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2009の投稿を表示しています

今年もお世話になりました>関係各位

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早いもので今年もあと僅か、 やり残したことも多々ありますが、一区切りですので今年のトピックスを整理します。     ①環境省生物多様性民間参画ガイドラインに参加 紆余曲折がありましたが、検討委員の一人として本年8月のガイドラインの発表に協力することができました。 自分が担当者として研究・実行してきた企業における生物多様性への取組み。この現場の声を検討委員会で伝えられればと考えていましたが、各委員の方の意見を拝聴でき大変貴重な経験となりました。     ②セミナーへの対応 本当にありがたい話ですが、今年は環境デザイン、企業と生物多様性、都市と生物多様性といったテーマで、市民向けセミナー、大学での講義、NPOの勉強会などにお招きいただきました。 その数は主なものだけで約40件でした。基本的に都合がつく限り対応しますので遠慮なくお問い合わせください。     ③雑誌や新聞での発表 雑誌などへの投稿はこのブログでも紹介しているとおりです。ざっと数えてみると専門誌への投稿や、新聞のコラム、インタビュー記事など27件発表していました。 反省点はは査読付論文を出せていないこと、来年の課題です。     ④生物多様性日本アワードおよび地球環境大賞環境大臣賞受賞 正確には私の所属組織が受賞したものですが、担当者としてプレゼンテーションなどさせていただきました。ご指導・支援いただいた皆様に感謝です。 もちろん、今後さらにがんばってね、という期待を込めての受賞と思いますので、気を引き締めて新年に臨みたいと思います。     ⑤ニホンミツバチプロジェクト始動 なんといっても、2009年はこのプロジェクトに情熱を注ぎました。構想自体は昔から温めていたものですが、実際始めるとなると本当にいろいろありました、、。 ところが期せずして、銀座ミツバチプロジェクトの皆様や地域の方々などをはじめとする素晴らしい方たちとの出会いがあり、皆様のご指導・ご支援のおかげでなんとか無事年を越せそうです。>本当にありがとうございました。       新年2010年は国連の定める国際生物多様性年、そして愛知・名古屋COP1

Green Holiday

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クリスマス、お正月とまさにホリデーシーズンですね 米国では毎年3000万本近くのクリスマスツリーが販売されます。新年になるとツリーは不要になりますが、最近の温暖化問題などから、ツリーや不要のクリスマスプレゼントを廃棄物として処理することに、抵抗を感じる人が増えています。 Earth911のサイトでは、環境に配慮したホリデーシーズンを過ごすためのアイディアが紹介されています。 たとえば、クリスマスツーリーを飾る方法では、LEDを使用する、再植栽する、リサイクルの飾りを買うなどの方法が紹介されています。 ちなみに、この期間中アメリカの家庭がイルミネーションをLEDのに変更した場合160億円分のエネルギーが節約できるそう。 行政では、例えば、ニューヨーク市が10年以上前からクリスマスツリーのリサイクルをやっており、毎年15万本程度が、公園のマルチング材(チップ化)などに再利用されているとのこと。 また、根のついたツリーをレンタルする商売も話題になっているそうです。(日経BPネット記事参照) このサイトでは、クリスマスギフトの環境配慮も提案しています。フェアトレード商品を選ぶ、包装を断る、長期間使え再利用可能なモノを選ぶ、、など 日本でも門松やお飾り、昨年買ったお札やお守りなど、正月明けに廃棄されるものが多々あります。上手い再生方法を考えたいですね。 ■関連サイト クリスマスツリー リサイクル: http://earth911.com/garden/christmas-trees/ ニューヨーク市: http://www.nyc.gov/html/dsny/html/pr2005/122805.shtml レンタルツリー: http://livingchristmas.com/index.php 日経BPネット記事: http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091219/201875/?P=1

景観か安全か

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先日、千葉県の主催で開催された「企業と生物多様性セミナー」でお話させていただきました。 話題提供後の質疑の際に、県内でまちづくりに関わられている方から質問がありました。 「高潮対策の堤防建設と干潟にの保全が問題になっており、鳥の命と人間の命のどちらが重要なのか等の議論が起こっている。」ということでした。 こちらからは二子玉川の堤防の話題を参考までに紹介しましたので、このブログでも簡単に触れたいと思います。 多摩川では大正期に起こった大洪水を契機として国の直轄事業で河川の改修工事が行われました。 この工事で、河口から二子付近までは川沿いに堤防が築かれました。しかし、世田谷区玉川~上野毛のエリアでは川辺に並ぶ料亭から「川への眺望が悪くなる」ことを理由に同意を得られませんでした。そこで、やむなく多摩川~料亭エリアを包むように堤防が整備されるような形に計画を変更しました。(写真参照) 今では、料亭周りの田畑の開発が進み、住宅地の中に堤防が存在するような不思議な景観になっています。 そんな二子玉川地区ですが、現在、水害対策を目的とした新堤防の建設計画が持ち上がっています。歴史的経緯のある問題なので、賛成派と反対派にわかれた論争が起こっておりマスコミも取り上げています。 もちろん、地域の安全は重要ですが、せたがや百景にも選ばれている堤防沿いの桜や松の並木の保全が難しいとの声や、高い堤防が出来ることで、見通しが悪くなり治安が悪くなるとの指摘もあるようです。 そういえば、最近のブラタモリ(NHK)でこの周辺エリアが紹介されていたそうです。ご参考まで ■関連サイト 無堤部解消プロジェクト: http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/tama/project/bank/03.htm まちづくりと一体となった堤防整備の取り組みについて: http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/giken/program/kadai/pdf/account/acc-08.pdf 二子玉川の環境と安全を考える会: http://www4.ocn.ne.jp/~i_love_t/

Next Generation Design Competition

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2010 METROPOLIS Next Generation Design Competitionのアナウンスがありました。 このコンペは、よいデザインは、性能や空間、システム動作決定し、未来を持続可能なものに修正できるとのコンセプトのもとに実施されており、毎年、革新的なデザイン/アイディアが提案されています。 過去の事例では、送電のための鉄塔に風力発電の機能を付加するアイディアや、日中の気温差を利用し設計された水力発電の壁などが受賞しています。 もちろん意匠デザイン的にも洗練されたものに仕上がっています。 参加対象は、建築/環境/インテリア/グラフィック/プロダクトデザイナーなどですが年齢や経験、資格等は関係なく応募できます。 賞金は1万ドル、締切は来年1月29日です 追記: 昨日の日経に、先日の「いきものがたりPart3」の様子(写真)が掲載されたので、何人かの方から”見たよ!”と連絡いただきました>ありがとうございました。 ■参照サイト http://metropolismag.com/nextgen/index.php

ASLA 2010 Annual Meeting

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ランドスケープ関係者の世界最大の会合であるASLAの2010度の総会がアナウンスされています 来年9月10日-13日に首都ワシントンDCで開催されるASLA 2010 Annual Meetingは”Water, Earth, Air, Fire: DESIGN.”がテーマ。 125以上もの教育セッションの他、ツアーや展示会が予定されており、プレゼンテーションの募集などがはじまりました。(締め切り1/27) ちなみにUSGBCの2010年Federal Summitも5月にワシントンDCで開催され、国際大会&展示会は11月にシカゴで開催されます。こちらもプロポーザルを募集しています。(締め切り1/15) ■関連サイト ASLA: http://www.asla.org/NewsListingDetails.aspx?id=25092 USGBC: http://www.greenbuildexpo.org/Files/GB10_call_for_session_proposals.pdf

ミドリエデザインコンテスト結果

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 サントリーが実施した第一回ミドリエデザインコンテストの審査結果が発表になっています。(写真はミドリエではありません) 「ミドリエ」は土を使わない新しい緑化システムで、ウレタン素材パフカルを用いています。軽量で基盤が安定しているため、壁に絵画のようにかけることも出来ます。 今回、最優秀作品に選ばれたのは”OSUSOWAKE”という作品 「育てて配れる、卓上のミドリ」というコンセプトで、卓上プランターでミドリを育てて分割し、そしておすそわけという波及効果を狙ったものです。 その他にもかさたて兼用のプランターなど面白い作品が受賞しています 東京ガスの建築環境デザインコンペティションも結果が発表になっていますね。   ■関連サイト サントリーミドリエデザインコンテスト: http://www.suntory.co.jp/midorie/contest/index.html 東京ガス「第23回建築環境デザインコンペティション」: http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20091209-01.html

Generation E

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 NWFが新たに発行した”Generation E:Students Leading for a Sustainable, Clean Energy Future” この資料は、165もの大学キャンパスで実施されている、持続可能性プログラムを紹介しています。 例えば、グリーンエネルギーの利用、リサイクル、グリーンな印刷物の発行などのグッドプラクティスが定量的データとともに提示されています。 ランドスケープマネジメントと修復の項では、ワシントン大学コミュニティーカレッジにおける、河川修復、在来種緑化の事例などが紹介されています。 ちなみに、Generation E は持続可能性にかかわる3つのE、”ecology, sustainable economics, and social equity”の頭文字をとっているそうです。 ■サイト http://www.nwf.org/campusecology/resources/HTML/generation_e_report.cfm

環境デザイン関連の最近のコンペ

面白そうなコンペが続々出ています ■evolo 2010 http://www.evolo-arch.com/ 毎年実施されているコンペで、高層建築と自然、コミュニティー、都市生活との関係性を提案するもの。敷地や規模は自由。 過去の受賞作も見てみてください 登録締め切り:2010/01/10 ■Valley Development Council デザインコンペ http://www.valleyideas.org/ マサチューセッツ州のパイオニアヴァレー地区にある3つのサイトを対象にしたデザインコンペ。持続可能でスマート成長に結びつくアイディアを募集。 サイトの状況はウェッブで公開されています 締め切り:2010/01/15 建築家やランドスケープラーキテクとが対象。 ■TownShift: Suburb into City アイディアコンペ http://www.townshift.com/competition/context.php カナダ ブリティッシュコロンビア州で2番目に人口の多いサーレイ市の都市再生アイディアコンペ。今後の人口増とそれに伴うスプロール的な都市の広がりをコントロールし、風景、文化の継承、自然との共生、都市の魅力、生産性向上など公共の福祉に資する革新的なアイディアを募集。 締め切り:2010/01/16 それに、ASLAの2010Awardsの募集も始まりました http://www.asla.org/2010awards/rules_entries/ ご参考まで

