、必見のフリーペーパーです まだ見てない方は是非お読みください! P.S. 本日、社宅のヤギさんも日陰で休んでました、、 ■サイト http://www.metromin.net/paper/ P.S.その2 金曜日のセミナーではヤギ乳が飲める(かも?)

Water Saving Ideas

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ASLAのサイトより、ホームオーナー向けの情報 梅雨の時期に節水ネタはタイミングが悪いかもしれませんが、夏の渇水期にむけこの時期から対策を始めたほうがよさそうです。 1.Start Early. 新規植栽は夏に比べて要求水分量が少なくて済む春に始めるべし   2.Go Native. 植栽種の検討の際には、在来種や耐乾性のある種を選ぶべし、これらは一般的にメンテも少なくて済む。   3.Must Mulch. 腐葉土などを用いて植栽エリアをマルチング(被覆)するべし、植物からの蒸散を防ぎます   4.Less Lawn. 芝生は大量の水をひつようとする。平均的なアメリカ人は芝生に一日200ガロン(757リットル)の散水を行っている。芝刈りを必要とせず要求水分量の少ない種への置き換えを検討すべし 5.Super Soak. 1/3の水は日中に蒸散してしまう、スプリンクラーは午前中、散水は回数を少なく一度にしみ込むように大量に行うべし 6.Grey Is Good. 雨水や中水の再利用を行うべし 7.Drip. Drip. Drip. スプリンクラーの代わりにドリップシステムを使用すべし   ■ASLAサイト http://www.asla.org/ContentDetail.aspx?id=25734

Why Invest in Landscape?

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英国のLandscape Instituteから”Why Invest in Landscape?”とのタイトルで、 興味深いレポートが出ています。 なぜ、ランドスケープに投資すべきなのか、いうまでもなく投資以上の便益があるからなのですが、このレポートでは以下の様なポイントが実例とともに示されています。 ランドスケープの改善により、訪問者が増加する。(観光振興、Barnstapleの事例) 自然資源のもっとも合理的な利用方法ができるから 魅力的な環境をつくり居住者を増加させる 人が集まるようになり、ローカルビジネスの振興につながる 住宅・商業用不動産の価値の向上 既存の地域資源の有効利用につながる などなど、、 他にもいろいろ貴重な情報が紹介されています。くわしくは原文をご確認ください  PDF版: http://www.landscapeinstitute.org/PDF/Contribute/WhyInvestFinalA4pages.pdf 動画でも、さまざまな英国の事例が紹介されています http://www.youtube.com/watch?v=BtZ0FZPlhm4

アイデアキャンプ/ideacamp

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書店で興味深い本を見つけました タイトルは「アイデキャンプ」 身近な自然の中に出かけていき、五感を刺激しながら面白いアイディアを出す行為と説明されていて そのための、場所(キャンプ場や公園)、道具(テントや黒板)、プログラムなどが紹介されています。 ニュートンのリンゴもそうですが、野外で散策する際に良いアイディアがひらめく例は多数報告されており、関連の研究事例もいくつか出ています。 ランドスケープに関して最近注目している論文” Student performance and high school landscape: Examining the links ”では、 ミシガン州の101の高校を対象とした調査により、以下のことが明らかにされています。 生徒の成績と自然との触れ合いが正の相関関係を示していた。 食堂やクラスルームから多くの樹木や灌木が見える学校は、テスト点数、卒業率、大学進学率が高くなっている。 良い緑がある学校は非行発生率が低い 人工的な景観の広がりは 成績などにマイナスの 影響がある   小職もこのような視点から、新しい研究施設や学校のスタイルを提案する資料を現在作成しています。   ”アイデアキャンプ”流行するかもしれませんね。   ■関連サイト http://www.ideacamp.jp/

次世代を担う人材のための「屋上スカイ開発フロント研究会フォーラム 青山サロン」

第二回目となる表記フォーラムで最近の取り組みなどを紹介させていただくことになりました。 テーマは 『生物多様性のバリューを見える化する!』となっています。 >皆さまぜひご参加ください ---(以下案内から転載) 屋上開発研究会では、これまでは正会員や賛助会員が中心であった活動を、これからは協力会員にも呼びかけて、広く門戸を開放し、次代を担う意欲のある、既成の概念にとらわれない自由な発想のできる、行動力のある、好奇心旺盛な、持続する志を持った人たちによる、自分達のための塾「屋上開発研究会(スカイフロントフォーラム)青山サロン」をスタートする。 ここでは、これからの地球、これからの暮らし、これからの企業のあり方を様々な立場からまさにボーダーレスに議論し学んでいくことを目指している。 来るべき新しい時代に活躍したいと思っている人の参加を期待します。 参加システム 対象者:正会員、賛助会員、協力会員、あるいはその紹介者 費用 ワンコイン (500円) 当日お支払いください。 但し、その総額が講師謝礼となります。 会場 町田ひろ子アカデミー第1教室 申込み お名前/住所/年齢/会社名 を書いて、メールで下記宛てお申し込みください。 hsuzuki@sky-front.or.jp 人数によって広い教室か狭い小教室か移動しますので、必ずお申し込みください。 懇親タイム サロン終了後、近くに場所を移して懇親タイムを設け可能な限り講師にも参加していただきます。 名刺交換のために、お名刺を多めにお持ちください。 -- ちなみに、第一回目は先日情熱大陸に出演されていた山崎亮さんが講師だったそうです。 ■案内 http://www.sky-front.or.jp/aoyama20110624.pdf

ミツバチプロジェクト研究レポート/造園学会

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造園学会の研究発表論文として発表した以下のタイトルの論文が公開になりました。 「都市域の自然体験活動としてのミツバチプロジェクトに関する研究」/造園学会 研究発表論文集(74 巻5 号) 全国のミツバチプロジェクトの活動内容や蜜源モニタリングを用いた環境教育の効果などを調査したものです。 11月の造園学会全国大会(東京農業大学)で発表予定です。

三陸復興国立公園

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震災復興関連で、陸中海岸周辺の自然公園を新たに「三陸復興国立公園」(仮称)として再編する構想が発表されました。 --以下転載 環境省は18日の政務三役会議で、青森県の種差海岸から宮城県の松島までの沿岸部の自然公園を「三陸復興国立公園」(仮称)として再編する構想を明らかにした。同地域は「陸中海岸国立公園」や「南三陸金華山国定公園」などがあるが、再編し観光地としてブランド化することなどで復興と地域振興の起爆剤とし、地元の雇用促進にもつなげたい考え。  今後、政府の復興構想会議に提案するとともに、公園化の同意を得るため、地元自治体などと順次協議に入る方針だ。  構想によると、被害を記録・継承するための学びの場や、災害時の緊急避難場所や避難路となる「鎮魂の森」「三陸海岸トレイル(長距離歩道)」を整備する。また被災した農業者、漁業者らに協力してもらいエコツーリズムを推進することで、地元の雇用確保も図るとしている -- ニュース元: http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051801000379.html 環境省記事: http://www.env.go.jp/jishin/kihon-hoshin.pdf 海と田んぼからのグリーン復興プロジェクトもHPもオープンしました http://gema.biology.tohoku.ac.jp/green_reconst/green_index.html 海と田んぼからのグリーン復興宣言はこちらです↓ http://gema.biology.tohoku.ac.jp/green_reconst/green_reconst.pdf