公園の効用/The Central Park Effect

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 都市と生物多様性を議論する中で、グリーンインフラとしての都市公園の役割が再確認されるケースは多いと思います。 ただし、都市公園の効用は定性的な言及に留まることがほとんどで、定量的な価値評価に関するデータは非常に少ないのが現状です。 現実には、コストパフォーマンスが不明確のため管理費用の獲得が困難となり、そのためパフォーマンスが落ちてしまい、更なる機能の劣化につながる、負のスパイラルに陥っているプロジェクトも少なくありません。 今回ご紹介するのは、ニューヨークのセントラルパークをスタディした”The Central Park Effect”です。 世界一有名な都市公園であるセントラルパークの、コミュニティーへの貢献度、観光活性化、雇用促進、税収の向上、周辺への経済波及効果などが定量的に示されています。 例えば、不動産税への波及効果は535.4百万ドルと算出されています。 詳細はダウンロード可能なレポートをご確認ください。 ■関連サイト http://www.centralparknyc.org/site/PageNavigator/CentralParkEffect_EconomicEngine http://www.centralparknyc.org/site/PageServer

「都市で学べる生物多様性~銀座ミツバチプロジェクトが語る都市の里山計画」

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先日のファームエイドは大盛況でした 日曜日にもかかわらず、生物多様性の集まりで見かける企業の方もちらほら、、 G8(銀パチ)セッションではポートランドの話から、駅前菜園、小田原の取り組みなど興味深い事例が多数紹介されました。 銀座ミツバチプロジェクトに関しては先日のBSフジ/プライムニュースの生物多様性特集でも大きく取り上げていましたね。 さて、今回はエコプロダクツ展2009で開催される”ジュニアグリーンスクール”のご案内です。 エコプロ展は日本最大級の環境展示会で、本年は12/10~12/12まで東京ビックサイトで開催されます。 その会場内のジュニアグリーンスクールというテーマゾーンで「エコプロ教室」が開催され、小職も初日の15:10~16:10まで話題提供させていただきます。 --以下案内文(転載) 「都市で学べる生物多様性~銀座ミツバチプロジェクトが語る都市の里山計画」 銀座ミツバチプロジェクト CBD市民ネットワーク 銀座ミツバチプロジェクトを始めて4年、多摩センター、中延商店街、自由が丘、大分合同新聞、江古田等、様々な所でミツバチプロジェクトが発足してきております。 そんな中、建設会社もミツバチを飼い、環境への取り組みを始めました。都市での生物多様性の広がりを銀座ミツバチプロジェクトから、建設会社のミツバチを使った環境への取り組みを鹿島建設からお話します。  ---  田中さんとの対談になるそうなので大変楽しみです。 ■関連サイト ジュニアグリーンスクール: http://e-greenstyle.net/JGS/ippan.html#mitsubachi エコプロダクツ2009: http://eco-pro.com/eco2009/index.html プライムニュース: http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d091130_0

中学受験と生物多様性

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「シカクいアタマをマルくする」の広告で有名な日能研さんが中学受験によく出題される作品(本)のランキングを公開しています 2007年から2009年度まで最近三年間のランキングの第一位は、高槻先生の ” 野生動物と共存できるか -保全生態学入門-” もちろん、非常に良い内容の書籍ですが、「生物多様性」に関する社会的な関心が高まってきていることも、影響を与えているのではないでしょうか? ちなみにアマゾンで「生物多様性」をキーワードに含む書籍を検索したところ180冊がヒット! 想像以上でした 画像は、Googleで"biodiversity"のキーワードで過去の新聞記事を検索した結果です。 リオサミットの1992年に小さなピークがあり、その後順調に増加しているものは理解できますが、意外だったのはCOP9が開催された2008年に数字が落ちていること、 記事収集のタイミングなどが影響しているのでしょうか? いずれにせよ、本年、来年とさらに関心を高めていく必要がありますね。 ■関連サイト 日能研: http://www.edu-net.jp/books/ranking/f_ranking_02.php 岩波: http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/50/5/5005360.html 過去ブログ: http://blog.goo.ne.jp/yyoriyuki/e/69133a167da7abe97cfa86c201b62021

Tokyo Green Space/blog

米国から来日され、東京都心部の緑について研究されているJ氏のブログのご紹介です。 このブログは、都市の緑が、都市生活の活性化や環境改善にどのような影響をもたらしているのか、多面的な視点で紹介しています。 最近の記事では、米国の Edible Walls(食べられる壁面緑化)や、新江戸川公園の秋の様子、中央線の広告から見た農の風景などを外から見た斬新な切り口で解説しています。 先日J氏と議論した際の生物多様性都市の話題も 紹介していただきました 。  在日外国人向けフリーペーパー”メトロポリス”にもJ氏の記事が掲載されています。 ■サイト Tokyo Green Space: http://tokyogreenspace.wordpress.com/ メトロポリス: http://metropolis.co.jp/features/feature/tokyo-green-space/

JBIBリレートーク

JBIB/企業と生物多様性イニシアティブで、生物多様性に関する担当者の熱い思いを文章で綴る”リレートーク”がはじまりました。 今までのところ 第一回:ジャンボタニシブラザー工業・伝宝さん) 第二回:霊山にしのびよるシカの食害(パナソニック・飯田さん) 第三回: 社宅でハニーフラッシュ!(鹿島建設 ・秋葉さん) が公開されています。 今後、月1回のペースで更新されていくとのこと、楽しみですね。 ■ウェブサイト http://www.jbib.org/index.php?talk

グリーンエネルギー/クリエイティブコンテスト

グリーンエネルギー/電力とは、環境に負荷のかからないエネルギー。 つまり、太陽光、バイオマス、風力、波力、地熱といった自然エネルギーから発電される電力のことです。 その、グリーンエネルギーの普及啓発に向け、ポスターや動画のデザインコンペが募集されています。 --- グリーンエネルギーのポスター・動画を募集します! グリーン・エネルギー・パートナーシップでは、ポスターや動画といったビジュアルに訴えるメディアを通じて、より多くの人々にグリーンエネルギーを知ってもらうことを目的に皆様の作品を募集いたします。環境にやさしく、多くの人たちの協力で増やしていくことができるなどの、グリーンエネルギーの特徴がわかりやすく表現された、創造力を駆使された作品をお待ちしております。 【テーマ】 グリーンエネルギーをわかりやすく、親しみやすくアピールする。 審査員は佐藤 可士和氏 応募締め切りは12月1日(必着)とのことです ■関連サイト http://www.green-energynet.jp/creative/

テレビ放映のお知らせ

本日 NHK総合の首都圏ネットワーク の特集でニホンミツバチプロジェクトが紹介されます。 ◎特集「企業がミツバチを飼う」 18:10~ りんりん調査隊の調査風景などが放映される(ハズ)です。 関東圏しか見れませんが、ご参考まで ■サイト http://www.nhk.or.jp/shutoken/program/b-det0003.html

The Sustainable Sites Initiative/プロジェクト募集

このブログでも何度かご紹介した、The Sustainable Sites Initiativeは、持続可能な土地利用を評価するシステムで、生物多様性に関する評価項目に重点が置かれています。 現在、評価基準や重み付けを検討し、ガイドラインが発行さている段階ですが、11月5日のプレスリリースによると、本格始動に向けパイロットプロジェクトの募集が開始されたとのことです。 応募対象プロジェクトは以下の通りです Any type of designed landscape is eligible to participate, with our without buildings, ranging from academic and corporate campuses, parks and recreation areas SSIのサイトでは、評価システム適用の目的、LEED-NDとの補完性、生物多様性との関係性、プロジェクトタイプ、手数料などが解説されています。 応募は2月15日までです。 ■関連サイト SSI: http://www.sustainablesites.org/pilot/ The Sustainable Sites Initiative: Guidelines and Performance Benchmarks 2009: http://www.sustainablesites.org/report/Guidelines%20and%20Performance%20Benchmarks_2009.pdf The Case for Sustainable Landscapes: http://www.sustainablesites.org/report/The%20Case%20for%20Sustainable%20Landscapes_2009.pdf

Farm AID/ファームエイド銀座2009

ミツバチプロジェクトで有名な、銀座紙パルプ会館。ここで、ファームエイドというお祭りイベントが5月、7月、9月、11月に開催されています。 今年度最後のファームエイドは11月29日に開催されます。 サイトに最新情報がUPされたので以下の通りご紹介します。 --(以下転載) 銀座は街路樹や花に囲まれミツバチが飛び屋上では野菜やハーブ、稲が稔る農業でおもしろい街です。 私たちは『銀座里山計画』と呼び、この街を自然を取り入れた21世紀の環境モデル都市にしたいと考えています。 今回は、昨年につづき地方の特産物を集めた、一年間のまとめのファームエイドです。11月は農業もひと段落し、出店の要望も高い為、特に地域を限定せず、幅広い地域の出店が期待されます。皆様の「おいしい!」が日本の食を元気にします! 11/29 日 『森、里、街、そして海をつなぐ』 ■屋外での都市農村交流イベント ■ミツバチ見学会         :ミツバチ見学会 3回(有料) ■ファーム・エイドフォーラム   :食や農をテーマにしたシンポジウム(有料) ■Ginzaメッセ「トキサロン」 ■Ginzaプチ・マルシェ    :海に幸、山の幸、里の幸セレクトショプ市 ■ミツバチ見学会 [子供料金は半額、大人料金の方にはハチミツ50gおみやげ付] [各回15名/3回開催]     A10:00~ B10:45~ C11:30~ 参加費\1000 ■Ginza プチ・マルシェ  Ginzaプチ・マルシェとは紙パルプ会館の建物の外で地域の特産品、米、野菜などを様々な地域が持ち寄り、販売する場所です。 新潟市、佐渡市、村上市、小田原氏を中心に出店その他スペース 1熊森ブース、2ミツバチブース、3メダカのがっこう ■Ginza メッセ Ginzaメッセはその時々のファームエイドで目玉とするものを紙パルプ会館2Fの展示スペースで披露する場所です。 「トキ×ミツバチ応援サロン」 財)新潟観光コンベンション協会 財)佐渡観光協会 NPO都岐沙羅パートナーズセンター 小田原市 ■ファーム・エイドフォーラム [定員各回40名] 一日券 \1000 各回\500 ファームエイドフォーラムは紙パルプ会館3F会議室で有機野菜を応援したり、食の安全などを語ったり、生物多様性農家を助ける方法を皆で考える場所です。