Biodiversity Barometre/UEBT

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 The Union for Ethical BioTrade (UEBT)の調査結果で、消費者や企業の中で生物多様性に関する関心がさらに高まっているとの報告が発表されました。  主なデータは以下の通りです。 米、英、独、仏を対象とした調査で生物多様性の認知度は2009年に56%であったのに対して2011年には65%になった。 33%の人が生物多様性年(2010年)を知っていた。 世界の美容関連企業トップ100社を対象とした調査で、生物多様性に関する事項を報告した企業は2009年に13%であったのに対して2011年には27%になった。  米、英、独、仏に日本、ブラジル、韓国を加えた調査では、生物多様性の認知度は70%。 ただし、認知度は国別に大きな相違があり、上位は、フランス98%、ブラジル93%、韓国78%。 生物多様性の定義を回答できたのは3人に1人であるが、若者の正答率が高い。 88%の消費者が化粧品会社の原材料調達における生物多様性への配慮に興味を持っている。 84%の人が、環境や倫理に配慮しない商品はボイコットする意向がある。 生物多様性を知るのは主にテレビ番組(55%)から。以下、新聞雑誌(38%)、テレビの広告(19%)、政府関係の発表(16%)、ウェッブサイトやブログ(14%)、ブランドコミュニケーション(8%) 生物多様性保全に結び付く重要なメッセージは、絶滅危惧などのデータ(30%)、生物多様性が有効な資源であること(23%)、成功事例(14%)、生物多様性の経済便益(11%) などなど、ちなみに日本は生物多様性の認知度が68%、正確な定義の正答率が28%だったそうです。 環境報告書における生物多様性のレポートは、JBIBの報告書WGレポートでも毎年発表されており、そちらも同じ傾向を示しています。また、JBIB調査の方が絶対値が高いのは、調査対象の相違によるものと思われます。 生物多様性に関する諸問題は世界中で確実に関心が高まってきており、今後はマスメディア(とくにテレビ)の役割がますます重要になるということのようですね。 ■関連サイト 全文: http://www.ethicalbiotrade.org/dl/BAROMETREpourWeb_2011_EN.p

自然観察/モニタリングに役立つアプリ

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季節的に、野山に出かけ自然観察をする機会が多いかと思います、また仕事や研究として緑地の状況や生息生物などをモニタリングすることも多いかと思います。 私も昨日は与野周辺で野鳥を追いかけていました。 自然観察や緑地モニタリングをする際の課題として ・発見した樹木や生物の種類がわからない(一般の方の場合) ・(記録する場合)地図に書き込むのが面倒、またはペンなどをよく無くす ・後日記録を整理するのが大変 などがあると思います。 そんな状況を少しでも改善するツールがスマートフォンのアプリケーションで発表されているのでいくつかご紹介します。 ■identify tree 葉の形状、花、樹形、果実などを選択することで樹種の同定を支援するアプリ。 中央ヨーロッパ全域の樹種を対象としています。樹木クイズもありますが、案内はドイツ語です>< http://www.guerrillaforestry.com/2010/09/identify-trees-with-your-iphone/ ■Leafsnap コロンビア大学、メリーランド大学、スミソニアン協会が開発したアプリ。 葉っぱや花、果実の写真を撮ることで種類を自動認識します。ただし、対象樹種はアメリカ北東部エリアに自生しているものです。自分で調査したものをサーバーに登録することで、どのエリアにどんな植生があるのかを調査する目的も持っています。 無料です。 http://leafsnap.com/ ■図鑑カメラ 自分で撮影した昆虫や植物を図鑑の写真と照らし合わせることで種の同定を支援するアプリ。学研さんが発売元です。 http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/31/051/index.html ■Magnifier Lens 虫眼鏡です http://celticcodecraft.com/apps/magnifier/ もちろん「ききみみずきん」もよろしくお願いします http://www.kikimimizukin.com/

ASLA 2011 Annual Meeting in San Diego

本年度のASLA年次総会の申し込みが始まりました。 今年はサンディエゴで10/30-11/2に開催されるとのことです キーノートプログラムでは HAPPY CITY著者のCharles Montgomeryの講演 OLINらの参加するニューアーバニズム関連のパネルが予定されています その他のプログラムでは、例年通り、LEED-NDやSUSTAINABLE SITES、水循環、生態系再生などに関するセッションが用意されています。 個人的には次のタイトルに惹かれました Designing Community Recreation Spaces for Health and Well Being: Applying the Research Evidence The Next Generation of Net-Zero Park Design Rethinking Highway Infrastructure Blue Infrastructure: The Living Systems of Water Reuse Food Cities: Designing Edible Landscapes for Urban Environments Achieving Sustainable Sites Strategies in LEED and SITES™ Rating Systems   詳細は下記サイトで: http://www.asla.org/2011meeting/EdGeneral.html 今週末は東京農大で造園学会がありますね、研究発表は延期になりましたが復興関連のシンポジウムも予定されているようです。 http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx?menuid=1196

London Farm Tower

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コンペ情報です 1.ロンドン農園ビル国際コンペ 都市への人口集中に付随するエネルギーや食糧需要に対応する解決策として 垂直の農園( vertical farming )が期待されるとのことで、 テムズ川のウオーターフロントエリアの高層ビルに住宅兼用の垂直農園を提案するコンペが募集されています。 グリーンビルディング協議会の基準に合致することや新素材の提案なども求められています。 登録締め切りは6/6です。 詳細は関連サイトをご覧ください コンペ情報: http://www.awrcompetitions.com/competition/2/loft-london-farm-tower 垂直農園: http://www.verticalfarm.com/ 計画地: http://www.flickr.com/photos/awrcompetitions/ 2.台中ゲートウェイパーク国際コンペ 空港跡地を対象として、エコパークを提案するコンペ、 生態系、景観、防災、低炭素、レクリエーションなどに注目したユニークなアイディアが求められています。 水の再利用や再生エネルギー、インテリジェントマネジメントシステムなどの新技術の採用も条件になっています。 コンペ情報: http://www.tgpark.com.tw/ グッドデザイン賞の募集もそろそろ(5/18)ですね http://www.g-mark.org/gda/2011/

グリーン復興へ

先週末に、仙台・東北大学で開催された震災復興に関するディスカッションに参加しました。 諸先生方から、各地の状況が報告されると同時に、具体的な取り組み事例として、たとえば、NPO法人田んぼさんから、仮設だけでなく地場の木材などを活用した本設の復興住宅PJや東北サイコウ銀行(再興・最高)、田んぼの復元PJなど「7つの復興プロジェクト」が紹介されました   議論では、東北の地域資源にしっかり目を向ける必要性があること、観光の重要性や復興の時間軸など多くのコメントがあり、自然の恵みを活かしたグリーン復興という概念も提示されました。(詳しい内容に関してはプレスリリース後にご紹介できると思います。)   海外に目を向けると、そろそろ四川の大震災から3年経とうとしています。 ここでは、被災地と裕福な沿岸域の都市がペアとなり、本格的な復興計画が進み雇用も創出されました。 自然環境に関しては当初無計画な復旧により、パンダの生息地が分断される懸念なども指摘されていましたが、観光復興というテーマも掲げられ、豊かな自然環境を楽しむエコツアーなども実施されているそうです。(もちろん負の部分もたくさんあると思いますが、、)   また、オーストラリアの洪水復興プランにおいても、地域資源である自然環境を軽視した復旧により、観光業などが2次被害をうけることが指摘されています。 よって、再建設プロジェクトと同時に生物多様性に重視した自然再生型プロジェクトにも多くの予算が振り向けられています。 わが国の復興プランも中長期的に地域が元気になるように、自然環境への配慮やローカルな資源や技術を活用することも重要ですね。   ■関連サイト 7つの復興プロジェクト: http://www.justmystage.com/home/npotambo/satoakop.html Gippsland Flood / Storm Recovery Plan: http://www.dse.vic.gov.au/CA256F310024B628/0/4679A57131BC97E0CA2575D90017E250/$File/Recovery+Plan+2007+Floods.pdf 服部さんブログ: http://blog.goo.ne.jp/earth-potentia