企業と生物多様性セミナー/ちば県

12月1日に千葉県の主催で標記セミナーが開催されます。 千葉県内に工場・事業所がある企業が対象で、 申し込み締め切りは11/24(参加無料です) 小職も話題提供させていただきます。 --(以下転載) ○連続セミナー “企業と生物多様性”  企業活動と生物多様性が密接に関係していても、生物多様性は分かりづらく、社会での認知度も低く、さらに、保全の取組は地域毎の対応が必要のため、企業にとって、関心はあっても実際の取組にまで結びつくのが難しいのが現状です。  そのため千葉県では、企業の皆様に、千葉県内の生物多様性に関する情報や企業による取組事例などの情報共有を行うために連続セミナー“企業と生物多様性”を開催します。   ・第1回 企業が生物多様性に取組むメリット       ■日時 : 2009年12月1日(火) 14:00~15:30 ■場所 : 千葉県教育会館 203会議室 [千葉市中央区中央4-13-10] ■主催 : 千葉県環境生活部自然保護課 [千葉市中央区市場町1‐1] ■共催 : 社団法人千葉県環境保全協議会 ■後援 : 社団法人千葉県経済協議会 ■対象 : 県内に工場・事業所がある企業 100名(参加無料) ■申込み・問い合せ:事前申込制 千葉県自然保護課に メール又はFAXで11/24までに申込み下さい           申込書兼チラシ →  第1回 企業と生物多様性セミナー(pdfファイル) ◇講演1:“千葉県における生物多様性の課題と企業活動” 千葉県生物多様性センター ◇講演2:“鹿島の生物多様性への取組み”鹿島建設株式会社 ■関連サイト 詳細情報: http://www.bdcchiba.jp/cooperation/kigyou/pdf/091201seminar.pdf 生物多様性に関する企業との連携の推進について: http://www.bdcchiba.jp/cooperation/kigyou/kigyou.html

LAに関する景気刺激策/ARRA

世界的な景気低迷を受けて定められた、The American Recovery and Reinvestment Act (ARRA) /米国再生&再投資法による経済効果が様々な分野で期待されています。 Landscape Architectsに関連するチャンスについてもASLAのニュースで整理されていたのでご紹介します。 Economic Stimulus Opportunities for Landscape Architects : http://www.asla.org/ContentDetail.aspx?id=24624 中身を見ると、やはり道路や空港などの整備が市場としては大きいことがわかります。 興味深い施策では、 EPAの R--Smart Growth Mission Support   や 生息地回復のための National Oceanic and Atmospheric Administation (NOAA) Operations, Research, and Facilities Recovery Plan Office of the Secretary of Transportationの Wildland Fire Management などがあります。 最近あまり景気の良い話を耳にしませんが、従来型のインフラ整備だけでなく、逆にこれを機会として新しいLAビジネスが生まれると良いですね。

企業と都市緑化/都市緑化技術 No.74

(財)都市緑化技術開発機構が発行する「都市緑化技術」 最新号の特集は”企業と都市緑化”です。 蓑茂先生の巻頭言につづき、ディベロッパーやマスコミ関係者による座談会「企業の都市緑化の動向と可能性」、三菱地所や積水ハウスの取り組み事例などが紹介されています。 これに加えて、 電通パブリックリレーションズの江間さんが「みどりの価値とビジネス戦略」 インターリスク総研の原口さんが「企業緑地の100年とこれから」 を執筆されています>必見です。 私も「最近の市街地開発における企業の緑への取り組み」というタイトルで寄稿させていただきました。 緑化推進に関する諸施策に加え、緑の有用性への認識を反映させた最近のプロジェクト動向などを紹介させていただきました。 ご覧いただければ幸いです。 他にも、みどりの技術フォーラムで、永瀬先生が紹介されたスイスの屋上緑化など興味深い内容が盛りだくさんです。 余談ですが、JBIB関係者が3名も寄稿しているのは偶然なのでしょうか? ■関連サイト 都市緑化技術開発機構: http://www.greentech.or.jp/

Therapeutic Landscapes

先日、新聞社の広告企画で涌井先生と対談させていただきました。 都市と生物多様性をテーマに、エコロジカルネットワーク、食の安全、いきものとの共存など貴重なお話をお伺いすることが出来ました。>朝日新聞中京版(10月22日)に詳しい内容は掲載されています。 今まで実施してきた取組みに関しても有益なアドバイスを多数頂戴しました。 特に、緑を活用したストレス軽減・ヘルスケアにも取組んではというコメントが強く印象に残っています。 緑地や植物の健康・福祉への効用に関する研究ではUlichの研究(EBD)で関心が高まり、国内では千葉大学の環境健康学プログラムなどが有名です。 これに関する情報源としてTherapeutic Landscapes Networkを紹介します。 このサイトでは、園芸セラピーに関する以下の情報が集められています(英語)。 ・関連書籍、レポート ・各地のセラピーガーデン ・関係組織、企業情報(大学、設計会社など) ・関連ブログ   その他、膨大な情報が紹介されています。>時々トピックを紹介できればと思います。 ■関連サイト Therapeutic Landscapes NT: http://www.healinglandscapes.org/index.html Land8Lounge: http://www.land8lounge.com/group/therapeuticlandscapes

環境ビジネス12月号

月刊環境ビジネス12月号にインタビュー記事が掲載されました。 記者の方に、生物多様性ガイドライン策定の経緯や、生物多様性に関係するニホンミツバチプロジェクトなどを紹介していただきました。 当初、「日本の環境推進リーダー 100人」の取材ということでお引き受けしましたが、なぜか、温室効果ガス25%削減という特集の中に掲載されています。 やはり、生物多様性ではアイキャッチにならないのでしょうね(失笑)。 ■関連サイト 環境ビジネス: http://www.kankyo-business.jp/magazine2009/200912.html

自転車からの景観/グーグル ストリートビュー

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皆さんご存知のGoogle Street Viewに、自転車から撮影した景観が追加されはじめました。 従来、車両から撮影していたため車道からのビューに限定されていましたが、新しく3輪自転車の撮影車両を作成し、車では入れない場所からの景観も撮影できるようになったとのことです。  下記リンク先で、 Monterey Bay Bike Trail など4つのサンプルを確認できます。テーマパーク内や桟橋の上などからの景観はなかなか興味深いです。 うまく利用できると、自然景観のアーカイブとして大変有用なデータとなりますが、プライバシーの問題も指摘されているので使い方には注意が必要ですね。 ■関連サイト 紹介サイト: https://services.google.com/fb/forms/streetviewussuggestions/?utm_campaign=en&utm_medium=van&utm_source=en-van-na-us-gns-svn-com/trike レゴランド: http://maps.google.com/?ie=UTF8&layer=c&cbll=33.125949,-117.311426&panoid=Xze3yHzz_ZiA7ofpeZsutQ&cbp=12,355.52,,0,5.71&hq=&hnear=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B5%A4%E5%9D%82%E9%A7%85%EF%BC%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC%EF%BC%89&ll=33.126051,-117.311454&spn=0,359.961891&z=15

「生物多様性」都市へ

都市における生物多様性の保全と持続可能な利用は、次回のCOP10でも大きなテーマとなります。ところが、環境デザインにかかわる人の中でもでもそれほど関心は高まっていないと感じることがあります。 さまざまな業務でプランニング・デザインする際に、従来型のビオトープを作ればすむという発想や、そもそも生物多様性とデザインは関係ないでしょ?都市と生物多様性が関係あるの?との声も聞こえてきます。 生物多様性に関しては定義や概念の議論も重要ですが、具体的にどんな”まち”をつくっていくのか、モデルを提示することも必要だと思います。 また、先日のフォーラムでも議論がありましたが、食や健康といった視点からの生物多様性に関するアプローチも、専門家だけでなく一般の方と広く課題を共有化する上で大切な事項ではないでしょうか。 今日ご紹介するのは最近公開したウェッブサイト、” 「生物多様性」都市へ ”です。 これは、我々のチームがこんな街に住みたいな、こんな場所があったら楽しいなと議論を重ね、エビデンスに基づいて提案してきな内容を、モデル都市の中に表現したものです。 イラストは、新進気鋭の女性イラストレーターの方に取りまとめていただきました。>ありがとうございました。 ■サイト 「生物多様性」都市へ: http://www.kajima.co.jp/gallery/biodiversity/machi/index-j.html

Green Business Awards

このブログでも何度が紹介してきたSustainable Sites Initiativeが、このたびGreen Business Awardsを受賞したとのことです。 プレスでは、SSIを2011年までにLEEDのスタンダードとして適用すること、いくつかのケーススタディが示されていることなどが紹介されています。 また、砂漠地帯のフェニックスと、北東部のボストンで同じ環境基準を適用するのは合理的でないこと、コストを上昇させずに持続可能なランドスケープをどのように作っていくかが課題となっています。 ---(一部転載) Few organizations have the impact of a U.S. Green Building Council , which transformed green building around the globe. Undaunted, the Sustainable Sites Initiative means to follow in those considerably large footsteps. A coalition of three organizations, the Sustainable Sites Initiative is a national endeavor to create the first rating system for eco-friendly landscaping projects — or basically a new version of the USGBC’s Leadership in Energy and Environmental Design for green, open spaces. Led by the Austin, Texas-based Lady Bird Johnson Wildflower Center and two D.C.-based groups, American Society of Landscape Architects and U.S. Botanic Garden , the initiative calls for a final draft of the new standards in N

都市から農業F報告

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先日開催された「第一回 都市から農業フォーラム」。大変盛況でした 今回事例を発表された皆さん、魅力的で個性的。大変楽しい/興味深いフォーラムでした。 以下、備忘録として、今回紹介のあったプロジェクトのリンク先を記します。 市民農園 シブヤのカタチ: http://blog.canpan.info/mitakesaien/ 多摩ミツバチプロジェクト: http://s129.seesaa.net/ 自由が丘みつばち便り: http://blog.goo.ne.jp/jiyugaokabee おおいたミツバチプロジェクト: http://news.oitablog.jp/honeycomb/ ご本家 銀座ミツバチプロジェクト: http://www.gin-pachi.jp/ 念のため、鹿島ニホンミツバチプロジェクト: http://www.kajima.co.jp/news/digest/jul_2009/kensaku/index-j.htm そして、講演とファシリテータで大活躍された藤崎さんのプロジェクト はじめての土いじり: http://www.kcvn.net/hatake/ 藤崎事務所: http://www.fujifuji.org/ こんな、面白いことをされていた人がいたなんて、驚きました。 今回のフォーラムには ~自分で作ると自分で気付く~というサブタイトルがつけられていました。 現場で自分が汗をかいてはじめてわかること。 生産だけではなく、コミュニケーションやヘルスケアにもつながる「農」の可能性。 そんな話が聞けた有意義な一日でした。 ところで、今回の写真は、フォーラム後の懇親会で出されたMさんご提供のスズメバチです。 見た目はグロテスクですが、エビのから揚げのような味でなかなかのものでした。まさに生態系サービスですね。

いきものがたりpart3

最近のネタはセミナーのご案内ばかりで恐縮ですが、またまた生物多様性関連の無料シンポジウムのお知らせです。 企業と生物多様性のシンポジウム、「企業が語るいきものがたりPart3 ~COP10に向け、企業がとるべき行動について考える~」が来月の25日(水)に開催されます。 このシンポジウムは2007年に第一回が開催され、もう3回目となりました。 今年は環境省、経産省、COP10支援実行委員会らからの最新情報の紹介に加え、6つの分科会が計画されています。 --(以下リリースから転載) シンポジウムの概要 主催 : 三井住友海上火災保険株式会社 後援 : 環境省 提携協力 : 生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会 特別協力 : 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB) 日時 : 2009年11月25日(水) 10:00~17:30 場所 : 中央大学駿河台記念館 281号室(千代田区神田駿河台3-11-5) プログラム : <第1部>COP10に関する最新情報のご紹介(10:00~12:00) <第2部>先進企業の取組み事例および分科会 (13:00~15:55)     時間 第1会場 第2会場 第3会場 13:00 ~ 14:20 分科会1 効果的な社員教育について考える 分科会2 継続的な取り組みを推進する方法を考える 先進企業の取組み事例 ・ 滋賀経済同友会 ・ ソニーイーエムシーエス(株) 東海テック幸田サイト 14:35 ~ 15:55 分科会3 企業活動と生物多様性の関係の可視化について 分科会4 企業が使用している土地の生物多様性面からの評価について 分科会5 生物多様性の取組み状況の傾向を分析する     <第3部>パネルディスカッション(16:10~17:30) テーマ : 「COP10を来年に控え、企業の役割を考える」 ファシリテータ : 足立直樹氏(レスポンスアビリティ代表取締役、JBIB事務局長) 参加費 : 無料 定員 : 200名(先着順) --- 私も、分科会5「生物多様性の取り組み状況の傾向を分析する」のコーディネータを担当することになっています。 申し込み方法などは、関連サイトでご確認願います。

日経エコノ探偵団/都会でミツバチなぜ増える

本日の日経新聞「エコノ探偵団」で”都会のミツバチなぜ増える”という記事が掲載されています。 銀座や自由が丘のプロジェクトや藤原先生のコメントが紹介されるとともに、都会でミツバチを飼育する意義を鋭い切り口で、わかりやすく解説しています。 私が取り組んでいる南長崎の取り組みも大きく取り上げてもらいました。以下ご興味がある方に補足情報です。 NYのミツバチ: http://blog.goo.ne.jp/yyoriyuki/e/4df98d5e5f3e66dc49e9fd8a946e9522 パリのミツバチ(リュクサンブール公園): http://www.la-sca.net/ Bee in Paris: http://www.picturetank.com/___/series/b773991aac75a12c6b8dafb20e716a70/Bees_in_Paris.html 生物多様性と不動産価値: http://blog.goo.ne.jp/yyoriyuki/e/d506c9a983a44b36a1154edca8fdb00e ニホンミツバチプロジェクト: http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/200907237.html

都市から農業フォーラム

来週10/17(土)に”都市から農業フォーラム”が開催されます。 私も、取り組み事例を紹介させていただきます。 詳細な内容は末尾に示す関連サイトでご確認願います。 -- 都市から農業フォーラムのご案内     渋谷の農園や銀座の屋上農園、中延や多摩センターの事例を発表した後、藤崎健吉氏に都市で行う農園の魅力について語ってもらいます。その後、事例発表をしていただいた皆様と農的感覚をテーマにパネルディスカッションをします。 【開 催 日】    平成21年10月17日(土) 【スケジュール】 ○事例発表   13:00~14:45  須藤 美智子(環境パートナーシップ会議(EPC)理事・事務局長)  沢田 藤司之(NPOバリアフリー協会・専務理事)  御園 孝(多摩ミツバチプロジェクト・世話人)  中山 雄次郎(自由が丘商店街振興組合・事務局長)  山田 順之(鹿島建設・環境本部地球環境室課長)  佐々木 稔(NPO法人大分研究所 事務局長)  田中 淳夫(NPO法人銀座ミツバチプロジェクト・副理事長) ○講演会 「都市環境をどう農化していくか」 15:00~15:45  ●講師●  藤崎健吉(株式会社藤崎事務所・代表) ○パネルデスカッション  「都市で養う農的感覚」 16:00~17:30  ●司会●  藤崎健吉(株式会社藤崎事務所・代表)  ●●パネリスト●●  須藤 美智子(環境パートナーシップ会議(EPC)理事・事務局長)  沢田 藤司之(NPOバリアフリー協会・専務理事)  御園 孝(多摩ミツバチプロジェクト・世話人)  中山 雄次郎(自由が丘商店街振興組合・事務局長)  山田 順之(鹿島建設・環境本部地球環境室課長)  佐々木 稔(NPO法人大分研究所 事務局長)  田中 淳夫(NPO法人銀座ミツバチプロジェクト・副理事長) (パネリストの方は都合により変更する場合が御座います。) 2)交流会  18:00~19:30 終了 【参加費】        シンポジウム   無料         交流会      3,000円 【定 員】    90名      【会 場】 パネルディスカッション : 銀座会議室3丁目 2階会議室                 (東京都中央区銀座3-7-10) 交流会 : 紙パルプ会館 1階 ラウンジパ

第1回 生物多様性 日本アワード

既に報道などでご存知の方も多いかと思いますが、先月10日に「生物多様性 日本アワード」の優秀賞8件の受賞者が発表になりました。 この賞は、今年6月に(財)イオン環境財団と環境省がCOP10に向けて、創設したもので、保全と利用の2つの領域とフィールド・リサーチ・プロダクト・コミュニケーションの4分野の計8部門で優れた取り組みを表彰するものです。 優秀賞受賞者は次の通りです。 1A:保全フィールド部門 優秀賞 取 組:知床の生物多様性に関する取組 実施主体者:(財)知床財団 1B:利用フィールド部門 優秀賞 取 組:企業との協働による谷津田の保全 実施主体者:NPO法人アサザ基金及び関係企業等 2A:保全リサーチ部門 優秀賞 取 組:「農」に着目した地域における生物多様性の保全のための活動 実施主体者:NPO法人農と自然の研究所 2B:利用リサーチ部門 優秀賞 取 組:エコロジカルネットワークの研究と実施 実施主体者:鹿島建設(株) 3A:保全プロダクト部門 優秀賞 取 組:「コウノトリ育む農法」とコウノトリ共生米 実施主体者:コウノトリ育むお米生産部会、JAたじま、NPOコウノトリ湿地ネット、豊岡市、豊岡農業改良普及センター 3B:利用プロダクト部門 優秀賞 取 組:生物多様性保全を含む10の調達方針 実施主体者:積水ハウス㈱ 4A:保全コミュニケーション部門 優秀賞 取 組:「生物多様性について考えてみませんか」定期の取扱い 実施主体者:中日信用金庫 4B:利用コミュニケーション部門 優秀賞 取 組:ボルネオはあなたが守る!キャンペーン 実施主体者:サラヤ㈱   光栄にも、小職が携わったエコロジカルネットワークの研究およびプロジェクト実施も優秀賞として選定していただきました。 今週末の10月9日(金)に名古屋市内で授賞式があり、今回の取り組みについてプレゼンテーションさせていただくことになっています。 また、その場で優秀賞の中からグランプリが選定されることになっています。 ■関連サイト 環境省報道発表: http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11625 イオン財団: http://www.aeon.info/ICSFiles/

pecha-kucha night @名古屋 10/9

名古屋で開催するpecha-kucha night/ペチャクチャナイトで最近のプロジェクトを発表します、 ペチャクチャナイトとは、 建築家アストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏が2003年に始めたイベントで、東京から始まり、今ではパリ、ロンドン、ニューヨークなど世界中の都市で開催されています。 仕組みは、いたってシンプル プレゼンテーターは各人20枚のスライドを20秒づつ流し、計6分40秒で自分の発表をまとめることがルールです。 COP10の地元名古屋で開催されることもあり、自分は生物多様性関連のプロジェクトをご紹介する予定です メンバーリストを見ると、COP10のアドバイザーをやられているNatsuko Hirotaさんや、名古屋デザインウィークのチェアであるNobuyuki Inabaさんらも参加するそうです。 多様なジャンルの方が集まるようなので、当日どのような展開になるのか楽しみです。 詳しくはリンク先をご覧ください Nagoya Volume #2 at hotoris 名古屋市中区栄1丁目1番5号 9 October 2009 START 18:30 END 23:00 DOOR 1000/1drink 【プレゼンテーター】 Toshiaki Kawai : Kawai-Architects  Nobuyuki Inaba : Nagoya Design Week chairman  Shozo Michikawa : Ceramic artist  Yoko Shimizu : artist  Natsuko Hirota : cop10 adviser Yoriyuki Yamada : Kajima Corporation  Toru Aoyama : TOA constructin  Masayuki Matsubayashi : JAPIC Chief researcher  Satomi Harada : Talent Gaku Kurahashi : Hanasei  Syunichiro Hisada : Noh music   ■関連サイト pecha-kucha night: htt

さいきんの紹介記事など

最近の紹介記事です。 ①本日のフジサンケイビジネスアイに、ニホンミツバチプロジェクトが掲載されました。 ②広報日造協という新聞の9月10日版に「生物多様性の「見える化」」というコラムを寄稿しました。 おそらく、10月10日過ぎにはWEBSITEで閲覧できると思います。 ③8月11日の建設工業新聞に、”生物多様性の価値を「見える化」”というインタビュー記事が掲載されました。 ④環境ビジネス11月号「生物多様性超入門!」の各企業のガイドラインの項に、コメントが紹介されました。 各位>いろいろと取り上げていただきありがとうございます。 ■関連サイト 産経新聞: http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909280003a.nwc 広報日造協: http://www.jalc.or.jp/monthly/index.html 建設工業新聞: http://www.decn.co.jp/decn/modules/monthlynews/news.php?year=2009&month=8&day=11 環境ビジネス: http://www.kankyo-business.jp/magazine2009/200911.html

コロンビア大学のベジタブルガーデン

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ニューヨークのコロンビア大学で約1000平方フィート(100㎡)のコミュニティーガーデン(菜園)が整備されているそうです。ハーブ、野菜、果物などが植栽されています。   このプロジェクトは、都市計画を専攻しているBecky Daviesさんが提案したもので、コロンビア大学食料持続可能性プロジェクトの下で実施しています。 有機農法で栽培しているため、アブラムシなどの害虫対策が課題となっていますが、コショースプレーなどで実験的に対応しているそうです。 現在は周辺の住宅地に対しても同様のガーデンを整備する動きがでているそうです。 以下インタビュー記事の抜粋です --- CE: What is the primary value of the project? BD: That's an interesting question because I went into it with an ecological perspective, thinking that the primary value was the environmental benefit of growing food locally. But seeing how the garden could function as a tool for community development has changed my mind. For me personally, that was a revelation, and is now the primary value of the project. --- 一般論で30㎡あれば一家4人が年間消費する野菜を収穫できるといわれていますので、100㎡とはいえ相当な収穫量があるのではないでしょうか?  プロジェクトのブログには、毎日の作業が報告されています(お勧めです)。 ■関連サイト コロンビア大学: http://facilities.columbia.edu/urban-garden-flourishes-morningside-campus campusEcology: http://www.nwf.org/campusEcology/climateedu/ar

CBD/Business.2010 Newsletter

国連生物多様性条約事務局から定期的に”Business.2010 Newsletter”が発行されています。 最新号Vol.4は外来生物特集で、WWFの草刈さんや日経エコの藤田さんらが寄稿されています。>ご参考まで 個人的に面白かったのは、P27の米国における移入種/侵入種の経済的損失についての記事です。 一号前のVol.3-4では、P7-9にはLandscape auctionsの話題が掲載されています。 ランドスケープオークションとは、景観要素や生物多様性の保全に役立つ費用を入札により獲得する手法で、オランダのTriple Eという企業が実施しているイベントです。 2007年9月にオランダで実施した事例では、1時間の間に14万ユーロもの資金獲得に成功したそうです。また、私もCOP9の際にオークションを見学(参加?)しましたが、司会者の”ランドスケープの価値”に関する語りが大変面白く、好評なイベントの一つではなかったかと記憶しています。 主催者は現在までに10以上のオークションを成功させてきているそうですが、重要なのは参加者が  ”feel good”  を得られるかどうかだそうです。 余談ですが4ページの左下に昨年のCOP9でエキスパートフォーラムで発表させていただいた際の写真が掲載されていました。(苦笑) ■サイト http://www.cbd.int/doc/newsletters/news-biz-2009-06-en.pdf http://www.cbd.int/doc/newsletters/news-biz-2008-12-low-en.pdf

Roof Top Farms /Farm Vertically

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マンハッタン島の対岸、ブルックリンの巨大屋上農園が話題を呼んでいます。 Roof Top Farmと名付けられたその屋上農園は、ブルックリンのグリーンポイントに立地し、広さは6000平方フィート(=560㎡)。 このエリアは、工場地域で、その屋上はほとんど未利用の状況です。ここに目をつけたベン・フラナーが有機栽培で30種類の野菜を育てています。 整備費用は6万ドルかかったそうです。 収穫した野菜は、近所のレストランで利用される他、即売会での販売もされています。また、ウェッブサイトを見ると、ボランティアの農業体験や農業講座も開講しているようです。 一方、都市の農業というテーマでは垂直農園構想”Farm Vertically”も各所で発表されていますね。 http://www.verticalfarm.com/ <このサイトのDESIGNSを見ると、”ありえなない!”プランをたくさん発見できて楽しいですよ。 ■関連サイト 屋上農園: http://rooftopfarms.org/ 動画: http://www.environmentalleader.com/2009/08/18/rooftop-farm-in-new-york-supplies-restaurants/ 垂直農園: http://www.verticalfarm.com/

世界のバス停/NEXT STOP DESIGN

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NEXT STOP DESIGN というバス停のデザインコンペが募集されています。 これは、米国のユタ大学他が実施するもので、バス停のデザイン案を提出すると公式ウェッブサイトにアップされ、一般投票で少なくとも25票以上を獲得した案が選考会に残る仕組みとなっています。 公式サイトには世界中のユニークなバス停がサンプルとして掲載してあります。>キューバのがなかなか良いです。 また、デザインツールもダウンロード出来るようになっているので、アクセスしてみてください。 締切日は9月25日です。 ■関連サイト 世界のバス停画像: http://www.nextstopdesign.com/inspiration コンペ概要: http://www.nextstopdesign.com/welcome

Walkable Neighborhoods

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環境負荷の小さい持続可能な都市の条件として、歩きやすさ/歩行者配慮は重要な項目です。 では、街の歩きやすさはどのようにして調べればよいのでしょうか? シアトルのコンピュータソフト会社が”walkscore.com”というサイトを立ち上げ、歩きやすい街ランキングやその調査方法を公開しています。 まず、ランキングですが以下の様になっています。  1. San Francisco, CA  2. New York, NY  3. Boston, MA  4. Chicago, IL  5. Philadelphia, PA  6. Seattle, WA  7. Washington D.C.  8. Long Beach, CA  9. Los Angeles, CA  10. Portland, OR  歴史のある街が歩きやすい街と評価されているようです。TOP40をみると、ヒューストンやフェニックスなど最近開発された街はランクが低くなっています。 下記地図は1マイルで到達できる距離を示していますが、都市構造でかなり違うことが認識できますね。   では肝心のWalk Scoreの評価方法ですが、、詳細なアルゴリズムはまだ非公開です。まだ開発途中であり、公共交通機関の有無や、1ブロックの長さ、犯罪率や交通事故、などは評価に反映されていないと記されています。 スコアは0-100でつけられますが、90点以上はほとんど歩いて用事を済ますことが出来る街、50点以下は車の依存度が高い街で、25点以下は車無しでは生活できない街であると説明されています。 面白いのは、不動産サービスです。広さや部屋数、築年数と並んでウォークスコアが表示されています。たしかに、「Wスコアが80点以上の物件」といった条件で物件探しをする人は一定の割合で存在しそうです。(サンプル↓)    イギリスやカナダにも広がっているとのことなので、日本の都市も評価してみると面白そうですね。  ■関連サイト walk score: http://www.walkscore.com/rankings/

生物多様性民間参画ガイドライン/環境省

昨年11月の第一回検討委員会から先月開催された委員会まで、計5回の委員会を経て、「生物多様性民間参画ガイドライン」が8月20日に環境省から発表になりました。 このガイドライン(GL)は事業者が”生物多様性の保全と持続可能な利用”のための活動を自主的に実施する際の指針と位置付けられており、たとえば、次のような活用が考えられます。 ・初めて生物多様性に取り組む事業者が生物多様性の課題やその取り組み手法を理解するための参考資料として ・生物多様性と自社の企業活動の関係性を把握する手引きとして ・すでに生物多様性への取り組みを実施している企業における活動チェックリストとして ・自社活動の報告・コミュニケーションを推進する際の参考事例集として 目次は以下のとおりです --- 第Ⅰ編 現状認識の共有 第1 章 生物多様性とは 第2 章 生物多様性を育む社会づくり ~事業者の活動と他のセクターとの連携~ 第3 章 生物多様性と事業者の関わり ~事業者はなぜ生物多様性に取り組むのか~ 第4 章 事業者と生物多様性に関する国内外の動向 第Ⅱ編 指針 1. 理念 2. 取組の方向 3. 取組の進め方 4. 基本原則 5. 考慮すべき視点 参考編 実践のためのヒント 参考1 取組の進め方の参考例 参考2 事業者と生物多様性との関わりの把握の参考例 参考3 事業者の活動の主な場面別の取組 参考4 社会貢献活動 参考5 具体的な取組の事例 参考6 生物多様性に関連する最近の主な文献 参考7 記述に関連する参考情報 参考8 生物多様性に関する法律の概要 --- 特に、参考資料という位置づけではあるものの、「実践のためのヒント」には貴重な情報が網羅的に掲載されています。 また、座長談話として、策定後のフォローアップや国内外への普及啓発活動の重要性などが指摘されています。 小職も委員の一人として検討会に参加させていただきました。 関係者の皆様、大変お疲れ様でした&ありがとうございました。 ■関連サイト 環境省プレスリリース: http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11485 生物多様性民間参画ガイドラ

beehaus/新型のミツバチ巣箱

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 都会で静かなブームになりつつあるミツバチですが、イギリスではこんな商品が発表されました。 Omlet社のプラスチック製ミツバチ巣箱”Beehaus”です。 Omlet社のHPでは Bees in your garden, honey on your toast! というコピーで紹介されています。 断熱材もしっかり充填され、伝統的な巣箱と比較して作業しやすい高さとのことです。周りがプラスティックというのは、スズメバチなどからの攻撃を防ぐためには有効だと思いますが、紫外線劣化などはどうなのでしょうか? ちなみに、欧米では白色の巣箱が一般的のようですが、巣箱のカラーも緑・黄・赤・白・パープルなどから選択できるようになっています。 Omlet社のHPから、スターターキットを選択すると、付属品や種蜂の注文などもできるようです。日本でも同種のサービスが出てくるかもしれませんね。 ■関連サイト Omlet UK: http://www.omlet.co.uk/shop/shop.php?cat=Beekeeping beehausの説明(動画): http://www.youtube.com/watch?v=Pog0SHnyEDQ&hl=ja

都市と生物多様性/7つのファクトシート

2010年のCOP10名古屋ではCOP9ボンに引き続き「都市と生物多様性」が大きなテーマの一つになるといわれています。 都市は、地球の面積に占める割合は5%以下ですが、都市居住者はすでに全人類の半数を超え、エネルギーなど様々な資源の75%が都市で消費されています。 よって、都市部の生物多様性の量的・質的向上を図り自然との触れ合いを体験できる場所を創出することは、単にハビタットを保全するという意味だけでなく、、多くの人に生物多様性に関心を持ってもらうための大変重要な課題と考えられます。 この「都市と生物多様性」に関して、このたび生物多様性JAPANさんが 「都市と生物多様性に関する7 つのファクトシート」(日本語版)を公表しました。   目次は以下のとおりです 都市の生物多様性:地域レベルの行動が鍵となる理由 生物多様性損失の阻止:地球規模の義務としての行動 生物多様性管理における自治体の役割 生物多様性管理の牽引者としての地方政府 生物多様性管理における市民参加 生物多様性と気候変動」 都市の生物多様性のための緑地管理 特に、7. 都市の生物多様性のための緑地管理の以下のコメントに共感しました. “統合的なデザインと開発を行えば、多額の費用をかけることなく都市の生物多様性価値を大幅に高めることができる。政策と行動に生物多様性を組み入れることで、都市をより暮らしやすく働きやすい魅力的な場所にし、全般的な暮らしの質を向上することができる。自然地域は、洪水防御や社会的疎外といった都市が直面する他の社会経済的課題に対して革新的な解決策を提供する存在でもあるのだ。自治体・地方の生息地と種の分布に関する詳細な知識を重要な社会的要素と共に取り入れていくことで、都市の貴重なスペースに多様な機能を与えることができる。生物多様性の主要素の保全に要する生息地域の規模と分布を確立することで、生物多様性を一層効果的に改善・管理できるようになるだろう。”   都市内の緑地に関しては、たとえ小規模であっても、重要な役割を果たしていることが指摘されています。“ Practical tool for landscape planning? An empirical investigation of network based model

セキュリティーランドスケープと屋上緑化/NY

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NYのブロンクスで、巨大な屋上緑化プロジェクトが進行しています。 有名なランドスケープアーキテクトのケン・スミスがデザインした、この屋上緑化は飲料水処理施設の上部に計画されています。 見ての通り、ゴルフ場のドライビングレンジがデザインされていますが、外縁にリング状のクラブハウスも配置されています。 なぜ、巨額の費用が必要なこのようなプロジェクトが進行中なのか?最大の理由はテロ対策だそうです。 屋上緑化により飲料水のプールに蓋をする。。テロから飲み水の安全を守るためのセキュリティーランドスケープの計画です。 完成は2012年の予定だそうです。 □関連サイト Fore!: http://archpaper.com/e-board_rev.asp?News_ID=3231 GRIMSHAW: http://www.grimshaw-architects.com/launcher.html?in_projectid =

自然共生社会に関する意識/内閣府

内閣府から「環境問題に関する世論調査(平成21年 6月調査)」が公表されました。 まず、「自然に対する関心」では、関心がある層の割合が91.7%(「非常に関心がある」35.2%+「ある程度関心がある」56.5%)となり、2年前の前回調査と比較すると6%(85.7%→91.7%)増加しています。 「生物多様性」という言葉の認知度は、以下の通り多少増加したようです。 言葉の意味を知っている:12.8% 意味は知らないが,言葉は聞いたことがある:23.6% 聞いたこともない:61.5%   生物多様性条約締約国会議の認知度は、 聞いたこともない:84.2% と残念な結果です。 さらに、生物多様性条約締約国会議について「知っている」,「名前は聞いたことがある」と答えた13.1%に、COP10が愛知県名古屋市で開催されるかどうかたずねたところ、知っている方は4割に留まったようです。 生物多様性の保全のための取組に対する意識では 人間の生活がある程度制約されても、多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先:41.1% 人間の生活が制約されない程度に、多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める:50.4% 人間の生活の豊かさや便利さを確保するためには、多種多様な生物が生息できる環境が失われてもやむを得ない」:2.7% という結果が出ています。前回の調査と比較すると、「人間の生活がある程度制約されても、、、」が(37.0%→41.1%)、「人間の生活が制約されない程度に、、、」が(55.8%→50.4%)となり、より積極的に捉える層の増加が見られます。 8問目では、生物多様性への配慮を表明している企業を評価するかを調査し、以下の回答が出ています。 評価する:82.4% 評価しない:3.1% わからない:14.5% 生物多様性に関しては、着実に認知度が向上してきているものの、コミュニケーション・啓発活動はまだまだこれからですね。 □関連サイト 内閣府環境問題に関する世論調査: http://www8.cao.go.jp/survey/h21/h21-kankyou/index.html ニュース: http://www.asahi.com/nati

LEED アイディア募集

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このブログでも何度か紹介してきた、米国の建築物環境性能評価システムであるLEED/The Leadership in Energy and Environmental Designが、意見を募集しています。 LEEDの認証プロセスや、認証に必要なコストなどコメントが欲しいとのことです ---(以下転載) LEED Open Call for Ideas Welcome to the LEED Open Call for Ideas . This call is meant to provide a way for new ideas to be brought forward to help inform improvement to the LEED rating system.  USGBC is looking for input on improving existing technical criteria, proposals for new credits and feedback on LEED's overall effectiveness and rigor.   Your comments will be reviewed by USGBC, however no official individual responses will be posted. Comments regarding LEED's delivery model, certification process, pricing, etc will not be considered as USGBC is looking for feedback specific to the technical requirements of the LEED rating system.  The LEED Open Call for Ideas will take place from Monday, July 13 -Friday, August 7 th 2009. --- 締め切りは8月7日(金)までです □サイト LEED: http://www.usgbc.org/DisplayPage

コスモス国際賞/グレッチェン C. デイリー

国際花と緑の博覧会記念協会では、「自然と人間の共生」に貢献した研究者に「コスモス国際賞」を設置しています。 今年の受賞者は、スタンフォード大学の Gretchen C. Daily(グレッチェン C. デイリー)教授。 生態系サービスの視点から生物多様性の重要性を説き、その定量的な評価や関連プロジェクトで主導的な役割を担ってきた研究者です また、この分野における民間セクター参加の重要性も主張され、エビデンスベースドなアプローチを提示しています。  --- Gretchen Daily is working to develop a scientific basis, and political and institutional support, for making conservation mainstream. Her scientific research is on quantifying the value of agricultural and natural landscapes, for conserving both biodiversity and ecosystem services (such as water purification and crop pollination). Her lab group works in Africa, Asia, Latin America, and the United States. Prof. Daily also co-leads The Natural Capital Project, a partnership among The Nature Conservancy, World Wildlife Fund, and Stanford. The goal of this effort is to develop and deploy innovative policy and finance approaches that make conservation economically attractive and commonplace worldwide. --- このコスモス賞、過去には、2001年に元ペンシルバニア大学ランドスケープ

ニホンミツバチプロジェクト/TV取材

ニホンミツバチプロジェクトを本日のTOKYO MX NEWSに紹介していただきました。 飼育風景だけでなく、モニタリング調査の様子や幼稚園での環境教育授業の様子も放映されています。 下記サイトで動画を見ることができます。ご参考まで ■サイト http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/200907237.html

能登エコ・スタジアム 2009

「能登エコ・スタジアム 2009」/環境国際シンポジウムin能登の開催案内が届きましたのでお知らせします。 エクスカーションは、白米の千枚田や洋上見学が準備されているようです。 ---以下転載 ■1日目   8月1日(土) シンポジウム 10:30    JR金沢駅(西口)に集合・出発 → ① 能登演劇堂 (七尾市)へ移動(12:45頃に到着) 13:00~  開会 〔アジア太平洋環境開発フォーラム開催記念「環境国際シンポジウムin能登」〕 17:00    閉会 17:10発  宿泊施設「 ②‐1 キャッスル真名井 」、「 ②‐2 のとふれあい文化センター 」(穴水町)へ移動 18:00~  夕食(キャッスル真名井でバーベキュー) 20:00~  夕涼みAコース〔③ 七尾・石崎奉燈祭〕 バス見学        夕涼みBコース〔夏の星空観察会〕 キャッスル真名井の天文施設                   お話:坂下 璣(たまき)氏〔郷土史家〕、穴水星の会 ■2日目   8月2日(日)  エクスカーション   7:30     「 ②-1 キャッスル真名井 」(7:30発)、「 ②-2   のとふれあい文化センター 」(7:35発)をバスで出発 8:00~   〈⑤‐1 七尾湾・能登島周遊洋上コース〉 ・・・七尾・ ④ 西岸マリーナ から(船)        講師: のと海洋ふれあいセンター 坂井 恵一、 能登島ダイビングリゾート 鎌村 実        ※七尾市の西岸マリーナで、船とバスとに分乗します。        〈⑤‐2 ツインブリッジから能登島周遊コース〉 ・・ ④ 西岸マリーナ → 能登島(バス)        講師:石川県水産総合センター 能登島事業所 永田 房雄       10:00     「七尾・ ⑥ 能登食祭市場 」香島津桟橋 到着 ※船とバスが合流 11:30~12:40  〔昼食〕 珠洲市飯田町地内(ショッピングプラザ「シーサイド」周辺)で、各自自由に昼食 12:50~  珠洲市・「 ⑦ 野々江(環境配慮の耕作田) 」の見学 講師:金沢大学 伊藤 浩二 13:30~  「 ⑧ 金沢大学能登学舎 」でレクチャー         『テーマ:里の生業と生物多様性』 

Gardening at altitude: Top 10 landscaping tips

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米国 ボルダーからホームガーデンニングのトレンドTOP10の話題(紹介記事)です。 1.キッチンガーデン:600平方フィート(60㎡)で500ドル分の野菜などが収穫できる、、 2.裏庭でのバケーション(alcc.com/) 3.住宅の販売価格を上げる:庭が充実した住宅は5~10%販売価格が高い。ミネソタ大の研究によるとガーデンに1ドルかけると1.35ドルのリターンがある。 4.3R緑化:コンポストやチップ化 5.水の有効利用:Water-wise 6.セラピー効果:からだの健康やストレスの減少 7.緑陰効果:木の天蓋、蒸散効果と日陰 8.ノスタルジア: 9.ライトアップ:LEDなど 10.子供を外へ:no child left indoors やはり景気のせいか、コスト削減に関する話題が多いですね、、 □サイト http://www.dailycamera.com/news/2009/jul/07/top-10-landscaping-tips/

田園調布の東/西

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「田園調布東西地価の比率は何を意味するか」という、ビジネスコラムが掲載されています。 これは、建蔽率/容積率は西で40/80%、東で50/100%と異なるものの、通勤通学や買い物などの利便性は同等の田園調布駅の西東で、地価が1.5倍違う事実を分析した記事です。 ---(一部転載) 地価1.5倍の利益を失っている  駅の東西で地価に差があると、東側でも西側と同じような邸宅を並べれば、地価は西側と同じ水準に上昇するということだ。そうなっていない現状では、東側に住む人にとってその分損となる。単に東側の人だけの問題でなく、日本全体の国富の減少でもある。  これには「高級住宅街が珍しいから高くなるのであって、そんなに高級住宅街が増えたら価値がなくなってしまう」という反論があるだろう。反論は正しいが、多少増えたくらいでは高級住宅地の地価は下がらない。そう考える根拠はある。  どう考えてもマンション価格は戸建て住宅より高いと思う。同じ地域、同じ広さで購入金額が高いばかりでなく、管理費や駐車場代もかかる(戸建ても修繕しなければならず、修繕積立金はそれほどは変わらない)。にもかかわらず、戸建てより高くてもマンションを買う人が多いのはなぜだろうか。それは、マンションにある豪華なアプローチやエントランスホールの演出で、高級住宅街に入ったような感覚を持たせることができるからだ。この感覚にお金を払う人がたくさんいれば、高級住宅街が増えてもその地価はあまり下がらないだろうということになる。  田園調布の東西地価比率は、人がどれだけブランド価値にお金を払うかの指標であり、バブルの指標であり、高級住宅街が少ないことが日本全体の冨を低下させていることの指標でもある。 注:国土交通省「地価公示」を基に大和総研の枝広龍人氏が作成 ---転載終わり たしかにGoogle Earthで上空から見ても、東西の違いはほとんどわかりません。 しかし、実は西側のみ地区計画があり、美しい街並みを維持するために壁面位置や最低敷地面積などに厳しい条件が課されているのです。(上部の図参照) つまり風致地区など建築に関する制限は不動産価値を(1.5倍も)高めていることになりますね。 不動産鑑定では、自由に建物が建てられない風致地区を低く評

NYのミツバチ

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春先にオバマ大統領がホワイトハウスでミツバチを飼い始めたニュースが紹介されました。 この養蜂ですが、シカゴやアトランタ、サンフランシスコなどの都市では合法とされていますが、ニューヨークでは法的には禁止されているそうです。 ところが実際には裏庭や屋上でこっそりと養蜂をやっている人が数百人いるらしく、このほど市にたいしてこの法律を撤廃するよう抗議行動を行ったそうです。 市当局者の話では、アレルギー反応がある人の存在や、昨年49件もの苦情があったことからこの法律を撤廃することにはならないようです。しかし、報道では、ミツバチのポリネーション(受粉活動)により、市内の樹木が受けている恩恵は計り知れないとも報じています。 NYはともかく、米国の他の大都市でミツバチを飼う人は多く、また、パリやロンドンでも養蜂は行われており環境教育、観光促進などで大きな成果をあげています。 日本でもお世話になっている銀座のプロジェクトをはじめ、各地でミツバチプロジェクトが立ち上がっいます。 世界的にミツバチが減っている今こそ、今後の都市のあり方、生き物とどのように付き合っていけばよいのか真剣に議論することが必要なのでしょうね。 □ニュースサイト http://www.vosizneias.com/33919/2009/06/23/new-york-ny-beekeepers-swarm-city-hall-to-protest-ban/

The Benefit of Community Forests

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The Trust for Public Landのサイトから~ 米国のコモンフォレストとは行政やネイティブアメリカン、場合によってはNPOなどが所有する森のことで、管理に必要な費用や利益(森の恵み)を地域でシェアしている、いわば入会林のようなものでしょうか かつては木材生産が主目的であったコモンフォレストですが、現代社会に大きな便益をもたらしていると紹介されています。 例えば、気候変動への対応、安全な飲料水提供、そして週40時間以上室内で過ごす子供たちにとって重要な”アンプラグド”なレクリエーション空間など 5つのケーススタディ、GIS分析、費用便益の分析など詳しい内容は、”Community Forest Report”で確認できます。<ダウンロードには登録が必要です ■関連サイト The Benefit of Community Forests: http://www.tpl.org/tier3_cd.cfm?content_item_id=23008&folder_id=3588#part1 Community Forest Report: http://www.tpl.org/tier3_cd.cfm?content_item_id=21809&folder_id=260

シカクいアタマをマルくする

日能研さんのサイト「シカクいアタマをマルくする」の今月の問題が面白い 今年女子美術大学付属中学で出題された問題で、 「森の中で見られる生き物どうしの関係」を問うています。 http://www.nichinoken.co.jp/column/shikakumaru/2009/0907_ri.html 出題校へのインタビューを読むと以下のコメントがありました 青山先生  地球レベルで環境破壊が問題になっていますが、授業では新聞記事や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告などを紹介して「どう思う?」と投げかけたり、何かにつけて環境問題に触れています。 中2の「動物のしくみ」の授業では、初めに「教科書に載っている動物たちは、環境に適応して生き残ってきたんだよ」と投げかけ、さらに、「この動物たちを守っていくためにはどうすればいいか」ということまで考えられるように、学習の意識づけを心がけています。今回、「森の中で見られる生き物」を取り上げましたが、受験生も入試問題を通して環境問題に目を向けてくれればと思います。 美術を学ぶにも、自然環境を読み解く力(リテラシー)が必要ということなんでしょうね

緑地造りはミツバチに聞こう

緑地造りはミツバチに聞こう=行動データ収集、活用へ というタイトルで、ニホンミツバチプロジェクトを紹介していただきました。 ■記事サイト http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009061300207&rel=j&g=eco http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20090613172110-8123516

Gondwana Circle Design Competition

サンフランシスコ植物園内にある”ゴンドワナ サークル”のデザインコンペが公募されています。 ゴンドワナ(大陸)とはかつて南半球に存在したと考えられている超大陸、のちに分裂移動して、アフリカやインド、南アメリカなどになったと推測されています。 今回のコンペでは、ゴンドワナを切り口としてプレートテクトニクスと植物の進化を来場者に伝えられるデザインが求められています。 8月31日が登録締め切り 9月11日が提出締め切りです 詳しくは下記サイトを確認してください http://www.sfbotanicalgarden.org/events/gondwana-circle-competition.html 明日は名古屋のSMBCパーク栄で生物多様性セミナーに登壇します。小職からの発表はともかく、香坂先生らの講演が非常に楽しみです。

See the Bigger Picture/エアバス社

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 航空機メーカのエアバス社が6月5日の世界環境デーに生物多様性保全のキャンペーン”SEE THE BIGGER PICTURE”を発表しました。 このキャンペーンはナショナル ジオグラフィックや国連環境計画(UNEP)、生物多様性条約事務局(CBD)と共同で実施するものです。写真コンテストを行うことで身近な自然の多様性に気付き、生物多様性保全への関心を高めることを目的としているそうです。 コンテストの上位5人はワシントンD.C.のナショナルジオグラフック本部に招かれるとの事、どんな写真が集まるか楽しみですね。 ■関連サイト プレスリリース: http://www.airbusjapan.com/press-release-details/?tx_ttnews%5Btt_news%5D=159&tx_ttnews%5BbackPid%5D=101&cHash=8dd557edbe エアバス: http://www.airbus.com/en/corporate/ethics/environment/green_wave.html SEE THE BIGGER PICTURE: http://www.seethebiggerpicture.org/

世界の屋上緑化/ナショナルジオグラフィック

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ナショナルジオグラフィック日本版で、 「広がるグリーンな屋上」 という特集を組み、世界各地の屋上緑化、屋根緑化を紹介しています。 前回紹介したバンクーバーCCの他、古くから屋上緑化促進プログラムを用意しているシカゴ市の市庁舎、ロンドンの建築家ジャスティン・ベア邸などが掲載されています。 また、屋上緑化の効用として、ヒートアイランド対策以外にも下水道負荷低減や生態系復元への取組みが紹介されています。 ■サイト 日経エコロミー: http://eco.nikkei.co.jp/special/nationalgeographic/article.aspx?id=MMECf1000007052009&page=1 シカゴ市のGreen Roof Grants Program: http://egov.cityofchicago.org/city/webportal/portalContentItemAction.do?BV_SessionID=@@@@0454114756.1245194566@@@@&BV_EngineID=ccceadehieidmjdcefecelldffhdfif.0&contentOID=536932287&contenTypeName=COC_EDITORIAL&topChannelName=Dept&blockName=Environment%2FGreen+Roof+%26+Cool+Roof+Grants+Programs%2FI+Want+To&context=dept&channelId=0&programId=0&entityName=Environment&deptMainCategoryOID=-536887205

バンクーバーコンベンションセンター

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最近オープンしたバンクーバーCC/vancouver convention centerの屋上緑化が注目を集めています。 バンクーバーCCは、2010年冬季五輪の開催期間メディアセンターとして機能する施設で、海水を利用した冷暖房システムやリサイクル材の活用など環境配慮対策が随所に盛り込まれています。 建設費が当初予算の倍以上に膨らむなど批判も多いようですが、約2万5千平方メートル(6エーカー)の在来種を用いた屋上緑化は評判が高いようです。 ランドスケープ担当者(PWL)の解説やバンクーバーCC施工風景の動画は下記サイトでみることができます。 とても屋上とは思えない景観です。 ■関連サイト 動画: http://landscapeandurbanism.blogspot.com/2009/04/vancouver-cc-green-roof-videos.html vancouver convention center: http://www.vancouverconventioncentre.com/

Haagen-Dazs Loves Honey Bees

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アイスクリームで有名なハーゲンダッツ社では、ミツバチ保護キャンペーン”Haagen-Dazs Loves Honey Bees”を実施しています。 なぜハーゲンダッツ社がミツバチ保護か? アイスクリームは乳製品ですが、その味付けは、ストロベリー、ラズベリー、アーモンドなど、ミツバチの受粉が欠かせないナッツ類、ベリー類、フルーツを原材料と しています。(もちろんハニー味もありますね) コーネル大学の研究では、ミツバチは140億ドル相当の農作物の受粉を担っていると報告されています。 しかし、そのミツバチの減少が世界的な問題となっており、自社の原材料を安定的に調達するため対策が必要になっているわけです。 ハーゲンダッツでは、ミツバチ減少(CCD)の原因究明と生態系保全のため、商品の売り上げ金額の一部を研究機関に寄付しています。 また、寄付金獲得だけでなく、子供向けの環境教育の実施、ビーガーデンの紹介、社員参加による工場や自宅の緑化などを進めています。 このキャンペーンの情報発信しているHaagen-Dazs Loves Honey Beesのサイトは充実しています。 BEE TVではダンサーがミツバチダンスを踊りながらCCD問題を訴えていますし、 Plant a Bee-Friendly Gardenでは、在来のミツバチのために在来種の植栽.を進めています。 ミツバチのスクリーンセーバーも入手できます(笑)。 ハーゲンダッツ社の取組みは、問題の捉え方、アプローチ、ステークホルダーとのコミュニケーション方法など、「企業の生物多様性への取組み」のモデルケースになるものと思います。 在来のニホンミツバチの保全研究も、もっと盛り上げないといけないですね。 ■サイト http://www.helpthehoneybees.com/

コミュニティーガーデンと防犯

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 東京都杉並区で、路地裏などに花を植える活動を実施したところ、空き巣被害が1/4に減少したというニュースが紹介されています。 --(記事を一部転載) 東京都杉並区が、人通りの少ない路地裏で花を育てるなど、街を美化する取り組みを進めたところ、昨年1年間の空き巣被害が、近年では最多だった2002年に比べ、4分の1以下に減ったことがわかった。  地域の人たちが花の世話や観賞のために路地を行き来することによる「監視の目」が防犯に役立っているとみられ、全国の自治体から視察や問い合わせが相次いでいる。  杉並区には狭い路地に家が密集する地域が多く、かつては空き巣多発地域として知られていた。00年に1353件だった空き巣被害は、01年に1485件、02年には1711件まで増加した。  こうした状況に危機感を抱いた区では03年10月、自主防犯パトロール隊への支援策などを盛り込んだ「安全美化条例」を施行。協力が得られた住民の自宅周辺に防犯カメラを設置し、警視庁OBによるパトロール隊も結成するなどした結果、03~05年の被害は何とか1000件前後に抑え込んだ。  ところが、06年には1206件と増加に転じた。このため区は、なぜ被害に遭うのかを探ろうと、05年に空き巣に入られた100世帯を対象に調査を実施。その結果、玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2軒しかないことがわかった。 ---(ここまで) 杉並区では「花咲かせ隊」などの制度を設け、街の美化と防犯対策を進めているそうです。 このような取組の先駆的事例として、「西フィラデルフィアランドスケーププロジェクト(WPLP)」があります。 これは、1987年からペンシルバニア大学の教師や学生、地元の園芸家などが協力して進めたプロジェクトです。フィラデルフィア西部のスラム化し空き地となったスペースを地域の人と一緒にをコミュニティーガーデンとして整備したものです。 WPLPは、単に街を美化することだけでなく、園芸を通して、地域の子供に教育機会を提供する、安全な野菜を得る、治安を良くする、水循環を改善するなど多様な成果をあげました。 緑をつくることが、健全なコミュニティーの形成につながり、結果として治安改善や地価の上昇、住民の定着化などよい結果を生んだわけです。 そして、コミュニティ

生物多様性 日本アワード

財団法人イオン環境財団が「生物多様性 日本アワード」を創設するそうです。 5月22日の「生物多様性の日」は新型インフルエンザに押され、いまひとつ盛り上がりに欠けましたが、今年10月以降の盛り上がりに期待したいですね。 以下転載-- 財団法人イオン環境財団は4日、生物多様性の保全と持続可能な利用を推進することを目的に、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)開催1年前に当たる2009年10月に、「生物多様性 日本アワード」を創設することを発表した。 「生物多様性 日本アワード」は、日本国内での個人・団体による取り組みもしくは、日本に拠点を置く個人・団体の海外での取り組みで、生物多様性の保全又は生物多様性の持続可能な利用に顕著な貢献が認められるものを、「生物多様性の保全領域」「生物多様性の持続可能な利用領域」それぞれ、「フィールド」「リサーチ」「プロダクト」「コミュニケーション」の4分野において計8賞を選定する。さらに、これらの事例の中から、その年を代表する傑出した取り組みについては、「生物多様性 日本アワード グランプリ(仮称)」として環境大臣による顕彰などを予定している。 ■記事サイト http://www.ecool.jp/news/2009/06/ion24-381.html

Biodiversity report/ 英国グリーンビル協議会

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英国グリーン建築協議会(GBC)のBiodiversity Task Group が3月末にBiodiversity reportをを発行しました。 このレポートは、建設プロジェクトに関する生物多様性への取組み手法やプロジェクトを紹介するもので、例えば以下のような事例が掲載されています。 高層ビルの猛禽類(ハヤブサ)の営巣 橋桁の照明を暗くしコウモリ(アブラコウモリ)が営巣 多様性の高い屋上緑化において空洞部にハチが巣作り  アブラコウモリは都内でも良く見かけまね。 GBCでは、生物多様性をカーボンマイナス対策と同じく重要課題と位置づけ、生物多様性への取組みは不動産価値を向上させることができると説明しています。 今後の動向が楽しみです。 ■関連サイト UK-GBC: http://www.ukgbc.org/

NHK「おはよう日本」取材

5月29日のNHK「おはよう日本」で、最近取り組んでいる「ニホンミツバチプロジェクト」を紹介していただきました。 プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=1812&NewsItemID=20090502NKM0257&type=2 2分ちょっとの生中継でしたが、アナウンサーの方には、都市の生物多様性とミツバチの関係性を簡潔にわかりやすく解説していただき、プロの切れ味鋭い伝える技術を間近で体験できました。 私は、朝5時からスタンバイしミツバチおじさん役でちょこっと写りました。ただし、当日見ていた知人らは防護服姿の影響かわからなかったようです。

生物多様性民間参画ガイドライン案パブコメ募集

環境省から「生物多様性民間参画ガイドライン案」に関するパブリックコメントが募集されています。 このガイドライン案は昨年秋から、生物多様性企業活動ガイドライン検討会で議論されてきたもので、企業と生物物多様性との関係性や担うべき役割など、企業の生物多様性への取組みの指針となる資料です。 私も検討会メンバーとして議論に参加させていただいています。 意見募集期間は6月12日(金)までです。 ガイドライン案の概要は、意見応募方法などは下記サイトでご確認ください。 ■サイト http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11109

セントラルパーク/Make a Green Investment

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NYのセントラルパークは、ニューヨーク市公園管理局との契約に基づきNPO組織のCentral Park Conservancyが維持管理の大部分を担っています。 Central Park Conservancyは年間マネジメント予算2700万ドルの85%を個人や企業からの寄付金でまかなっており、1980年以来5億ドル以上もの寄付金を集めています。 寄付金は、有名なベンチなどの寄付、会費やイベントなどで集められますが、現在、、JPMorgan Chaseがスポンサーとなり、 Double Your Donation With a Matching Giftというキャンペーンを実施しています。 これは、 5月30日までの期間限定で、新会員の会費と同等金額をJPモルガンが寄付するキャンペーンです。 より多くの人が賛同すれば、それだけ企業の負担が重くなる仕組みですが、 個人の社会貢献活動とリンクした興味深い取組みだと思います。 ちなみに、会費は35~500ドルと設定されています。   ■関連サイト Central Park Conservancy: http://www.centralparknyc.org/site/PageServer?pagename=homepage キャンペーン: http://www.centralparknyc.org/site/PageNavigator/JPMChase メンバー入会: https://secure2.convio.net/cpc/site/Donation2?idb=855779378&df_id=2320&2320.donation=form1

ASLA 2009 Awards

2009年度のASLA Awardsが公表されました http://www.asla.org/2009awards/ 本年は、5つのカテゴリー( General Design、 Residential Design、 Analysis and Planning、 Communications、 Research)で計 600の応募作品の中から、49作品が受賞しています。 今年のプロジェクトの特徴で個人的に気になったのは、 LEEDへの言及(LEEDのゴールド認定のMacallen BuildingやLEED認証とリンクしたTeardrop Park)、 科学的なウォータマネジメントへの取組み(The Dell at the University of VirginiaやTrinity River Corridor Design Guidelines)、 ドローイングの質の向上(Stabiae Archaeological ParkやReconstructing Urban Landscapes)でしょうか。 その他には、”Interactive Mapping Project”のシール張りや、”One Drop at a Time — New Resourceful Paradigms at 168 Elm Ave”の住宅地の野焼は興味深いものでした。 見所豊富です。。

第18回地球環境大賞

今年度受賞企業が発表になりました 第18回地球環境大賞 受賞者一覧 大賞 大和ハウス工業株式会社 経済産業大臣賞 NEC(日本電気株式会社) 環境大臣賞 鹿島建設株式会社 文部科学大臣賞 株式会社クラレ 国土交通大臣賞 東京急行電鉄株式会社 日本経済団体連合会会長賞 東京電力株式会社 フジサンケイグループ賞 株式会社三井住友銀行 フジサンケイ ビジネスアイ賞 岩谷産業株式会社 フジサンケイ ビジネスアイ賞 株式会社エコリカ 地球環境会議が選ぶ優秀企業賞 日本郵船株式会社 環境地域貢献賞 大阪府堺市立神石小学校 環境地域貢献賞 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 大賞の ■関連サイト 受賞企業紹介: http://www.fbi-award.jp/eco/jusyou/index.html ニュース:  http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090223/biz0902232109016-n1.htm

Green Wave/CBD

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今日はアースデイ、そして来月の5月22日は国際生物多様性の日です。 5月22日に向け、各地で様々なイベント、シンポジウムが企画されているようですが、中でも”グリーンウェーブ”はちょっと面白いイベントです。 これは国連のCBD(生物多様性事務局)が、5月22日の現地時間午前10時に一斉に植樹を行おうというイベントで、地球の自転によってアジアからヨーロッパ(東からから西)に向け、植樹による緑を波(グリーンウエーブ)を広げていこうというものです。 興味深いのは、これは単なる植樹イベントではなく、いくつかの環境教育効果も狙っている点です。教師用ガイドでは以下の様なカリキュラムが例示されています。 ・ 環境教育の時間に、樹木に関する生物学に関する調査を実施する。 ・ 在来種を選ぶことで、社会科学、歴史学、文化研究に関する学習の基礎を築く。 ・ 樹木を植える際の技術的問題点を学ぶことで、農学的な知識の強化につながる。 ・ 作文や美術課目において、5 月22 日の活動をテーマに創作する。 ・ 世界中で行われるグリーンウェイブプロジェクトをオンラインで確認することで、 地理の学習の出発点とすることもできる。 クリスマスにサンタ追跡という恒例のWEBイベントがありますが、グリーンウェーブもグーグルアースなどで表示できると面白いかもしれません。 日本国内に、どの程度の参加者がいるのかまったく検討がつきませんが、緑について考えるきっかけになると良いですね。 ■サイト Green Wave: http://greenwave.cbd.int/en/about-greenwave 環境省: http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11068

Adopt-a-Greenstreet/NYC

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 米国では、企業や一般からの寄付により公園、街路樹の整備が進められるケースが多々見られます。 例えば、NYC(ニューヨーク市)では公園や街路樹で60万本、民有地に40万本の計100万本を新規に植栽しようというキャンペーンを実施しています。 キャンペーンのウエッブページでは、なぜ都市に樹木が必要なのかわかりやすく解説してあるほか、ボランティア植栽のための手順などが詳細に紹介されています。 また、Greenstreetプログラム(Adopt-a-Greenstreet)では、NYCに存在する数1000ものコンクリートで覆われた未利用の空き地を緑化して公園緑地に変えるキャンペーンを実施しています。 こちらも丁寧に(笑)、寄付やボランティアワークの解説が載っています。 ■関連サイト Adopt-a-Greenstreet: http://www.nycgovparks.org/sub_your_park/support/greenstreet.html MillionTreesNYC: http://www.milliontreesnyc.org/html/home/home.shtml

生物多様性保全のための壁面・屋上緑化/英国

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”Living walls and green roofs pave way for biodiversity in new building” 英国のグリーンビルディング協議会が屋上緑化や壁面緑化により、野生生物が都市に戻ってきた事例を報告しています。       文中では、高層ビルにハヤブサが営巣した事例や照明に配慮した橋の下がアブラコウモリの棲かとなっている事例の他、アマツバメや蜂の生息事例が紹介されています。     英国では 2016 年を目処に新築住宅のゼロカーボンを目指すなど建設業界の姿勢が変化しているそうで、今まで負の影響を与えていた生物多様性に関しても貢献できる可能性があると指摘しています。       "If done well, new developments can actually create habitats in which wild species thrive, and which we can all enjoy. Green roofs, living walls, and good old-fashioned parks and green spaces in our built environment can make us all feel happier and healthier, and give something back to nature."     とのことです。 屋上緑化も断熱効果だけではなく、このような視点からのアプローチが重要ですね。   ■関連サイト 記事: http://www.guardian.co.uk/environment/2009/mar/30/green-building-biodiversity Katrin Scholz-Barthのプレゼンテーション: http://www.scholz-barth.com/presentations/BuildingM.mov 別件ですが昨日の新聞に記事が掲載されました。↓ http://www.business-i.jp/print/article/200904150008a.nwc